振出し 難聴、そして人工内耳へ

2007年2月17日から始めたブログ人のブログを継承しています。
gooブログは2014年11月3日よりスタート・・・

不完全のススメ

2007-08-26 22:27:26 | 社会

もう少しで、断りなしで自分以外の人の体験談を、このブログに載せるところでした。

地域の難聴者の集まりでお聞きした、難聴者が抱える仕事場や家庭生活、ご近所でのコミュニケーションでの不安や不満、断絶意識等についての発言をそのまま書くということをしようとしましたが、取りやめます。

 取り方によっては、無責任な捉え方(一方的な捉え方)になってしまっているかもしれません。これらの体験や感じ方は、タクの言葉としてこのブログであらためて載せることにします。タク自身で消化した言葉であれば、これは、まったく個人的なものであり、つねづねこのブログで言っているように、個々の考え方や捉え方は違っていて当然なことなのであり、他人の発言(公にしていない発言)をタクの色をつけてこの場で載せることは、チョット違うなと思い取りやめます。

 とはいっても、心の不調を抱えている方はタクを含め、たくさんいます。

 タクは耳が不調になって、それまでの生き方の反省を込め「頑張りすぎない」ことを心がけていますが、それによって「不完全燃焼状態」を生じさせており、会社では「寝たふり状態」になっています。これはこれで心にとって不健全な状態であると言えます。

平成17年度で265万人の方が何らかの精神疾患で受診していると言われています。

 国民の2%の方が受診していることになり、

50人に1人という割合になります。「うつ病」にかかっている方は92万人くらいと言われています。また、年間3万人もの人が自殺しています。(交通事故死の4倍くらい)

 

 こういったことから、政府は平成19年6月8日に「自殺総合対策大綱」を策定しています。(大綱というのは、拘束力のある方針です。有名な逸話に「骨太の方針」というものがありますが、もとは「大綱」としていたものを経済政策のみならず予算にも拘束力が出るということで、宮沢氏等の意見も聞き「骨太の方針」としたという経緯があり、政府与党が続く限り「大綱」には拘束力があるものとタクは理解しています。)

 続いて、8月4日に内閣府が「こころの健康(自殺対策)に関する世論調査」を公表しました。この内容については内閣府のホームページをご覧ください。この内容について引用した場合届け出ることになっているのでここでは紹介しませんが、日本人の自殺に関する意識がWHOなどで研究し常識とされている捉え方とは違うことを知ることができます。

 この調査は、昨年6月に公布され、10月に施行した「自殺対策基本法」後、初めてのものだったようです。

 また、今年、8月6日に厚生労働省は、「平成19年度地域自殺対策推進事業の実施について」公表しており、北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・群馬県・千葉県・神奈川県・新潟県・富山県・静岡県・三重県・広島県・愛媛県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・沖縄県・横浜市という20県1市を指定し、次のことを行うこととしています。

1.地域における自殺の実情を調査・分析し、その実情に対応する自殺対策を実施する。

2.自殺予防総合センターと連携して、有効な自殺対策を地域の特性に応じて一般化(例:うつ病の羅漢率が高い地域においては、○○という手法が効果的等)し、各自治体あて情報提供を行う。等

つまり、これら指定された自治体にどういった特徴があり、どういった方法が、効果的なのか検証し、先進的な取り組みをしていこうというものです。

聴覚障害者とりわけ中途難聴者や中途失聴者の心の負担は、大きいと言われています。いままで、コミュニケートできたものを失うことから起こる様々なことが(家庭・仕事・交友関係・・・・人生プラン等の見直し)、社会から隔離を、社会そのものから、そして自分自身が行うというようなことが、自分自身の生きる価値を見失うこととなります。

こういったことも、検証していってほしいと願っています。

 日本経済新聞のBiz-Plusというコラムの中で、遥洋子さんが、「“うつになる男性”と“仕事をやめる女性”は、実は一本の線で繋がっている。」と興味深い内容の話しを書いています。

 日経の取り上げ方ですので、仕事人のことですが・・・。

 「乗った馬から降りるな」という言葉を、女性登用を推進する立場からの言葉とし、総合職で出世コースを選んだら、何があってもそこから降りるな。ということだと紹介しています。

 女性が思わず降りたくなるきつい坂道は。結婚・出産・育児・介護など・・・・。女性は馬から降りるのではなく、揺さぶられて馬から落ちるとしている。残業と保育園の迎えの時間が揺さぶりをかける。朝の会議と予期せぬ子どもの発熱が揺さぶる。

