振出し 難聴、そして人工内耳へ

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音楽を聴きに行きました

2016-06-10 21:51:19 | 聴こえ

やっと、・・・ウォークマンに記録させた曲をM-リンク(汎用型磁気誘導コイル)を利用して人工内耳で聴きながら、ブログ記事を書き始めている。

書き始めるまでが時間がかかるのはいつものことで、我ながら嫌になります。

 

聴いている曲は、北澤茂良先生(静岡大学情報学部名誉教授)からいただいたCDを録音したものです。

ゴールデンウイークに合わせるように郵送されてきたCDは、先生からの宿題でした。

ただ、連休中、カメラを片手に歩き回っていたので、回答を提出できたのが5月15日、遅くなってしまいました。

北澤先生は「人工内耳装用者のための音楽」・・・音階の在り方を研究されており、今回の宿題もその研究の延長線上にあるものでした。

回答が研究に少しでも役立つことがあれば、人工内耳装用者で音楽を聴くのが苦手な方に音楽の扉を開くことができるかもしれません。

宿題は、唱歌「茶摘」12パターンと「みかんの花咲く丘」8パターン(歌い方・音の高さ・リズム・編曲・・・)の歌唱の印象やピアノの印象を表記していくものです。

少しずつ違いがあるものの同じ曲を聞き分けしていくことは、疲れるものです。

回答を終えた今は、気楽に聴くことができ、聴き終えると何故か人工内耳での聴こえが明瞭になるような気分になります。

 

少し話がずれますが、日本語字幕付き映画「64前編」を観てきました。

話の展開に圧倒され、俳優の存在感を感じる映画でした。

圧倒されながら前編のエンディングを迎え、主題歌が流れてきました。

自分のメロディ解釈が正しいかどうか自信がないまま、それでも違和感なく聴いていたのですが、途中で一点だけ確実に自分の解釈が間違っていることに気付きました。

それは、この曲を歌っているのは女性だと思っていたことでした。

エンディングロールに出てきたのは、当然、小田和正さんです。つまり、音色解釈が違っていたのです。

初めて聴く曲で、だれが歌っているのかわからないままイメージしたため一致しなかったのだと思います。再度、小田和正さんだと知って聴いたときは、また違う音色解釈になるのかもしれないと思いながら、エンディングロールが過ぎていきました。

その点、先日観た日本語字幕付き映画「殿、利息でござる!」のエンディングに流れた主題歌は、名曲「上を向いて歩こう」をアレンジしたもので、決して健聴の頃ほど明瞭な聴こえ方ではないのですが、RCサクセションの歌声としてイメージでき、映画の内容とリンクし妙にホッとした気分で聴いておりました。

これは、坂本九さんの「上を向いて歩こう」の歌声が脳内の聞こえの引き出しにイメージとして残って整理されていて、他の方の歌声との違いを比較できる状態にあったからなのかもしれません。

ただ、自分の場合は日本語字幕がついていなければ、おそらく「せりふ」も「歌」も理解できていない部分が多々あるような気がします。

つまり、俳優の声と字幕を同時認識することで、聴けたような気になっているのではないかと思うことがあります。

 

前置きが長くなりました・・・

 

じつは、今年の3月に、北澤先生とは思わぬところで2回ほど出会うことがありました。

1回目が3月20日に岡山オルガホールで開催された「かたつむりコンサートin岡山」(主催者は、洗足学園音楽大学附属音楽感受研究所と神田E・N・T医院)会場でした。

2回目は1週間後の3月27日に東京藝術大学音楽学部第6ホールで開催された「音をさわろう コンサート&ワークショップ」(主催者は、東京藝術大学COI「障がいと表現研究」グループと洗足学園音楽大学附属音楽感受研究所)会場でした。

 

本日は、北澤先生と久方ぶりでお会いすることができた音楽会で感じたことなどを紹介していきたいと思います。

 

