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ケイシロウとトークアバウト

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水に流すとき

2023-12-07 21:47:00 | 日記




モーさんが足を骨折したとき、
上から目線どころか、
天上目線の偉そうな若い医者から、
ただの捻挫と誤診された。
凄まじい痛みから、
現在の整形外科クリニックに行く。

今、
モーさんが通ってる整形外科クリニックの医者は、
高齢の男性やけど、
物凄く腕がいい。
少々ボケが入ってるところもあるけど、
誤診が無い。
この医者へのモーさんの信頼度は100%に5%足らないものやった。高評価なんやけど------。

モーさんは、
必死でリハビリして、
徐々に回復した。
が、
あの天上目線の前の医者が許せない!
それで、
訴訟をする為に金を貯めてるので粗食していた。
けど、
今の医者は、
常に、
モーさんに、
「もう流してしまいなさい。過去を悔いても仕方ないことやから」と諭す。
モーさんは一瞬考え込むが、
やはり許せない!
理由は、
天上目線で横着さ極まりないその医者は、
誤診したことがわかった時点で、
モーさんに、
「君の体は現代人というよりは、ネアンデルタール人に近い」と言ったからやった。
詫びのひとつも言うべきところを、
体つきが原始人やと言われたモーさんの心は、
地獄のかまど状態やった。
けど、
それでも、
今の高齢の医者は、
「流しましょう」と繰り返し、
モーさんは、
「流してください」と言おうとして、
心変わりするんやった。
そして、
この医者との同じやり取りが繰り返されることになる。

そんなある日のこと。
モーさんがトイレに向かうと、
ちょうど、
個室から、
かかりつけの高齢の医者が出てきたので、
モーさんは軽く会釈して、
その個室に入ったが、
すぐに出てきた。
そして医者に、
「流してください」と言ったので、
かかりつけの高齢の医者は喜んで、
「君は偉いね!すぐに君が前に診ていただいた医者に連絡するからね」と言った。
けど、
モーさんはきっぱりと、
「いいえ、先生。トイレを流してください」と言った。