岩田拓郎のほっとTIME

俳句、白血病闘病記、地域活動、趣味の世界、
地域の話題などを綴ります。

全員協議会

2010-01-20 23:52:34 | 安来市議会
この全員協議会は昨年の12月議会の市長発言
「凍結してきた切川移転建設計画を白紙にして、現在地建て替えの方針」を受けて、新政クラブより質問書が提出され、今回その答弁書ができたそうです。その説明を求める為議会より市長に呼びかけて今回の全員協議会の開催となったようです。
冒頭市長より発言がありました。
・地元協議に向け庁舎に変わる地区計画を検討したが消防庁舎や、市民会館などでも4haもの計画は困難。
・そこで、地区計画廃止について議会に理解をいただきたい。
・厳しい財政状況の中、ブロードバンド、消防庁舎、給食センターなどの検討も必要であり、財政の検地からも見直したい。
・当初計画では55億円であったが、現在地建て替えなら35億円と約20億円も少なく、更に少なくすることも可能。
一方、議会側からは会派順に質問がなされました。
・地元地権者の理解を得る努力がなされてきたか。まず、地元理解を得られるのが筋ではないか。
・切川バイパスも関連が深いがどのようになっているか。認識が楽観的ではないか。
・現在地建設をするには切川の地区計画廃止が前提、絶対要件ではないか。議会に一定の方向を出してほしいということだが、まずそこが一番ではないか。
・地権者、県、JRとの交渉はどうなっているか。
・そもそも庁舎建設の必要性についてどのように考えているか。
・白紙、大幅な見直しというが議会、地権者、市民への説明に一貫性があるか。
・新年度予算を控え、本来なら市長より議会に対して具体的な提案、説明があってしかるべきではないか。
・庁舎、バイパス関係の地権者は何人か。
・地権者となぜ話をしないか。市長就任以来、庁舎建設が停滞している責任を議会に押し付けているだけではないか。
・執行部と議会の協議の機関を作るべきではないか。など様々な意見が出ました。
そうした中で市長から、
・地権者には早速打診し、明日にでも出向くようしたい。
・執行部と議会の協議をする機関を作るべくお願いしたい。
との事でした。
午後も引き続き質問が続いていましたが、所要のため帰宅しました。
◎所感
 深刻な経済状況下にあって、今後いっそう厳しくなることも想定される市の財政状況を踏まえ、もっと踏み込んだ提案がなされるのかと思っていましたが。今までの説明の域を出ていないとの印象をもちました。
 新たに設置される「特別委員会」も何をどう検討するか、具体的に示されなければ前に進みようがないのではと危惧をしました。
 もちろん合併以来検討してきた最重要課題である庁舎建設ですが、当時と置かれている状況は一変したとの認識は誰しも感じていると思います。庁舎建設の必要性はもちろん老朽化にありますが、公約したからだとか、合併特例債を充当したいかからとかでは無く、効率的な行政サービスや、総合的な発展を図るための長期展望に基づいて早急に議論を深めていただきたいものと感じました。



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