振出し 難聴、そして人工内耳へ

2007年2月17日から始めたブログ人のブログを継承しています。
gooブログは2014年11月3日よりスタート・・・

気ままに報告

2014-07-31 21:05:28 | 人工内耳・補聴器

何から書いていこうか・・・? 久し振り過ぎて書き方を忘れています。

 

 あまり関係ないことから・・・


じつは、メールアドレスに「なりすまし」が起きています。

 自分のメールアドレスを使用して自分宛に「なりすまし送信」してくる者がいて、怖いのでその都度、削除しています。

 もしかしたら皆様のところにそういった「なりすまし送信」がいっていませんか?

  読む前に削除していますので、メールの内容は知らないのですが、どうせ、くだらない内容なのだろうと想像しています。そのくだらない内容のメールが自分のメールアドレスを使用して皆様に送信しているようであれば、誤解を招くと思いますし、ご迷惑をおかけしているかもしれません。

 考えてみればメールアドレス自体は、名刺に印字していますので知り合い以外でも入手できます。悪用して「なりすませ」ば、お手上げになってしまいます。
もし、ご迷惑をおかけしているようなことがあれば、教えてください。かなりつらいですが、メールアドレスの削除・変更をしてまいります。幸い(?)、自分は人との付き合いが苦手ですのでメールをする相手もしてくる相手も少ないです(笑)。

 

 少し耳に関係している話題にシフトしていきます・・・

 7月25日に公開された「GODZILLA(ゴジラ)」、早速、27日に観てまいりました(3D字幕スーパー版)。
休眠中のmixi(そういえば、このブログもFBもTwitter・・・人付き合いも休眠中!!)の自己紹介欄に書いているのですが、映画では「ゴジラ」の第1作と「ローマの休日」が好きです。「ゴジラ」は1954年に封切され、「ローマの休日」の日本公開も1954年だそうです。
好きな映画と言っても映画館で観たわけではなく、いずれも物心ついてから「テレビの映画劇場」でたまたま観て好きになったのです(のちにDVD版を購入しました)。
時代から遅れて観た「ゴジラ」第一作は、『当時の世相を含めた深いメッセージ』を込めたもので、単なる怪獣映画(怪獣映画ファンの方、失礼します)と思って観ていた自分にとって驚きの連続でした。
もちろん、そのような好印象を持っているゴジラでしたので、米国版「GODZILLA」を観たのですが、それなりに楽しめましたが少し期待を裏切られたような気がしています(何を裏切られたのかは内緒です、ご覧になってください。)。

 何故、この映画を観たのかというと、じつは、別の理由がありました。

 理由の一つが今回の「GODZILLA」は洋画でありながら、「難聴者対象の字幕版」があることです。もちろん通常通り「吹き替え版」「字幕スーパー版」もあります。
7月27日に観たのが通常の「字幕スーパー版」、居住する地域では、「難聴者向け字幕版」を3館予定しており、早ければ8月24日に「難聴者向け字幕版」を観ようと思っています。
気になるのは、通常の「字幕スーパー版」と「難聴者向け字幕版」とどう違うのか?ということです。(渡辺謙さんは当然、英語でしゃべっていますので字幕スーパーで出てきます。なお、吹き替え版では渡辺謙さん自身が吹き替えています。)
映画では富士山を背景にした架空都市、ジャンジラ市にある原子力発電所が重要な舞台になっており、怪獣復活に伴う振動により炉心が異常をきたし職員が逃げ惑う場面があります。当然、日本人が勤務しており逃げ惑う際に日本語を発しているそうです。「字幕スーパー版」では字幕にならず無視されていますが、これは日本語だったからなのか?主要な登場人物でないために無視されたのか?このあたり「難聴者向け字幕版」ではどのように処理されるのか興味があります。
早ければ8月24日としたのは、8月23日(土)近畿大学医学部耳鼻咽喉科主催の「大阪人工内耳フォーラム2014」がスイスホテル南海大阪で15時から開催される予定でそれに参加するためです。
「大阪人工内耳フォーラム」はここ数年、参加していますが、医療関係者・言語聴覚士関係者・学校関係者・人工内耳装用者などが参加し、いつもかなり刺激を受けて帰ります。


ふたつめの理由ですが、新しいスピーチプロセッサプログラムで映画をどれだけ聞き込められるのかを試してみたかったからです。
どのメーカーの人工内耳スピーチプロセッサも、バージョンアップが行われていますから、装用者は買い替えると、色々な場面を利用して今まで使用していたスピーチプロセッサと聴こえの違い(音色も含め)を試していると思います。
自分はコクレア社の人工内耳を装用しています。
コクレア社では4月からN6スピーチプロセッサが新規装用者に使用されています。また既存の(N24インプラント以降が対象)装用者に対しては、6月から販売が開始されました。自分も7月17日にN6スピーチプロセッサの音入れをしたところです。

