振出し 難聴、そして人工内耳へ

2007年2月17日から始めたブログ人のブログを継承しています。
gooブログは2014年11月3日よりスタート・・・

もろもろ・・・

2011-06-20 22:56:21 | 聴こえ

 突発性難聴の新治療として期待されている京都大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科による臨床試験・・・「生体吸収ゲルにリコビナント・ヒト・インスリン様細胞成長因子1(損傷した有毛細胞を活性化を促すタンパク質)を正円窓から内耳に染み込ませる治療と、ステロイドを内耳投与(局所)する治療との効果の違いを見るという臨床試験」20114月4日から開始されたことを当ブログでは「磁気ループ その他」(515日)の記事の中でお伝えしていますが、さらに、京都大学のHPによれば、614日から虎の門病院でも臨床試験が開始され、近日中に信州大学病院・愛媛大学病院でも開始する予定と記載されています。

 いよいよ臨床試験が本格的になってきました。

結果が公表され、将来、突発性難聴等の治療に活かされていくことを願います。

この臨床試験に自分が期待していることは、ふたつあります。

ひとつは、効果があるという結果が出て、患者側に治療の選択肢が増えるという期待です。

もうひとつは、正円窓に置かれた薬剤を含んだゲルが徐々に蝸牛まで染み込み治療していくことが確立できれば、将来もっと効果があるものが出てきた場合であっても、対応できるということにあります。

・・・・・・

 さて、話は変わりますが18日・19日と東京に行ってきました。

 19日は、初めて「はとバス」で東京観光をしました。

 18日に行われた東京医科大学病院 聴覚・人工内耳センターが主催する「ACIC年次フォーラムⅣ」が、18時終了(懇親会は不参加)でしたので、宿泊したことと、国会議事堂内を見学したかったからです。たまたま、ちょうど良いツアーが「はとバス」に用意されていましたので、参加しました。

 ただ、もう少し一人参加がいると思ったのですが、見事に自分だけで、あとは、家族連れや友達同士という複数参加でしたので、少し違和感はありました。

 国会は「衆議院」側を見学させてもらいましたが、映画「SP革命編」を観たところでしたので、そのシーンが時折思い出され、変な気分でした。

 感想としては、1度は見ておいたほうが良いと感じましたが、2度は見るまでもないというものでした。

 ツアーの最後は「東京タワー」見学でした。

東京スカイツリーが来年5月に一般公開されますので、今後「東京タワー」のツアーがどうなるのか気になるところですが、〇十年ぶりで登る展望台の風景は、高層ビル見学というおもむきに変わっていました。

 したがって、見下ろすというよりも、平行感覚でビルのある方面を確認するというような感じでした。

 自分は古い人間で、日本映画では「ゴジラ」第1作、洋画では「ローマの休日」が最高だと思っています。

この「ゴジラ」第1作の中で東京タワー展望台から実況する記者が、ゴジラの火炎により鉄塔が歪められ、落下していく場面があります。

 「ゴジラ」と「核実験」との関係、古代生物保護と現代社会を破壊していく核が変異させた生物とのギャップ・・・、まさしく現在でも通じるテーマでした。

 展望台でそんなことを考えているとクラクラしてきましたので、早々に退散しました。

・・・・・・

 18日の「ACIC年次フォーラムⅣ」については、先達である日本で4人目の人工内耳装用者(ACITA初代会長)の話など得るものもありましたが、矛盾を感じる話しもありました。

 人工内耳メーカーの社長達の話しは、少し行き詰まっているのか、目新しい話や心に感じる部分が少ないように聞いていました。

 後日、あらためて報告できたらと思います。

 更新をお待ちください。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ N5及び勉強会

2011-06-16 21:22:35 | 人工内耳・補聴器

 最近、コクレア社のNucleus5について、k-orz-mi さん、たかさんからコメントをいただいたところですが、この件について、少し自分のコメントを訂正致します。

 今まで、Nucleus5スピーチプロッサーが適応するのは、フリーダムインプラント以降なので、N24インプラントの方は対象外としてコメントしてきましたが、北米コクレア社のHPを見ますと2011年4月1日付で、N24についても、Nucleus5スピーチプロッサーにアップグレードできると掲載されています。

