ケイシロウとトークアバウト

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イノシシ狩りの夜に

2023-04-18 20:47:00 | 日記




タバタというジジイが脳梗塞で倒れた。
年寄り仲間が、
「タバタちゃん!タバタちゃん!」と心配して声掛けしても、
タバタは昏睡していた。

タバタには、
ある過去があった。
それは、
若い時に、
田舎の青年団に属して、
イノシシ🐗狩りを趣味にしていたこと。
そして、
他の青年団仲間と、
狩りを競うほどまでに夢中やったこと。

ある日、
山の主と称される大イノシシ🐗が目撃されたことから、
青年団は、
山に、
大イノシシ捕縛の夢をもって、
大勢が狩りへと出かけた。
が、
タバタは、
大イノシシ🐗が現れそうなところに一人で行き、
あんじょう、
自分に突進してきた大イノシシ🐗に、
鉄砲の玉を打ち込んだ!

倒れてけいれんしている大イノシシ🐗のところに来たタバタは、
大イノシシ🐗を縛りあげようとした。
すると、
大イノシシ🐗が、
「おぼえてやがれよ!」と言って、
息を引き取った。

タバタにガク(愕)😱が入った❗️
大イノシシ🐗が日本語しゃべったのか😬❓
たまたまそう聞こえたのか🤔❓
そんな疑問がタバタの脳裏を駆け巡り、
タバタはイノシシ🐗狩りをやめた。
が、
この出来事は、
タバタの永遠不滅のトラウマとなった。

こうして長い時を生きたタバタは、
生活習慣の悪さ故に、
脳梗塞を患った。
タバタの娘は、
町内会長で見た目がゴリラ🦍なウータンに、
治療費が高いから、
父の香典の前借りを要求した。

さて、
ウータンは困った😧
香典の前借りとか、
聞いたことが無かったからや。
それで前町内会長の乱心梅之介に相談したら、
せせら笑い対応をされたので、
この話は無かったことにしてもらった。

というより、
あり得なかった。
やって、
タバタは、
回復したんやさかい。

タバタは、
昏睡してた時、
恐ろしい悪夢に苦しめられていた。
それは、
イノシシの群れが直立走行しながらタバタを追いかけ、
「仕舞えるぞ❗️あんじょう❗️仕舞えるぞ❗️あんじょう❗️」と叫びまくっていたからやと言う。
(タバタが脳梗塞を患う前日にGEOから「ロード・オブ・ザ・リング」のDVDを借りていた事実があるが、タバタの見た悪夢との因果関係がハッキシしないから、まぁこんなもん程度扱いとする)

タバタはウータンに、
「イノシシ🐗への殺生のしすぎや。生活苦も脳梗塞も娘のイノシシ🐗顔もワシの殺生のしすぎや」と言った。
この言葉を聞いた娘はタバタに、
「殺すぞ❗️おんどれ🤬」と超ギレした。