岡山の音楽会では、演奏の他に新倉敷耳鼻咽喉科クリニックの福島邦博先生、神田E・N・T医院の神田幸彦先生の講演がありました。

この内容については、あとでご紹介します。

 

ふたつの音楽会で大きな衝撃を受けたのは、人工内耳装用者自身による演奏を聴けたことでした。

普天間健さん(岡山会場・東京会場)、吉本信行さん(岡山会場)、塚田哲夫さん(東京会場)等の演奏は、とても心地よく、人工内耳装用児に夢を与えたのではないかとさえ思えました。

特に素晴らしかったのは、岡山で実現した「スペイン」という曲をベースにした普天間さんのマリンバ、吉本さんのベースそして音楽感受合奏団の松本先生のドラムという3人のセッションでした。

人工内耳の聴こえでジョイントは難しいと思うのですが、吉本さんの場合は音楽感受合奏団のベーシストにタイミングを確認しているように見えました。たぶん、これはプロとして音楽を壊さないという強い意志が働いたのだろうと思います。それぞれが競い合いそして融合されており、とても素敵な演奏でした。

 

コンサートのコーディネーター役は、いずれも音楽感受合奏団(代表:松本祐二先生)でした。

音楽感受合奏団は2001年より聴覚のバリアフリーを目指して活動を続けていますが、私自身はこれまで3回(愛知県刈谷市・洗足学園音楽大学ホール)ほど演奏を聴いています。

一番最初が刈谷でした。

トーンチャイム等の楽器を人工内耳装用児に直に触れさせ、音と振動を体全体で感じることのできる参加型の音楽会というスタイルがとても新鮮でした。また、歌唱の仕方も、音の高低を手全体で表現しながらのもので分かりやすいものでした。

直近では、洗足学園音楽大学ホールでの演奏です。

特に記憶に残っているのは、「かぜのでんわ」という物語です。物語といっても、映像と朗読に加え歌と擬音演奏することで、イメージを膨らませ文章の世界から飛び出させ、深く理解できるように工夫されたものでした。

 

今回のコンサートでも同様に音楽を人工内耳での聞こえだけでなく身体全体で感じることや演奏体験をすることで音楽の楽しさを伝えようとしていました。

「WAになっておどろう」という曲構成のなかで、太鼓(トムトム)やトーンチャイムの演奏を志願した子供たち(大人も)に楽器に触れることや音を出すこと、さらには受け持ち部分の出だしと終了のタイミングを知ることの大切さやリズムを感じること、何よりも自分以外の他者に発信するという体験ができることで、音楽を身近なものとして受け取ることを指導していました。

会場内にもフイルムケースを改造した(?)シェーカーという楽器やトーンチャイムを貸出し演奏に参加することで、一人で聴く音楽とは別の楽しみ、共感していく音楽を体験できたのではないかと思います。

同じ「WAになっておどろう」でも、岡山は参加者の汗を感じるものでしたが、東京は音の振動を感じることができる演奏でした。参加者と会場の違いで音楽は変わるものだと認識しました。

「もりのおとぶくろ」という物語は、「かぜのでんわ」と同様、音楽絵本として音楽や擬音を物語の絵や字幕そして朗読と一緒に聴くことで、よりイマジネーションを膨らませ、音楽や音が自分たちの暮らしや気持ちの中にあることを教えてくれているような豊かな時間を過ごすことができました。

 

東京での音楽会の始まりは、ドビュッシーの「小舟にて」をピアノの連弾(高橋幸代さん、新井鴎子さん)でしたが、演奏者自身が出演した映像が同時に映し出され、何か立体的に音楽を楽しめました。

 

さて、岡山での音楽会では、新倉敷耳鼻咽喉科クリニックの福島邦博先生、神田E・N・T医院の神田幸彦先生の講演もありました。

要点だけ簡単に記しておきます。

ただ、記憶に残っていることをご紹介しますので、誤った解釈をしているかもしれませんので、ご勘弁ください。当日、参加された方に内容を確認されることをお勧めいたします。