 今回のN6の大きな特徴は、今までの5倍の処理能力を持つマイクロチップを活用し、スマートサウンド・アイキュウ(SmartSound iQ)という入力音声前処理システムを採用したことです。これは、例えて言えば、昔のパソコンが同時に違うウインドウで処理が出来なかったことが、現在は同時進行でウインドウを切り替えて(重ねて)作業できるようになったことと同じようなものだと理解しています。
このシステムを活用したプログラムが「SCAN(シーン識別プログラム)」と呼称するプログラムになります。SCANアイコン表示に設定すると「話し声(雑音下)」「話し声」「雑音」「風」「静寂下」「音楽」の6つのアイコンが場面によって表示されてきます。SCANプログラムによって自動認識していきますので、場面ごとに手動で切り替える必要がなくなりました。(※場面認識まで10秒~20秒程度必要になりますが、この切り替えに違和感はなかったです。)
また、新たにSNR-NRという機能が加わったこと(N5の場合の音声雑音抑制機能は、自動感度調整/ADRO/Whisperでしたが、N6の場合はこれらにSNR-NRという機能が加わっておりエンジン・空調装置・換気扇などが発する雑音を減らし、話し声を明瞭にするとされています。)です。
このため、N6のSCANプログラムに設定しますと、室内外が思った以上に静かな感じがします。一瞬、健聴であった頃の感じ方のような気がしました。
7月17日にN6の音入れをし、SCANの他にカスタムプログラム(手動切替)として3つ入れましたが、ほとんどカスタムプログラムへ切り替えしないで過ごすことができました。(※N5のスマートサウンド設定:環境プラス機能設定等に関連することは別の機会にN6のプログラム比較の中で書いていきたいと思います。)
したがって、N6から人工内耳を装用した方は、SCANに頼ってしまいカスタムプログラムをSTさんと一緒に作り上げていくことの必要性を忘れてしまうのではないかと思います。
自分の場合は、N5では、スマートサウンドの①Everyday環境 ②Noise環境 ③Focus環境 ④Music環境 を場面に応じて使い分けていました。(明らかに聴取に違いがあります。)ただ、環境プログラム切り替え時に音の空白がわずかに生じてしまい、話が進んでしまうのが難点でした。

 さて、映画の話しに戻りますが、直近で観た映画は、いずれも日本映画で6月初旬に「青天の霹靂」、7月初旬に「春を背負って」でした。難聴者向け字幕付映画でしたが、ありがたいことに人工内耳で台詞が良く聴こえていました。
したがって、今回の「GODZILLA」は洋画とはいえ、どこまで背景音も含め音を新しい人工内耳スピーチプロセッサで認識できるのか確認したかったのです。
なお、今回はSCANプログラムでボリウムも感度も普段使用しているままの状態で試してみました。
まず、上映ではお決まりの「マナー案内」等の画面ではSCANアイコンは「話し声(雑音下)」が表示され、エンディングロールでは「音楽」に切り替わっていました。残念なことに光が漏れてしまうので上映中はこのアイコンの変化を確認できませんでした。
全体的に音が絞られているような感じで英語の台詞に切れがなかったのですが、ゴジラの雄叫びも認識できましたので、単に字幕に頼ってしまい英会話をあまり気にせずに見たためだろうと思いました。
しかし、同行してもらった人工内耳装用者から、雀路羅(じゃらじら)市にある原子力発電所の逃げ惑う場面で数少ない日本人が日本語で「逃げろ」というような言葉が聞き取れ字幕になっていないと指摘を受けたとき、これを聞き取れなかった自分がもしSCANではなくカスタムプログラムに入れたEveryday相当もしくはNoise相当の手動切替プログラムを使用していた場合、同じように聞き取れていたのではないかとの思いを持ちました。
つまり、職場や学校のような場所では、SCANプログラムに頼ってしまうのではなく、それに適したカスタムプログラムをSTさんと一緒に作り上げ使用した方が良いのではないかと感じたのです。
8月24日に再度、観に行く予定の「GODZILLA」、難聴者対象字幕に注目すると同時に、今度はSCANではなくカスタムプログラムで聴こえの違いを確認したいという課題が残りました。


なお、音色的にはN5とN6は変わりないように思います。

 自分は3Gスピーチプロセッサからスタートし、フリーダム、N5、N6と買い替えてきました。
一番、音色で衝撃を受けたのは3Gからフリーダムに切り替えたときです。
3Gで口語会話を取戻し喜び、それ以上のことを人工内耳に求めるのは欲張りだと心を宥めていたのですが、フリーダムは明らかに3Gより音が豊かでした。
当初、適応するまで混乱しましたが、少しながらかつて聞いていたメロディー、例えば井上揚水やビートルズの一部の楽曲を聴けるようになりました。
感音難聴が悪化し音楽が聴けなくなった時期に頭の中で響いていたイーグルスのホテル・カリフォルニアの長いイントロが蘇ってきたときは、言い知れぬ感動を覚えたことを記憶しています。

 

 全く関係ない話しを、今日の最後に書きます。

 ブログを運営するOCN「ブログ人」のサービスが11月30日を持って終了するとの通知がありました、継続するのであれば8月中旬頃、gooブログの案内をしてくるそうです。自分としては、皆様からのコメントも含め、記録として残しておきたいと考えています。
8月中旬頃のOCNからの案内を確認できましたら、改めて、皆様にご報告いたします。

 また、ブログを昨年9月を最後に放置していたことについてお詫び申し上げます。

 私の耳の病気は「両側蝸牛耳硬化症」です。
つまり、人工内耳のインプラントを受け入れるスペースの問題を抱えており、両側人工内耳装用を強く希望しておりましたが、蝸牛耳硬化症が進みスペースが小さくなっているとの診断があり、諦めました。
両側にして聞こえの向上を図ることは希望としてありますが、私としては、聴こえ方がどういう状態であっても両側で聞くということが自然なことなのではないかという思いが大きいです。
そういった意味では、今後は両側装用者が主体的に新しい情報を発信してほしいと願っております。
したがって、自分から発信する情報や思いは既に期限切れになっているのではないかと勝手に悩んでいた次第です。

 本日、ブログを発信したのは、OCNブログサービスのこともありましたが、やっと、吹っ切れ、自分のペースで気ままに書いていこうかなと思いに至ったからです。

 それでも宜しければ、今後とも宜しくお付き合いください。

 

コメント (6)
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