
ある初冬の日。
温帯低気圧が発生して、
風雨吹き荒ぶ悪天候となった。
そんな中、
部屋にこもっていた牧カオリは、
天気が荒れていなかったら、
買い物に行こうとしてたので、
悔しい時を過ごしていた。
けど、
ふと、
牧カオリは思った。
「ナニも天気が大荒れだからじっとしてるとか誰も決めたことではない。私は子供時代、悪天候でも転校したのだから」
と。
更に牧カオリは心に、
「みんなが人生はナニかに背を押されていると錯覚している。私は自分の背が押されているという実感がない。私が私を推すのが私の人生。だから、ナニものからも背を押されることなく、私は堂々と買い物に行く」と呟き、
傘🌂を持って外に出た。
外は風雨で大荒れやった。
牧カオリは気にすることなく、
傘☂️を広げて外に出た。
同時に、
背後から凄まじい強風に吹かれたので、
傘☂️を持ったまま、
牧カオリは強引に前方に走らされてしまった。
そしてすぐ近くの土手まで走らされてしまって、
そのまま牧カオリは、
川に落下した。
後で牧カオリは述懐する。
「やはり人はナニかに背を押されて生きているのか🤔❓」
そして、
「あの私を押した強風に私は恐怖した」、と。