 

講演順序は逆ですが。まず、神田先生のお話から書いていきます。

 

<神田先生の講演要旨>

過去には、人工内耳は言葉が分かっても、音楽はわかるようにならないと言われていた。だから、音楽レッスンをするよりも、国語を頑張った方が良いと指導していた。

しかし、実際には人工内耳でも音楽を楽しんでいる子供たちがたくさんいる。

※手術後2年たって「パンの耳」という曲を歌って楽しんでいる女児の映像を示して説明。

 

2007年にEar and Hearingの論文の紹介

①言語習得前の人工内耳装用児の場合、特に注意しないで聴いている既知の曲を再認する能力がある。

②人工内耳装用を始めた年齢、音楽聴取体験、そして語音明瞭度(言葉の聴き取り)の間の関係について検証したところ・・・人工内耳装用児は人工内耳装用成人より音楽を楽しんでいることが明らかになり、さらに音楽以外の聴覚能力(語音明瞭度等)の促進につながることが示唆された。

 

次いで、音楽を聴く脳について説明がありました。

聴覚と偏桃体とこころと海馬のネットワークにより、音楽を聴いて感動したり、感傷的になったり、音楽を聴いていた当時の思い出が蘇ったりする。

聴覚野=聴いて理解する

偏桃体=強い情動を、体験や人・物と結びつける重要な役割

海馬=記憶の保管に重要な役割

島皮質=人間としての様々な情動を感じたとき発火する

 

<福島先生の講演要旨>

「人工内耳と音楽」というテーマ、副題として「音楽として・ことばとして」でした。

 

1.人工内耳の仕組みから考える

ピアノの鍵盤が押される「場所」によって「音の高さ」が違います。

同じように、人工内耳では、蝸牛の中のどこの部位が電気刺激されるかによって「音の高さ」が違ってきます。

しかし、刺激電極の「間隔」は、ピアノの鍵盤にすると4つか5つくらいの間があるので、人工内耳で細かい旋律の聞き分けは基本的には難しい。

まず、限界を知ったうえで、出来ることを少しずつ増やしていくことが大切。

例えば、陸上競技の100メートル走の限界は9秒といわれているが、2010年に9秒6になった。100年で1秒記録が更新した。

つまり、トレーニングすることで速くなったということです。

もっと速くするには、機械を使う手段もありますし、リアルの世界でなくゲームの世界で走ることもあります。

これを、人工内耳に当てはめてみるとリハビリを懸命にすることで、音の聴き取りが向上していくということになります。

あるいは、無線機器の使用で聴き取りが良くなることや、道具を使うことでコンサートを楽しめるかもしれません。

 

2.音楽で「ことば」を学ぶ

逆さ歌・・・AKB48の「恋するフォーチュン クッキー」?の逆さ歌を流し、正解を示した後

 

「みなさんおはようございます」を反対に読むと音源的には「すまいざこうよはおんさなみ」ではない。「サミャーソゴーヤホ ゥアサニ」になる。

13拍の文字にわけて理解するのは、脳の働き(音韻認識)

「さんま」と聞いて、「さ」と「ん」と「ま」からできていると感じるのは心の(脳)のプロセスです。

 

エンコーディングとデコーディングのふたつが音韻認識に必要。(「いぬ」→/inu/ ・/inu/→「いぬ」)

<音韻に障害のあるこどもの特徴>

①「圧縮されてつながった様な形の構音

②浮動的で安定しない構音

③拗音や促音の理解が困難

④聴き取りの程度では説明できない全体的な言語発達の遅れ

こういったことに対して早めの対応が必要、そのためには、歌が役立ちます。

<音韻と童謡 事例>

むすんで ひらいて てをうって むすんで

①手を打って、体を動かして「拍」を感じる

②「音の流れ」の中で「拍」を意識する

③「文字」の意識の基礎となる

だから、本日も手を打ち、体を動かし、拍を感じてください。そういうことで、文字が意識できる。

 