 また、ヨーロッパ(英国)などもアップグレードの中にN24について同様に案内されていましたことを報告致します。

 日本においては、当初からの同時認可を目指しているようです。(当初からの方針として申請認可を目指したようです。)

 噂によれば、それほど遅くない時期ではないかと言われていますので、期待したいと思います。

 2009年9月12日・2010年12月12日の2回、当ブログではNucleus5について取り上げてきましたが、ようやく決着がつくのではないかと思っています。

・・・・・・・・

 また、これとは別に当ブログで、たかさんとのコメントの遣り取りの中で出てきた勉強会については、「人工内耳友の会 東海」より、案内が会員宛に通知されましたので

文書を添付致します。

 それによれば、「非会員」でも参加可能のようですので、ご興味がありましたら、「人工内耳友の会 東海」にご連絡していただければ対応するものと思います。

 まずは、お知らせまで・・・・

     「23.pdf」をダウンロード

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GPS・・・メール119等

2011-06-06 20:10:42 | 聴こえ

マイブームは、郊外にある一万歩コース(ほとんど山道)をひたすら歩くことです。

と言っても、1週間に1度、多くて2度ですが・・・。

ただ、梅雨になりましたので、これからは、内蔵脂肪消化とストレス解消を兼ねた一万歩コースを歩くことができない日が続くと思います。

 そういったときはスポーツジムでも良いのですが、どうしても、ナルシストの筋肉に自信をお持ちの方と遭遇することが苦痛(別に筋肉に自信がある方全てがナルシストではないのですが、たまたま自分が通うスポーツジムにはいます。)なこと、サウナや風呂で話しかけられても困ってしまうことがネックです。

家の近くには公園内に、ジョギング及びウォーキングのコースがありますが、平坦で変化の乏しいコースは、あまり好みません。

ひとりで、ひたすら山道を歩くことが、とても自分には合っています。

・・・・・・

 さて、6月5日のYOMIURI ONLINE、6月6日のasahi.comに続けざまに聴覚障害者向け、携帯機能について記事が掲載されていました。

 6月5日の読売新聞の記事は「聴覚障害者119番通報OK・・携帯ネット機能で」という見出しで、携帯電話のインターネット機能を使った119番通報システム「Web119」を兵庫県尼崎市などの阪神間の5市1町で導入を始めた。という記事です。

 事前登録をしておくことが条件ですが、全地球測位システム(GPS)機能が付いた携帯電話であれば、通報場所が特定できるので「自宅」「外出先」「救急」「火事」などを選択するだけで、簡単に通報ができるシステムだとしています。

 6月6日の朝日新聞の記事は「iPhoneが道案内 聴覚障害者向けアプリ、振動も」という見出しで、聴覚障害者が安心してバスに乗れるように「iPhone」を使った支援システムが開発されたというものです。

 アプリを起動し、目的地かバス停を選ぶとGPSで所在が確認され、到着地までの時間や運賃がわかり、降りるバス停が近づくとiPhoneが振動し、バス停が表示される。行先と違うバスに乗ると警告が出る。というシステムで、広島大学の藤原教授らが、国土交通省の委託事業として昨年開発したとのことでした。

 なるほど・・・と思いながら記事を読んでしまいました。

 じつは、自分の住む町も、「メール119番」が6月1日からスタートし、事前登録制なので登録したばかりでした。

 自分の住む町の場合は、携帯アドレスとパソコンアドレスの2種類登録が可能で、利点として、外出先で救急や消防の手配をすることができるというものでした。(従来からのFAX通報もできます。)

 たまたま、参加していた勉強会で説明を受け登録(2~3日たってから地元の難聴者協会からも連絡がありました。)したところでしたので、タイミングの良い記事でした。

 考えてみればGPS機能がついた携帯が増えていますので、監視されるのは嫌ですが、通報や利用に活用されても良いなぁと感じました。

 自分の場合は、もう一つ「きずなネット防災情報」という携帯システムに登録しており、台風や大雨、地震などで防災警報が発令されると地域を特定してメールが届くようになっています。

 普段、メールしか使用していない携帯電話ですが、やはり、聴覚に障害を持つ者にとっては必需品なのだと思います。

 皆様の町ではいかがですか?

・・・・・・

 今度、郊外にある山道だらけの一万歩コースで携帯の電波が届くのか確認しておくことにします。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする