振出し 難聴、そして人工内耳へ

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少しだけ、夏休み

2008-08-27 22:13:27 | 聴こえ

長い夏休みが終わろうとしています。

宿題をしていないタクにとっては、敷居の高いブログの門になります。(学生ではありませんが)

お元気ですか?

タクは、まだ色々と引きずっています。中途失聴の悔しさや寂しさや虚しさは、「色々」という言葉で表現するしかないのかもしれません。きっと、これからも引きずっていくことになるのだと思います。

「受容」ということでは、対処できない「現実」があります。

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人工内耳や補聴器の限界を感じながら、人工内耳や補聴器に感謝しています。そして、これからも音を聴くこと、言葉を聴くこと、音楽を聴くことへの追及をしていけたらと思っています。(また、良い補聴機器をひとつ見つけました。少し試してから伝えていきます。)

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昨日(826日)の日経新聞夕刊及び本日の朝日新聞に、「ES細胞」の遺伝子を自在に操作できる基本技術を埼玉大学・京都大学が開発した。という記事が出ていました。

心臓や神経の細胞を希望通り自在に構築できる可能性があるというもので、「iPS細胞」にも応用可能ということでした。

聴覚神経も形成できれば良いのになあという思いをしました。

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今年、名古屋で開催された「再生医療学会」の市民講座では、まずは脊髄損傷の分野から再生医療が始まるのではないか、自分の組織(たとえば皮膚)から培養されるiPS細胞は1年くらい形成しないと使用できないので「脊髄損傷」の場合では時間的に間に合わない、従って「再生医療のためのES細胞・iPS細胞等のバンク」を作ることが必要だとの考えをお聞きしました。

しかし、一方で聴覚神経の開発は、ずっと後なのかなという感じもした講座でした。(聴こえない耳で聞いていましたので誤解しているかも・・・・)

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これが、「ES細胞」の遺伝子を自在に操作できる基本技術を開発となると、期待できるかもしれません。

そして、もうひとつ忘れてならないのは、どうして、内耳の聴覚神経が傷んでしまったのかという謎もこの神経再生研究で明らかになるのではということです。そうすれば、神経再生の前に「治療」という分野に波及していきます。(タクの勝手な思いです)

期待したいと思います。

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さて、今、気になることがふたつあります。

ひとつは、これまでタクが4回参加した「裁判員制度」(講座2回・弁護士会説明会1回・難聴者の会講座1回)のことです。

もうひとつは、現在厚生労働省内で検討されている審議の中身です。

現在、厚生労働省の社会保障審議会や職業安定局内の研究会では、障害者に対し3つの審議をしています。

①社会保障審議会:障害者部会では「障害者自立支援法」について

②職業安定局では「障害者の一般就労を支える人材育成のあり方に関する研究会」

③「労働・雇用分野における障害者権利条約に関する研究会」

がほぼ同時進行的に話し合われています。

タクなりに、この進め方や参加者の発言や文書に対しては、意見があります。少しがっかりしている部分もあることは伝えておきたいと思います。

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このふたつのことにつきましては、整理がつきましたら、載せていきたいと思っています。

コメント
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