岩田拓郎のほっとTIME

俳句、白血病闘病記、地域活動、趣味の世界、
地域の話題などを綴ります。

17年12月議会一般質問

2005-12-10 12:01:22 | 安来市議会
12月議会が始まりました。
12月6日一般質問を行いました。
又、8日には市民福祉委員会が開かれ、太陽デイサービスの視察を行いました。指定管理者の指定に関しての視察でした。フラットの床にしてヒノキの個人浴槽を入れたことや、酸性の霧を撒いて除菌や、消臭を行っていることなど、様々な改善が行われていることを確認しました。訪問入浴の利用が少なく、コストも掛かりすぎて対策の検討をしているとの事でした。又、イエローバスの乗り入れについて要望がありました。次に、上ノ台にある産業廃棄物処理場の視察を行いました。個人の経営である為、外部から視察しました。

午後は、委員会審議を行い付託議案の全てを全会一致で可決すべきものとしました。第一病院増設に関わる助成の陳情については継続審査としました。

一般質問の内容は次のとおりです。
この度の選挙で再度議席を得ました岩田拓郎であります。通告していました、国勢調査、市立病院に関連した2件につきまして一般質問いたします。
昨日から寒波が襲来して雪化粧となりました。三日月公園の狂い咲きの桜もびっくり、この時期には雪に対する心構えや備えが充分でなく、交通事故など多発する傾向にありますが、お互い十分気をつけるよう心がけたいものであります。
まず始めに、この度、5年に一度の国勢調査が行われ、その速報値が発表されました。
それによりますと、島根県の人口は前回比1万9330人(2・5%)減の74万2173人で、「戦後初めて75万人を割り込むなど、少子高齢化や過疎化による人口減少傾向に歯止めがかかっていない」となっています。
 増加したのは東出雲町(15・6%)、斐川町(2・3%)、知夫村(1・0%)の3町村だけ。東出雲町は、新興住宅建設で松江市などからの転居者が増えるベッドタウン化の効果が大きい。知夫村は5年間で50人を受け入れたIターン政策が奏功した。といわれています。
 一方、人口減の中でも世帯数は3256世帯(1・3%)増えて26万786世帯となった。1940年調査以降一貫して増え続け、核家族化が一層際立っている。とされています。
 県の政策企画局では「2・5%という減少率は全国的にも高い。人口減があまりに急激だと大きな影響が出る。子育て支援や雇用増などの対策を取っていきたい」としています。
 我が安来市では人口が1421人(3.14%)減と県平均より大きく減少しています。地域的に見ても中山間地域の状況は深刻でありますし、町部といえどもドーナッツ現象は顕著であるとおもわれます。その影響は集落機能の維持や税収減など地域にとっても、行政にとっても大きな打撃を与えています。
そこで
1.国勢調査速報値(人口、安来市1421人3.14%減)を受けて  
ア、 安来市は県平均より大きく減少したがどのように受け止めているか。
イ、 その原因についてどのように考えられるか。
ウ、 今後どのような対策を考えているか。
エ、 今後の目標値はどのように考えているか。
について伺いたいと思います。
次に、冒頭申し上げました寒さについてもう少し述べさせていただきます。
寒さは私たちの身体にとって大きなストレスとなり、まず循環器系に影響を与えます。寒さに対して体温を上げなければならないので、心臓にかかる負担が他の季節より大きくなります。急性の心臓発作を起こしやすいのもこの頃です。
また、寒さから身体を防御するために毛細血管が収縮し、そのため血圧が上昇します。結果として脳卒中の発生率も高くなり、11月半ばから4月の半ばに集中して起こりやすくなっています。
冬場は暖房のために乾燥しやすくなっていますが、この乾燥が鼻、喉、気管、目など、普段体液で潤っていなければならない粘膜組織の抵抗力を弱めてしまいます。インフルエンザが流行するのはこれからの時期であります。
そして近年タイやベトナム、中国など東南アジアを中心に感染が拡大している鳥インフルエンザ。某中央新聞によりますと感染力が強い H 5 N 1 型は欧州へも拡大し、本来はないとされる ヒトへの感染例も増えており、危機感が広がっています。研究者の間では鳥インフルエンザウイルスが変異し、ヒトからヒトへの感染力を持つ新型インフルエンザが出現するのも時間の問題とする見方があります。
未知なる感染症が広がった場合、世界規模で多数の死者が出る可能性があります。
ワクチンは新型が発生してから後で無いと作れませんし、製造には少なくとも3ヶ月は掛かると言われています。そこで唯一有効な治療薬が、病気の重症化を防ぐ効果がある抗ウイルス薬  「タミフル」であります。政府は備蓄等行動計画を立てましたがゆめゆめ油断無きようお願いしたいと思うものであります。
こうした事態になった時に、何をとっても一番先にすがりつく先は病院であります。
住民の要望、不安の第一はこのような、急病や事故にあって大怪我をした時の対応についてであります。「病気や怪我をした時には病院があるから安心だ」と市民は思っているのであります。又思えるような病院であってほしいと思っています。
そこで、市立病院について伺いたいと思います。
少子高齢化や食生活、生活習慣、社会環境などの変化に伴い地域医療の核としての市立病院の役割は益々重要となってきています。出来る事ならお世話にならないで済むほうが良いことではありますが、私たちは生身の人間ですからいつ病気や怪我でお世話になるかもしれません。
現実には多くの市民がお世話になっていますし、無くてはならない存在であります。
住民の生命と健康を守り、医療の充実と進歩に貢献する病院が求められている所以であります。
市立病院は地域医療の中核として草創期から広瀬病院の時代そして現在までその付託に応えて来ました。
しかし、医療、病院を取り巻く現状は 医療制度改革や、健康保険法改正などを契機に経営収支に大きな影響が出ています。さらに、国立大学の独立医療法人化に関連して医師の派遣が困難になるなど、病院にとって受難の時代が続いているのであります。
経営戦略からいっても病院も患者の満足・医療サービスを競争する時代となっているのでありますが。そこで一番重要になってくるのが優秀な医療スタッフの確保だと思うのであります。
一般外来や、救急外来、入院患者に対する体制とともに、健康診断(各種検診・脳ドック)・健康教室(糖尿病教室・両親教室・育児教室・介護リハビリ教室)や保健予防(予防接種・新生児宅訪問指導)、介護保険サービス事業(療養型病床群・ケアプランの作成・訪問看護・訪問リハビリテーション・通所リハビリテーション・グループホーム・認知症通所介護、ひだまり)など大変多くの地域医療・保健予防活動を行っていただいていますが、これらに対して十全なサービスを提供体制構築が喫緊の課題だと思うものであります。
そこで
2.市立病院について
ア、 市立病院としての経営方針・目標と現状について。
イ、 医師数、看護師数など医療スタッフ、病院運営サポートスタッフは病院の規模や機能に対して充足しているか。
ウ、 この度臨床研修指定病院として指定を受けられたが医師確保についてどのように取り組んでいくのか。
エ、現在オーダリングシステムが導入されているが、今後電子カルテ導入についてどのように取り組んで行くのか。    
を伺い私の一般質問と致します。

