すでに、新しい年がスタートしています。そして、何にもしないうちに早くも2月になろうとしています。<o:p></o:p>
皆様はいかがお過ごしですか?<o:p></o:p>
すっかり怠け者になってしまいましたが、本日は、家の中で唯一、暖房設備の無い自分の部屋から抜け出して、近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら、ブログを更新することに致します。<o:p></o:p>
本日のテーマは、「耳の再生医療の講演で学んだこと」としたいと思っています。<o:p></o:p>
耳(内耳)の再生医療といっても、アプローチの仕方や捉え方は色々ありますので、当ブログでは、昨年、京都で行われた勉強会での講演を中心に取り上げていくことでカバーしていきたいと考えます。(直近では、1月10日付の慶応義塾大学「蝸牛有毛細胞の再生による聴力の改善にマウスで成功」・・・薬剤を使用した再生医療というタイムリーなニュースもありました。この研究は、慶応義塾大学医学部の岡野栄之教授らの研究グループとハーバード大学医学部のアルバート・エッジ准教授らの研究グループの共同研究で「LY-411575」というアルツハイマー型認知症の治療薬が有毛細胞の再生に有効というものでした。)<o:p></o:p>
今更、昨年のことを話題にするのはタイミングを失っていますが、気になっていましたので、報告することにいたします。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>■最近、気が付いたこと■<o:p></o:p>
自分の場合は、勉強会に参加して気になったことを一気に書こうとすると、かえって焦点がぼやけてしまう傾向があります。<o:p></o:p>
そういった時は、しばらくほったらかしにしておいて、それでも気になっていることを書いていった方が整理されて良いのではないかと思います。<o:p></o:p>
ただ、本日、取り上げる話は、受け取り手が抱える聴こえの状況や、聴こえない聴き取りづらいことで精神的に負担を強く感じている状況、実生活における仕事や学習、人間関係に支障をきたしている状況によっては、前向きにも後ろ向きに捉えることができる微妙なことが含まれていますので、もっと記憶が確かなうちに書いていったほうが良かったのではないかと反省しています。<o:p></o:p>
それほど、記事にするには、あまりにも時間が経ち過ぎて記憶があいまいになっている部分がありますし、記憶に残っていることが絞り込み過ぎていて解釈が偏り全体的なテーマを欠落してしまっていることがあるのではないかと思います。<o:p></o:p>
ですから、皆様は、取り上げた内容を鵜呑みにせず、疑問に思ったことについては専門家や参加された方にお尋ねにすることをお勧めいたしますし、これから書くことに責任は負いかねます。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>■最近の自分■<o:p></o:p>
昨年の10月頃から、当ブログを含め、フェースブック・ツイッター・ミクシーなどで発信しない状況、怠けた状況に陥っています。<o:p></o:p>
ただ、こういった場での発信を控えていた理由ついては、思い当ることがあります。<o:p></o:p>
それがどういったことから起きているのかについてはプライベートなことですので、内緒にします。<o:p></o:p>
この間、かなりの時間をさいて、本(主には小説)を読み続けていました。現在も読みかけの文庫本を2冊抱えています。<o:p></o:p>
したがって、耳のことについては、前々から約束していた滋賀県での人工内耳装用者の勉強会でお話しさせていただいたこと、「地域の人工内耳装用者の会」設立準備に参加していることなどで関わりましたが、あまり積極的とはいえないスタンスになっていますので、関係者の皆様にご迷惑をおかけしているのではないかと思います。<o:p></o:p>
また、知人から相談を受け、人工内耳のメリット・デメリットを説明する機会があり、その中の幾人かは手術していますし、現在も医師と前向きに向き合って相談をしている方もいます。また、残念ながら人工内耳の選択を諦めた方もいます。<o:p></o:p>
人工内耳を装用している方からは、補聴支援機器である簡易磁気ループやFMシステムの活用方法、(リ)ハビリ等ついて相談を受けることがありました。<o:p></o:p>
何らかのことで知り合い、頼っていただいた方達に適切に対応できていない自分がいますので、申し訳なく感じています。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>■今回取り上げる勉強会について■<o:p></o:p>
昨年の10月11日・12日に京都で「日本聴覚医学会総会」が開催されました。<o:p></o:p>
この総会は医療従事者の勉強会を兼ねており、課題に基づいた研究講演があります。<o:p></o:p>
今回の募集テーマの一つが「人工内耳手術前後の療育について」でした。<o:p></o:p>
この総会は会員を対象にしたものですから、人工内耳の装用者に過ぎない自分には、どのような発表があったのかは知る立場にありません。内容を知るには来年の今頃、講演論文の一部が公表されるまで待つしかなさそうです。<o:p></o:p>
ただ、同時期に、難聴者や人工内耳装用者、人工内耳装用時の親向けの勉強会が同じ京都で二つ開催されています。<o:p></o:p>
その一つが「日本聴覚医学会総会」終了後(12日午後)、同じ会場で開催された『市民公開講座「聴覚・音声障害治療のこれから」』(京都大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科主催)の市民講座でした。<o:p></o:p>
もう一つは13日(土)・14日(日)に開催した『きっともっとずっと聴こう!4「おうちでインテ』(声援隊主催)という勉強会でした。<o:p></o:p>
これらの勉強会で講演した幾人かは「日本聴覚医学会総会」に参加された先生方でしたので、課題講演テーマ「人工内耳手術前後の療育について」で話された内容そのものではありませんが、勉強会の中で医学会の雰囲気が語られたのではないかと思っています。<o:p></o:p>
とくに声援隊主催の勉強会のテーマは、「聴覚障害児教育を考える講演会とワークショップ」ということでしたので、マッチしていたのではないかと思っています。<o:p></o:p>
この内、自分が参加したのは「市民公開講座」と「きっともっとずっと聴こう!4」の第1日目でした。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>■市民公開講座より■<o:p></o:p>
例年参加している市民公開講座ですが、平日の午後ということもあり残念ながら数年前に比べると参加者が少なくなりましたし、熱気も薄らいでいるような感じがしております。<o:p></o:p>
会場にジョイントしている地下鉄通路で、メドエル社、コクレア社の担当者と相次いですれ違いましたが、いずれも翌日から始まる「きっともっとずっと聴こう4」に参加ということで慌ただしい挨拶を交わし、別れました。<o:p></o:p>
さて、市民公開講座ですが、「声の仕組み・音声障害治療」「聞こえの仕組み・人工内耳現況とこれから」という二つのテーマの2部構成で、京都大学の楯谷先生・平野先生・平海先生、そして、特別講演として神戸市立医療センター中央市民病院副院長の内藤泰先生がお話しされました。<o:p></o:p>
いずれもわかりやすい丁寧な説明で、市民に知ってもらおうという京都大学の意思が伝わってきました。ありがとうございました。<o:p></o:p>
内藤先生のお話は、人工内耳装用者との連携について触れられており、現状とこれからの課題や構想について述べていました。