
十年ひと昔と言うなら、
この話は、
ふた昔も前の話や。
昔も今もツキの無いモーさんは、
珍しく運のいいことに、
とある大学の法学部に、
入部出来た。
が、
ウォークマンで邦楽に夢中になり過ぎて、
法学部の講義室への方角を誤り、
講義初日にも関わらず、
遅刻して講義室に入った。
そして、
いかめつい顔の教授に、
お詫びした。
教授はモーさんじろじろ見ながら、
「お前がホウカ?」と問うた。
モーさんは「そうです」と答えると、
教授は驚いて、
「警察を呼べ!ラグビー部の部室に放火したのはコイツや!!」と叫んだ。
モーさんは、
驚天動地におののいた😱
すると教授は、
「法学の最初の心得。見かけの判断に惑わされるな」と言った。
そして、
「遅刻したそちに聞く。そちはソチでオリンピック決まったの知っとるか?」
モーさんはこの問いに、
慌てふためいていると、
教授は、
「法学第二の心得。既成事実を即断せよ」と答えた。
そして、
講義が始まった。
教授は自らを甲と称し、
受講生を乙と呼んだ。
そして、
抑揚の無い棒読み解説の経文講義に、
モーさんは頭痛を起こす。
そんなモーさんに、
「乙は民放と民法の区別つけれるか?」と問うた。
モーさんは、
「馬鹿にしないでください」と言った。
教授は驚いて、
「乙とどっこい‼️(おっとどっこい🤔❓)」と叫び、
「乙よ。甲は講義しているのだよ。乙の態度に抗議する!!」とガナった。
モーさんは、
「公儀に反します」と抗議した。
教授は、
「乙の言われる公儀とは、広義上、如何なる法に基づくものか?」
モーさん、
完璧に訳がわからなくなり、
「私には法は理解できません」と言った。
教授は、
「ほう。すると乙は、方向の誤りを訴えるのか?ならば甲に謝りなされよ乙」と言い返す。
モーさんの頭痛は最高潮に痛み、
そのまま講義室を出て行った。
当然ながら、
法学とは相会わない事実を受け止め、
退学した。
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