 育児放棄ではなく、共働きならベビーシッターを雇うなど、揺さぶりを緩和する方法があるが、男性のみならず女性自身の中にそういう解決方法を阻止しているものがあるのも浮かび上がります。(完全な母親という概念・完全な仕事人としての概念・・・とタクは解釈しました。)

 結果として「不完全を許す」自分を作らないと、その選択が生涯つきまとうと書いています。

 ついで、男性でうつになった者が、「俺もヤワになったな・・・」と言い、男性自身が病気になったことや、その解決法が仕事からの撤退ということであり、自分が男として惨めで情けないと感じていることを書いています。

 つまり、それは、男性は病気になるまで馬から降りなかったということのあらわれだと分析しています。

 「こんな上司の下でやってられない」「病気になったのだから仕事をやめたっていいよな」という、不完全さを許す環境にないということが「俺もヤワになったな・・・」という言葉に繋がるとしています。

 「父であること」「男であること」を背負い「不完全な自分」を許せないということ。

 不完全であることを怖れ、うつ病になるまで馬に乗り続けた男性と、また、不完全であることを許せず馬から降りた女性。

 役割という概念でなく、男として不完全でいい、女として不完全でいい、という許せることができるかどうか・・・・。

 「不完全のススメ」を大勢の働く頑張り屋さんに届けたい。と書いている。(転用・引用が多くなりましたことをお詫びします。)

 中途難聴や中途失聴者の場合も、これとは違いますが「不完全なススメ」それを許す自分が必要なのかもしれません。(タクはなかなかそこまでいかなく、落ち込んだりしていますが・・・・。)

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 こういったことを書きながら、自分がブログを作ろうとした意味も考えていました。もちろん人工内耳のこともありますが、中途で難聴になった自分・失聴した自分が悩んだことを伝え、自分一人ではないということも伝えたかったこともあったのだと認識しました。

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 最近、タクがムッとしたことは、ボランティアの運営説明会で、これから行おうとしていることへの説明ではなく、「ボランティアとはなんだと思いますか?」などの質問をし、心構えについて解説しているつもりらしい人の話しでした。押し付けがましく感じましたので、少しやる気を失いました。(いい加減にしてくれという気持ちかな)

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 このように、捉える方によっては違っていて当然だと思いますので、タクのブログで言っていることも、タクの思いとは別であっても構いません。

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 道路交通法改正については、このブログで幾度か取り上げましたが、平成19614日可決成立し、620日に公布、919日施行です。但し、聴覚障害者に関する利用と自転車利用対策は公布から1年以内、高齢者に対する認知検査導入は2年以内に施行予定になっています。聴覚障害者の基準やマークについては気になるところですが、タクが知る限りでは明らかではありません、情報がありましたら教えてください。

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自分に腹立ちながら

2007-08-19 22:26:33 | 聴こえ

難聴や失聴になった原因(誘因?)は人それぞれです。

難聴の程度も人によって違い、聴こえる音も違います。高い音が聴き取りやすい人、低い音が聞き取りやすい人・・・・違います。タクは残念ながら女性の声が聴き取りづらい傾向があり、きれいな女性の声質がかすれた音声に聴こえるように思います。(残念!)

補聴器を使わなくとも、少し、ゆっくりはっきり話しをすればOKな方もいますし、耳硬化症のように一定の音域のみが欠落してしまう傾向がある場合もあります。(ある一定の音が欠落するということは、辛いと思います。話している側からみれば、他の言葉は聴こえているのに、どうして一部だけ聴こえないのか、もしかしたら真剣に聞いていないのではないかとか思うかもしれません。聴いている本人は、もっと焦っています。複数で会話をしている場合、他の人の表情に合わせて頷いたりしているのではないかと思いますし、それが精神的な苦痛になっていると思うのです。)

補聴器はテレビのボリュームとは違います。

大きな音や、音の発生箇所が複数の場合、補聴器や人工内耳は、音を圧縮してしまいかえって聞きづらくなることがあります。

特に補聴器の場合は、鼓膜を通して聴神経に音の振動を伝えているので、耳の神経を守るため、大音響は抑えて伝える方法をとっています。

また、伝音性難聴は、聴神経が壊れていないので、音量を調節すれば比較的音声を掴みやすいのですが、感音性難聴の場合は聴神経が壊れていますので、音が歪んで聴こえています。したがって、補聴器もそれに合うように調整していますが、よほど、調整がうまくいってなければ、以前聴こえていた音とは違うものとなりますし、その時の体調、天候によっても音がずれてしまいます。