音の変化からニュアンスの違いを知る。

※さくらまいちる 事例・・ケツメイシの曲 いきものがかりの曲 の違い

※文字では同じように見えるが全く違う。

※単語も音の流れによって文脈が変わってくる。

※語尾を上げるだけでも意味が変わってくる

韻律あるいはプロソディーのマスターは合唱することが良い。

 

共感性やターンテイキングを学ぶ

会話では話し手と聞き手が場面を共有しながら交互に話しながらコミュニケーションを行っています。

輪唱はターンテイキングの基礎となる働きの一ついえます。

 

音楽を楽しめば、会話のトレーニングになります。

音楽だけが世界語であり、翻訳する必要がない。そこでは魂が魂に話しかける(バッハ)

したがって、もっとも大切なことは、音楽を「心から楽しむ」ことです。

 

以上の講演のあとに岡山では音楽会が始まりました。

 

私自身は、人工内耳を装用し「会話」を取り戻していきましたが、それだけでは満足でなく「音楽」を取り戻していきたいと思いました。

何故、「音楽」を取り戻したかったのかといえば、「音楽」は常に「寄り添ってくれた仲間」だったからです。

神田先生がご指摘されたように、人工内耳を装用した当時は、メーカーもSTさんも医師も「音楽」は難しい。なぜならば、「会話」理解をするために人工内耳のコードが開発されたからだと言われておりました。

それでも、「音楽」を取り戻したく、過去、自分が素敵だなと思っていた曲をいくつか聴いていました。

ある日、アメリカンポップスのカーペンターズの歌のワンフレーズが自分のイメージ通りに聴けることに気づきました。

そのワンフレーズを手掛かりに少しずつ聴ける曲を増やしていきました。

 

 

皆様も、音楽を聴きに行きませんか?

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14 コメント

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Unknown (ぷーどる)
2016-06-12 09:40:55
タクさん、お久しぶりです。

北澤先生のCD、私も聞かせて頂きましたが
微妙な違いを聞き比べるってなかなか難しいものですね。

だんだん訳が分からなくなりながら・・・(苦笑)

タクさんがおっしゃられるように
この研究で人工内耳装用者が少しでも音楽を楽しく聴けるようになればいいですね。

私は去年からオカリナを習ってて
今、オカリナ吹くのが楽しくて仕方ありません(笑)

脳内の楽譜とその音を引き出して
楽譜見ながらだと、ちゃんとした音階で聞こえるので
演奏しながらとても癒されています。

あちこちで演奏させてもらってるんですが
(へたくそなんですが聞いてくれる人がいてありがたいです)
オカリナは
補聴器、人工内耳の方達に
割と聞きやすい楽器のようで
老人ホームでもとても喜んでいただけて
逆にこちらが元気を貰えているんですよ。

Unknown (タク)
2016-06-12 21:50:40
ぷーどるさん こんばんは

今、東京から帰ってきたところです。
昨日(6月11日)は、東京医科大学病院でACIC年次フォーラムⅨ(テーマ「日本の難聴時教育を考える」)に参加していました。
主催者の先生が「ますます、どれが正しいのかわからなくなってきた。」と言っていました。

気分一新、本日は、ひたすら下町(御茶ノ水駅~神保町駅と森下駅~門前仲町駅)を汗をかきながら歩いていました。
知らない町を歩くのは、発見もあって面白いですね。

北澤先生のCD、ウォークマンにコピーするときに「茶摘1」「茶摘2」・・・と題名を付け、聞き直したときパターンを間違えないようにしました。
でも、かなり・・・混乱しました(笑)。

オカリナいいですね。
宗次朗の演奏を聴きたくなりました。・・・試してみます。
習いたいけど、自宅での練習は、たぶん家族の同意を得ることができません(笑)。
過去のトラウマが・・・自分の鼻歌がズレていたのか不信感を持っているようです。