再質問
人口減について
5年間で1,421人人口が減ったことによる影響はどんなものがあるのか。
税収がどの程度下がるのか。
定住を促進する社会インフラ整備について
道路アクセス
ショッピング
保育園、幼稚園、小、中、高等学校
その内容
団塊の世代を受け入れると言う視点
団塊の世代の能力を活かす視点
大学卒業後の地元就職、定着
病院について
患者の立場、命の大切さ
こうしたことを医療の根幹に据えなければならないことだと思います。
自治体病院であるが故の役割と責務もあると思います。
インフォームドコンセント  「納得診療」十分な説明を受けた上での同意
セカンドオピニオン        「主治医以外の医師の意見」
等患者の権利に関する事項が 近年言われるようになって来ました。
全てを、命さえも、委ねるしかない状況に立ち会うのが、そして左右する立場にあるのが医師であります。それがゆえに最近「医療ミスの報道」、「医療訴訟の報道」が増加しているのも事実であります。こうした点も含めた危機管理体制についてどうあるべきか。
健全経営について、自治体病院としての公共性、経済性に対する配慮はどのようになされているか。
税金投入に対する市民へ理解はどのように求めていくのか。
医療と経営、病院の質、透明性、効率についてどのように実現していくのか。
等々様々点につきましては改めまして質問したいと思いますのでその節にはよろしくお願い致します。


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