えつこのマンマダイアリー

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第5章 放射線治療 16.

2007年07月10日 | 乳がん闘病記
16.
 それから、一番大事なことを調べなければ…これから放射線治療に通うことになるかもしれない、T南部地域病院のことだ。
 実は、この病院について印象を悪くしたのは、“玉川温泉おばさん”の一件だけではなかった。何年も前、当時の職場にうるさいほど出入りしていた保険会社の女性の足が、ある時期ぱったりと途絶え、しばらくぶりに現れたかと思いきや、「私、大病したんです…」と長い打ち明け話が始まった。なんでも、肝臓を患い、入院した病院でちっとも改善しないばかりか逆に悪化、投薬ばかりが増え、最後に医師に匙を投げられたときは、12種類もの薬を服用していたとのこと。「この病院にいたら、私は殺される」と、無理やり退院したという話だった。西洋医学の治療に行き詰まった彼女を最後に救ったのはキチンキトサン*だった、という話も忘れがたかった。
 その病院というのが、T南部地域病院だったのだ。1度ならず2度までも印象の悪い実話を聞いてしまうと、いくら客観的に判断しようにも、先入観につきまとわれてしまう。

 とにかくHPを見てみようと思った。(財)東京都保健医療公社となっているのが目を引く。「東京都が建設し、東京都と東京都医師会が共同出資して設立した、財団法人東京都保健医療公社が運営する公設民営方式の病院」とある。平成5年設立なので、近年増えてきたPFI(Private Finance Initiative)事業のはしりだったと言えようか。
 近隣5市の中核病院として地域医療の連携をとっており、また救急医療とがん医療を重点医療としているのが特徴らしい。「どの科にもがん医療に対応できる医師がいる。放射線治療部門では、原体照射法を主にした放射線治療及び温熱療法を実施している」と特筆されている点は、私にとっては安心材料だ。立派な運営理念や「患者権利憲章」までもが掲げられ、何やら鳴り物入りという印象でもある。
 放射線科には画像診断医2名、放射線治療医2名、放射線技師13名がいる。部長のM医師は「日本放射線学会」の専門医であることがわかり、これにもほっとする。「診断装置はいずれも最新の自慢できるものが配備されている」と強調され、「放射線治療部門はとりわけ充実した機器が整備されており、リニアック装置、放射線治療計画専用CT装置がフル回転で稼動している」とある。

 う~~ぬ、これを見る限りは良さそうだけれど…。

 * http://www.jscc.jp/chitin/chitin_chitosan.html

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