どこかで、プードルさんのオカリナを聴きたいですね。きっと癒されるような気がします。
Unknown (タク)
2016-06-13 00:00:19
誤 難聴時教育
正 難聴児教育

誤 宗次朗
正 宗次郎

他にも、あるかもしれません。
申し訳ございません。

歩き過ぎて、一気に日に焼けてしまいました。
Unknown (ぷーどる)
2016-06-13 09:20:51
おはようございます。

変換ミスは私もしょっちゅうです
LINEでパンパンやりとりしてると
必ずおかしな文を送ってしまっています

さてさて、
タクさんは 今も色々な勉強会に参加されてるのですね~。
その勉学心、見習わなくちゃ・・なんだけど
なかなか出来ない事ですよね。尊敬です。


>主催者の先生が「ますます、どれが正しいのかわからなくなってきた。」と言っていました。

これってやり方が多方面にわたってて一つには絞れないってことなんでしょうか?

実際 装用児がどんな風に聞こえてるのかを知るのは
健聴の大人には難しい事ですものね。
私のような装用者でも、子供の事はわからないことだらけです。
コツコツ研究して下さる方には頭が下がりますね。


「茶摘」と「みかん」

CDで何度も聞いてるうち頭から離れなくなって
今度の老人ホーム演奏会は、その2曲ともしようかなと思っています(笑)
どちらもいい曲ですね。

今度、人工内耳の成人装用者の方達の勉強会で
オカリナ演奏させて頂くことになって
人工内耳の方に聞いてもらうのはとても楽しみで
今からワクワクしています。

いつかタクさんにも聞いて頂けたら嬉しいです~~。

Unknown (タク)
2016-06-13 23:42:16
問題は・・・
変換ミスが起こることは承知しているのにかかわらず、見過ごしてしまうことが最近多くなってきたことです(冷や汗)。
たぶん、それは老眼になって小さい字を読むのが面倒になったせいなのかもしれません。
加えて、頭脳も老化現象。困ったものです。

温泉がなければスキーには行きませんと宣言し、温泉ばかり入ってスキーが上達しないという経験が活かせないまま、最近は、勉強会に参加するのに何かプラスしなければ足が向かなくなってきたようです(笑)。
例えば岡山の音楽会は、後楽園と倉敷の街の散策。東京の音楽会は東京芸大が上野でしたので、美術館廻り。今回は下町散策です。
ニンジンをぶら下げなければ走らない馬(?)のようなものです。
不純な動機が勉強会参加に隠されていますので、どうしようもないです。

さて、東京医科大学病院のフォーラムでは米国の国立ろう工科大学→Rochester工科大学のマーク・マーシャーク教授の講義がありました。
バイリンガル教育の信望者とご自身が発言していました。(※ここで言うバイリンガルとは・・人工内耳装用児に対する音声言語と手話言語の習得による学習という意味のようです。)
この先生の話を受けて、主催者側の河野教授がこれまでフォーラムで色々な立場で人工内耳装用児の学習の在り方を学んできたが明確な答えが見いだせない、「ますます、どれが正しいのかわからなくなってきた・・・」という感想が出たのだと思います。
自分は、この発言はとても「正直な且つ誠実な感想」だと思いました。
この講義に限らず、データ解析それを受けての話は、それぞれの立場による意思フィルターがあって意見を述べていくことがままありますので、そのあたりを参加者は注意して聴く必要があるなと思っています。(鵜呑みにするのではなく、反芻してから取り入れることかも・・・)
この内容は、後日、東京医科大学病院の方でネット上にアップするそうです。
機会があれば、自分なりの感想などをこのブログで掲載しても良いのかもしれません。但し、遅筆の自分に鞭を入れなければいけません。・・・よほど大きなニンジンがなければ書けないかもしれません。