だから、音量をいくら大きくしても、音は聞こえたとしても、うまく掴むことができずにそれが何を示しているのかわからないことがあります。

さらに、補聴器や人工内耳でだけでは聞き取りができない場合、読話(話し言葉の口形を読む)を交えることで会話が成立しているケースもあります。

また、室内での会話ができたとしても、多人数の方との会話が成立しない場合もあります。

ロケーションにより、言葉が聞き取れないこともありますし、スピーカーからの音声(歌を含め)は、いくらボリュームを上げても聞き取りにくいものです。

たばこ好きな人からの依頼で、「たまごを買ってきてくれ」と言われ、先入観から「たばこ」を買ってきてしまうとか・・・・T A M A G O =T A B A K O

比較的よく聴こえる母音で今までの経験に基づいて言葉を解釈してしまうとか、そうでなくとも、一部不明な会話であっても、状況から判断してしまい、それが違っている場合があり、ぎくしゃくしてしまう場合があります。

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 「聞こえなかったら、聞いてね」と言われても、何が本当の言葉として喋っていたのかが判別できないことがあり、聴き返しが難しい場合もありますし、喋っている方もどこまで聞こえているのだろうかと疑心暗鬼の状態になることもあります。

 何度も聞き返す内に、喋る方も、問いただす方も、嫌になってしまうこともあるでしょう。最悪は、「もういい!!・・・」のひとことで会話が断絶することです。

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 補聴器も人工内耳も精密機器ですから、水に弱いのです。ノートPCに誤ってカップコーヒーをこぼしてしまい、修理に出したことがある方もいると思いますが、補聴器も人工内耳もこのPCと同じで水分に弱いのです。ですから、夏の暑い時期には、汗対策に補聴器や人工内耳を外していることも多いわけですので、聞こえているつもりで話しかけても反応がないということもあるわけです。

 タクの場合も、人工内耳を外せば、隣で叫ぼうが笑おうが泣こうが分かりません。泥棒が背後にいても、気配を感じなければ、分からない状態です。

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 困った事に・・・・・・聴覚障害者の中には、

 「買い物をしたいとか、会話をしたいとか、一人で旅行したいとか、役所や銀行で手続きしたいとか・・・自分のことを知ってもらいたいとか・・・」というようなことを思って外に出て、自分の限界を経験すると、今度は外界と遮断して閉じこもってしまう場合があります。(タクもその傾向がありました。)

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 そんなことを考えているときに、たまたま、地域の難聴者の集まりで「ストレス、うつに負けないで!」というテーマで市の方が説明するという勉強会の企画があり、あまり積極的ではない(行動の伴っていない)タクですが、参加しました。

 もっとも、せっかく市の職員さんが話に来るということですので、この際、「閉じこもりの聴覚障害者」への対処や、災害時に把握できていない「聴覚障害者」への対応はどうするのかとか、「うつ」とは少し方向が違うことをお聞きしておこうかなという下心もありました。

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 ここでの、話しの一部とその後の話しを次回、書くことにします。(書かれたらまずいことがあれば削除しますので、教えて下さいね・・・)

 また、内閣府と厚生労働省が示し合わせたように84日・86日に公表した「自殺」に対する調査と対策についても簡単にふれたいと思っています。

 ◆

 ◆

 前置きが長くなりました。次回まで持ち越しします。

最後に、難聴者は、どんな表情をしていても、しっかり聴こうとアンテナを張っています。聴こえない部分は相手の口形を見て、あるいは、話しの流れで言っている言葉を想像しながら、そして、聴こえない自分に対し腹立ちながら聴いています。だから、人と接する機会の多い難聴者は、疲れます。(違うかな?少なくともタクはそうです。)

 自分が喋れる分、真剣に聞こうとしています。だって、相手の話しがわからなければ自分も喋れないことを充分認識しているからです。

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 このことと、タクが手話を身につけようとすることとは違います。

 手話を身につけようと考えたのは、仲間の言葉かなと思ったからです。

現実には、手話はひとつではなく、これはこれで難しいことがあることを、聾者の先生と健聴者の先生の話しなどを聞きながら判断する部分もありました。

 コミュニケーション手段の一つとしての手話の捉え方と、文化としての捉え方の違いなのかもしれません。だから、聾者の手話は美しい。タクにはとても、とても、難しい。

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ふたつの物語

2007-08-16 00:19:08 | 聴こえ

『しゃべれども しゃべれども』(佐藤多佳子さん)をプロだなぁと妙に納得しながら読んだあと、何を読もうか迷いました。

 『しゃべれども しゃべれども』は、自分の思いがなかなか伝わらない(真意が)言葉のもどかしさや性格的なものを通して、それぞれが抱えている爆弾(問題)の解決への模索と、気になってしょうがないものが目の前にあるのに拘らず、それが本心なのかどうか納得できる答えをうまく捉えられないことへのもがきを描いています。素直にしゃべれない言葉のキャッチボールが、恋愛を交えて、物語となっており、なかなかの秀作で充分タクの心を満たしてくれました。(映画は、見逃しましたので、配役を勝手に変え読みました・・・。)

