とある日。
丸めろ(安食堂の名)で働く洋子のところに、
ダチのフジミヤが来た。
コーヒーカップに入れられた味噌汁すすりながら、
フジミヤは洋子に、
ボックス席で、
不自然に黒いパラソルかざし、
フジミヤたちに背を向けている、
黒いワンピースを着た者を気にしながら、
「あの人は----?」と尋ねた。
丸めろの洋子は、
小声で、
ある出来事を話した。
😱----キクオという、
ホラーオタクの高校生がいた。
ホラーオタクのくせに、
イライジャ・ウッド主演の「マニアック」を映画館で見て、
気絶した。
そんなキクオには、
怖がりで泣き虫の小学生の妹がいた。
キクオの生き甲斐は、
妹にドッキリさせて、
泣かせることやった。
ある夜。
知人のルートから手に入れた豚マスクをかぶって、
家の外から妹を呼んだ。
妹が「なあに?」と言って出てくると、
そこには、
豚マスクをかぶったキクオが立っていた。
妹は絶叫して、
「オタスケ!!オタスケ!!オタスケ!!」と泣きわめいて、
家の中に逃げ帰った。
妹は自室の部屋のベッドで泣き震えていた。
ここでやめておけばよかったキクオは図に乗って、
豚マスクかぶったまま、
妹の部屋の天井裏に忍びこんだ。
そして、
板を少し剥がして、
豚🐷の鳴き真似をした。
妹の視線が、
ズレた板から覗く豚マスクを捉えた。
妹は絶叫して、
ベッド横にある小卓にあった和ばさみ✂️持って、
「オタスケ!!オタスケ!!オタスケ!!」と叫んで、
ベッド上でジャンプした❗️
マットレスので力が大きく、
妹の体を押し上げた。
そして、
飛んだ結末は、
和ばさみが、
板を挟んで天井裏にあるであろう、
キクオの股間に-----😱
丸めろの洋子の話しが終わると同時に、
パラソルがたたまれ、
厚化粧したキクオが振り返った。
フジミヤは目を逸らし、
妹へのドッキリの代償としての、
飛んだ結末に戦慄した🙀‼️