ぷーどるさんのオカリナ・・・「茶摘」と「みかん」を演奏に入れるかもしれないとのこと、ますます聴きに行きたくなりました(笑)。
中華街で食べ歩きをすること、港を見るということを動機付けとして行けたら良いです。
ただ、その地域の成人装用者の勉強会の情報が入ってきませんので、無理かもしれません。
ところで、北澤先生の勉強会を開催したとき、学生さんの口笛演奏がありました。
とても、良く聞き取れて、好評だったことを思い出しました。きっとオカリナも同じように聞き取りやすいのだと思います。
ワクワクしますね。

自分は、予告したもう一つのテーマを、明日から書いていこうと思いますが、情けないことに更新できるのはいつになるのか見当が付きません。
皆さん、呆れていることでしょう!!
Unknown (Unknown)
2016-06-14 20:05:59
こんばんは。
口笛の演奏、とても聞きやすくよかったですね。
徐々に難聴、特に高音から悪くなったため口笛が聞こえなくなりずいぶん経ち、すっかり忘れていた音色に感動したのを覚えています。
帰りの密室車の中で試しに吹いたら、なんと口笛らしきものが吹けている自分にびっくりもしました。
北澤先生のCD、聞いたことがないですが市販されているのですか?
興味があります。

体重が危なくなりダイエット目的に始めたジョギングが高じて、還暦まじか無謀にもハーフマラソンに、大型バイクに乗りたくなりナナハンくらいにしておけばよいのに950cc、大きすぎました。
Unknown (タク)
2016-06-14 23:18:26
本日(6月14日)は、gooブログのメンテナンス工事がありましたが、メンテナンス終了後にアクセスが不安定な状態になり、再メンテナンスのようです。
インターネットは便利ですが、不便にもなります。
あらためて、災害時などの緊急時にネットが使用できないときの対処の仕方を考えてみる必要があるなあと感じました。

たかさん こんばんは

バイクは写真で見ただけでも迫力がありましたので、実物を見たら圧倒されるのでしょうね。
自分は高校時代に流行ったモンキー(50CC)に愛着を持ったり、スーパーカブに尊敬の念を持っていましたが、たかさんの愛車に比べたら玩具みたいですね。

あの時の口笛演奏、心に染みました。
楽器を用意しないでも誰でも持っている楽器が口笛だと・・確か言っていたような記憶があります。

ところで北澤先生のCD、市販はされていません。送られてきたCDに通し番号(?)が手書きで書かれていてNO6でした。
何人かの方に北澤先生がモニターを依頼したのだと思います。

自分のCDは、人工内耳装用者の知人に貸し出しています。戻ってきたら郵送しましょうか?

岡山の音楽会に行ったあくる日、倉敷の街を散策しました。
そのうちの一つにアイビースクエアがあり、その施設の中にオルゴール工房があったので、ついでに「ふるさと」と「カントリーロード」が入った小さなオルゴールを買ってきました。
シンプルな響きで「ふるさと」は何度聞いても何故か懐かしい感じがします。
オルゴール工房でよく聞いて購入したはずなのに、「カントリーロード」は時々、メロディーが分からなくなる時があります。微妙ですね。
Unknown (ぷーどる)
2016-06-15 10:49:21
おはようございます。

なるほど・・『ニンジン』ですか~~
折角遠方に足を延ばすのですから
演奏会以外の楽しみを追加すれば
一石何鳥にもなりますね。

いや~、なんだか楽しそうで羨ましい限りです。


アメリカの教授のお話というのは、バイリンガルを奨励するお話だったのですね。

実際 装用児教育に全く触れた事もない私には
意見の言いようもないのですが
色々な教育方でそれぞれ成功したり失敗したり
人によって違ってて
とても簡単には決められない難しい事だということですね。
研究されてる方には頭が下がります。


たかさん、お久しぶりです。
950ccに絶句しております。
素晴らしい
若いですね~~。
確か私と同い年だったと思うんですが
あまりの違いに重ねまして絶句です(笑)
私は人工内耳手術以来、めまいがあって自転車も乗れなくなってしまいました


ところで

人工内耳装用者にとって
聞きやすい音楽とは
やはり、「単音のメロディー1本」が一番だと思うんです。
後ろでドラム等バンバンされたら終わりです(苦笑)