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 満腹になったあと、さて、この次に読む本はどれにしようかと考えました・・・・。少し迷いましたが、聞こえていても、うまくしゃべれない物語のあとは、「聴こえない」ので相手と会話ができないもどかしさを取り上げた小説はないのかと思い、見つけてきたのが『レインツリーの国』(有川浩さん)と『約束』という短編集の中の小説『天国のベル』(石田衣良さん)のふたつの物語でした。

 ほぼ、同時に読み出し、スッと読み切りました。どちらも読後感の良い作品で、興味がありましたら読んでみてください。

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 『天国のベル』の方が、研ぎ澄まされたナイフを突き付けられたように、フゥーとため息がつくことができ、物語としてはできすぎかなと思いましたが好みです。

 ただ、『レインツリーの国』は是非、テレビドラマ化か映画化して欲しいと願うことのできる内容でしたのでこれからを期待しています。

あとで知ったことでしたが、すでにラジオドラマとして69日に放送済みということで、聴くことができなかったことを悔やみました。(どこまで聴けたかというかと問い詰めますと・・・・自信はないのですが・・・。)

 仮に、テレビドラマや映画にした場合は、完全字幕付きにすることで価値が付く物語だと思いました。

 このことが、『レインツリーの国』に期待することです。

 十年間、ある物語の結末について語ることができなかったことを、インターネットを通じ語り始めることから、物語はスタートします。

 メールでのやりとりで、どうしても実際に会ってみたいという願望が強くなっていく過程は、ある面ストーリーの行方を読むことができましたが、主人公の一人、「伸行」のタフさと行動には正直、タクにはできないことなので引いてしまう部分がありました。もうひとりの主人公「ひとみ」(たしか26歳)は高校1年生の時、転落事故で両耳に障害を持つ感音性難聴者です。

『レインツリーの国』という「ひとみ」が作るブログがこの物語に起点となることには多いに納得することができました。

 出会ってからの、戸惑いを「中途失聴者」が持つ拒絶と拒絶に至るまでの経験も主人公の「ひとみ」を通して丁寧に書かれており、難聴・中途失聴者・聾・聾唖についての区分も整理されています。

その部分を「伸行」と「ひとみ」が実際に会うことにより、お互いに考え、受け入れるまでのストーリーです。

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 徐々に悪化していき中途失聴者となったタクとしては、この部分が、まだ甘いとか、「ひとみ」の障害はどのあたりのレベルなのだろうかという、心の横槍はありましたが、恋愛物語としては、まぁ良しとするしかないな・・・・と思いました。欲を言えば要約筆記の場面があれば、手話だけでないコミュニケーション手段だと世間にもっと認知されるのに、おしいという、中途失聴者としての思い残りました。

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もっと欲を言えば、なかなか、これまで手話を使わない聴覚障害者の物語が話題にならないので、これが字幕付きでテレビ化、映画化されると世間の皆さまに、聴覚障害者も難聴者もいれば中途失聴者もいるし、聾者もいることを少しは具体的に示すことができるのにという思いがしました。

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こんな中途失聴者の小さな願いはともかく、清らかな恋愛ストーリーを好む方には、最適な物語でした。(申し訳ございません。タクは不純なものを背負いこんでいるのでひねくれています。)

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きれいごとを言えば(美化して記憶することが人間の特徴らしいので全てが真実ではないと思いますが・・・。)、タクも大昔、物語を書いていまして、ガリ刷とかワープロでまとめたものを、本屋さんとか喫茶店に置いてもらったことがあります。その中には感想を送ってくれる方も幾人かいて、一部の方の中に実際に会いたいという手紙をいただくこともありましたが、イメージを壊してはまずいし、恥ずかしいので会うことはしませんでした。

KAMIさんは身近にいましたので、拒否することもできずに直接感想文を貰うことができ、それがきっかけで話しができる間柄になったことも事実です。(美化した記憶かも・・・・ちなみにKAMIさんからは、わたしの青春を返せ!という無理な注文を受けています。)

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もうひとつの物語、『天国のベル』は、ストーリーが大事な物語なので、細かくは書けません。ただ、冒頭から導火線があり、それが最後の結末に繋がることは伝えておきます。