その点、口笛、オルゴール、オカリナは
そこによく似た共通点があります。

この3つの音楽は単音1本でとてもわかりやすく楽しめますよね。


タクさん、「茶摘」「みかん」の演奏は、老人ホームでしようと思ってて
成人装用者勉強会はまだどの曲するか決まってないんです~。

この勉強会は私が手術した病院の主催する成人装用者の勉強会です。
まだはっきりした日取りもわからない状態です。


オカリナ、始めたばかりでまだまだなんですが
人工内耳の方が聞いてくれるのはホントに嬉しくて
練習にも力が入ってしまいます(笑)

タクさん、たかさんにも機会があったら
リクエストにお応えした曲を(成人装用者には知ってる曲じゃないとね)
いつか聞いて頂けたら嬉しいです~~。
Unknown (タク)
2016-06-17 22:32:42
ぷーどるさん 「K市お散歩マップ」(まっぷる)を帰りがけに本屋に立ち寄り購入しました。これで準備万端です(笑)。
ぷーどるさんが手術した病院は、名医N先生がいらっしゃる病院だと記憶しています。
N先生が講師時代に書かれた文書がいまだに京都大学のトピックスに掲載されています。「高度難聴と人工内耳」・・・本当に人工内耳がある時代で良かったと感謝しています。

たかさんはぷーどるさんと同年代ですが、なんと自分は、どうやらぷーどるさんの旦那さんと同年代らしいです。

リズム音や伴奏が邪魔して肝心の歌が上手く聴き取れなく、頭の中でメロディーを探しに迷走することがあります。
ときには、歌詞がヒントになって聴けているような気になることもあります。
ぷーどるさんのように譜面が読めるとまた違うのではないかとも思います。

ステンドグラスが素敵で、ときどき映画のロケにも使われているレンガ造りの旧裁判所が当地にあり、2月に金管楽器、3月に木管楽器を中心にした「まちかどコンサート」が開催されました。
ただ、せっかくの演奏が壁に響いてよくわからなく、理解しようと聞き耳を立てていたのですが、「サウンドオブミュージック」の曲が始まるとメロディーを突然、理解できるようになりました。

なかなか、奥が深いです。音楽を聴くことは・・・
Unknown (ぷーどる)
2016-06-20 10:36:30
おはようございます。

ぎっくり腰になって
椅子に(直角に)座るのが痛くて
お尻をずらしてだらしなく座ってなんとかパソコンしてる・・・ぷーどるです
あ~情けない。
タクさん、私ももう年ですわ。


さてさて、K市お散歩マップ、ご購入いただきありがとうございます(笑)
機会があればぜひぜひオカリナ演奏聞いて頂き、ニンジンもおいしくご賞味いただけたら嬉しいです


N先生に出会えたことは本当に有難い事でした。
お蔭で人生が変わりました。
この病気も一発で見つけて下さって感謝しかないです。


タクさんのおしゃってる音楽の聞こえ方
すごくよくわかります。


>リズム音や伴奏が邪魔して肝心の歌が上手く聴き取れなく、頭の中でメロディーを探しに迷走することがあります。
ときには、歌詞がヒントになって聴けているような気になることもあります。


まさにその通りです。

伴奏はほどほどでお願いしたいですね(苦笑)


自分が老人ホームで演奏した動画を妹が撮ってくれてスマホにたくさん入ってるんですけど
適当に再生して聞くと
何の曲だかやはりすぐわかりません。
自分で演奏したものなのに。

演奏してる時は、まるで健聴時代のようにちゃんと聞こえてるのにね(笑)

一緒に口ずさんでくれてる入居者の方達の歌声がヒントになったりして曲名がわかれば
そこからはちゃんと聞こえて来ます。

自分で吹いた曲でコレですからね、
いかに、脳の記憶が働いて聞いてくれてるか?っていうところが
よくわかりますね。

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