全体的には、この作者は健全な心の持ち主だなぁという思いがしましたが、短い物語では仕方のないこととも思います。

両耳、突発性難聴と最初に診断をうけた少年が、身体表現性障害(ストレスが引き落とし拒否してしまう)の心因性難聴とし治療を受け始め、心因性失声の少女と出会うというところが最大のポイントです。

タクは確かに心因性難聴というものの原因が突発性難聴や特発性難聴にもある現象かなとも思いました。

聴くことを身体が拒否する・・・・そういう部分はあるなぁということです。聞きたくないことや、起こってほしくないできごとは、確かにあります。

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どちらの物語も、耳に興味のある方にはお勧めです。

機会がありましたら読んでみてください。

  

『レインツリーの国』有川 浩(女性)さん  新潮社  1200円(税別)

『約束』      石田 衣良 さん    角川文庫  476円(税別)

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紹介の紹介・・・

2007-08-11 14:35:17 | 一服

だれにも気になるブログがあると思います。タクにとって気になるブログのひとつに“風の中で想うこと”というネロリさんのブログがあります。

http://plaza.rakuten.co.jp/orangefrower/

 このブログを気にしている理由は、タクのことをよく知っている方なら理解できると思います。

 謎めいた書き方は、ここまでとして・・・・・ネロリさんが見つけてきたブログを、あえて、転載したいと思います。(無断で拝借します。申し訳ございません。)

 涙もろくなったタクですので、このブログの映像を観ている姿は見せるわけにはまいりません。(笑)

 スウーっと息を吸い込み、ウーンと唸りながら、紹介された映像に見入ってしまいました。

 受け取り方は、人それぞれです。

 時間がありましたら、観てください。

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 ”風の中で想うこと“で紹介された

行政書士 福田昌樹さんのブログ・・・FLASH映像

本当にあった本当の話

ばあちゃんと過ごした日

「ありがとう」って言いそびれた奴っている?


ゆきだるまの良いお話

みんなで歩いていこう

 タクは、明日、墓掃除です。きっと、暑くて蝉もうんざりするほど鳴いているでしょう。

お墓には、1か月から2か月に1回程度行っています。タク家のお墓は少し変わっていまして、スズランの花がいくつか彫られています。台座にも墓石にも・・・・。正面からは、タク家の名前は見ることはできません。「慈」と彫られているだけです。

 庭いじりが好きであった父の病室に、家で咲いていたスズランを持って行ったことを思い出します。(とうとう、家には帰れませんでした。)

 お墓は高台にあって、川と山と町を見ることができる見晴らしの良い所に位置しています。

 木々がありますので、気持ち良いのですが、枝葉がお墓に舞って掃除をするのは一苦労です。

 ですが、意外とこのお墓掃除がタクは好きです。気が落ち着きます。

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 ちょっと、今日の、タクのブログは一服です。・・・・・・・。

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障害者雇用研究会報告について

2007-08-09 00:09:54 | 社会

茨城労働局と茨城県が実施した調査によれば、障害者の雇用促進のための職場実習の受け入れ企業(56人以上の労働者を雇用している茨城県に本社を置く企業を対象にした調査)はわずか16.7%で、受け入れ希望なしが66.5%、検討するが22.9%という結果であり、障害者の受け入れに消極的な企業の実態が浮き彫りされました。

一方、愛知労働局が平成1861日現在の障害者の雇用状況をまとめたリフレットによれば、全国の障害者の状況は、18歳以上の身体障害者(在宅)3245千人に対し常用雇用者数は369千人であり、知的障害者(18歳以上)342千人に対し、常用雇用者数は114千人です。さらに精神障害者は2239千人に対し、雇用者数は13千人となっています。

 聴覚・言語障害者に限ってみると346千人に対し、59千人が常用雇用されている統計になっています。

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 ◇

 87日、厚生労働省が『障害者雇用促進のための3つの研究会、報告書まとまる(障害者雇用対策の充実強化に向けて)』を報道発表しました。

 キーワードは、以前このブログで取り上げた「0.5」です。

 研究会は次の3つに分かれ報告書をまとめています。

(1)多様な雇用形態等に対応する障害者の雇用の促進に関する研究会

(2)中小企業における障害者の雇用の促進に関する研究会

(3)福祉、教育等との連携による障害者の就労支援の推進に関する研究会

これらの研究会でまとめた報告書を踏まえ、平成20年度概算要求に反映させると同時に、障害者雇用促進法の改正に向け、労働政策審議会障害者雇用分科会において検討していく予定としています。

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(1)については、次の2つの事柄を上げています。

1.雇用保険被保険者数の推移を見ると10年間で5.9%増加し、3,525

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