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TakoBonの "The Happiest Music Life with The Brothers Four"

アメリカン・モダン・フォーク・パフォーマー、ブラザース・フォアの生涯ファンを自称する、自己満足的脱線情報発信ブログ

ライブに行ったときの新型インフルエンザ対策

2009-05-19 18:47:20 | 感染予防 マイオピニオン
関西方面でずいぶん大きなイベントは中止になっているようですね。大勢が押し合いへし合いするような場面は避けるべきでしょうが、ビルボードのような大人の(語弊があったらごめんなさい、他意はありません)ライブハウスなどではぴりぴりする必要はないかと思います。
注意することは、皆、「大人の対応」をすること。ブラザース・フォアのファンは皆大人ですから、大丈夫ですね。「咳エチケット」という習慣をつけるようにしましょう。厚生労働省のホームページからの抜粋です。リンクは下に。

--------------以下抜粋部分-----------------
抜粋url:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html

(8)その他
ア「咳エチケット」の普及啓発
他の患者への感染拡大の防止のため、「咳エチケット」をキーワードとした普及啓発活動を行い、マスクの着用や人混みにおいて咳をする際の注意点について呼びかけることとします。

「咳エチケット」
○咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクをもっていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。

○鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。

○咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

※咳エチケット用のマスクは、薬局やコンビニエンスストア等で市販されている不織布(ふしょくふ)製マスクの使用が推奨されます。N95マスク等のより密閉性の高いマスクは適していません。

※一方、マスクを着用しているからといって、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけではありません。

※マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。

------抜粋部分終了--------------------------

私の言う「大人の対応」とは、上の咳エチケットと共に「どんなに彼らに会いたくても、高い熱や継続する咳があるなどの場合には参加を遠慮する。」これはアーティストに対する配慮でもあります。
咳やくしゃみ、鼻水などの弱い症状があるけどぴんぴんしている人は、まずマスクをして来る。全く健康な人がマスクをするより、わずかでも症状のある人が配慮する方が遙かに効果があります。
手洗いを怠らないこと。口や鼻に触るような行為(咳を手で押さえる、鼻をかむ、など)をしたら、すぐ消毒しましょう。アルコールラビング剤が便利で確実です。電車ではくしゃみをした後そのままその手でつり革を持つ人をよく見かけます。小学生の時、手についた書道の墨を洗わずそのままにしておいて、知らないうちに鼻の頭が黒くなっていたこと、ありませんか?ひとは知らないうちに鼻や口に触っているのです。
前にも書きましたが、咳やくしゃみでうつる危険性が高いのは1から2メートル位です。近くに咳やくしゃみをするような人がいたら、嫌な顔をせず、さりげなくマスクをしましょう。勇気があれば、「さりげなく」使い捨てマスクを差し上げるのはもっとかっこいいと思います。(余計なお世話、といわれても、当方では責任もてませんが・・・笑)

新型インフルエンザ マスク編 その2

2009-05-18 00:43:25 | 感染予防 マイオピニオン
少し不思議に思ったこと。テレビのニュースで公共交通機関でマスクをしている職員さんが多いのは大変良いことだと思います。
でも、電車の先頭に一人で乗っている運転士さん、個室で特に不特定多数の人と接触しないのなら、乗り降りするときだけでいいんじゃないですかねぇ。咳やくしゃみが出ているのなら、それはしなくてはなりませんが。それなら、運転席にラビング消毒液を置いて欲しいな。

ライブを楽しく 新型インフルエンザ対策 マスク編

2009-05-18 00:06:16 | 感染予防 マイオピニオン
とうとう日本上陸と言うことで、薬局に行ってもマスクが売り切れ、などが出てきているようです。
今回は高機能マスクは必須か、というお話です。
高機能マスクの代表格としてN95マスクというのがあります。これは非常に細かなフィルター機能のあるマスクです。結核菌などの非常に細かな(5マイクロメートルより小さな)菌が空気中に持続的に浮遊して、感染をする(空気感染と言います)病気の患者さんをケアするときに医療従事者が使用するためのものです。このマスクをただすれば防げる、というのではなく、装着も大変難しく、正確に顔に密着させて隙間無く装着しないと何の役にも立ちません。そのために、医療従事者はフィットテストという、ちゃんと装着できているかの練習までして使用するものなのです。ちなみにどのようなテストをするかというと、マスクを装着して、その上から宇宙服のヘルメットのようなカバーを頭からかぶせます。その中に微粒子の特殊な薬剤(無害、普通はサッカリンなどを使うようです)を散布し、息をしてもその味を感じないかを確認ながらトレーニングします。こんなことは一般市民はできませんし、フィットテストや訓練なしにN95の有効な装着法ができるということはなかなか難しいのではないかと思います。新型インフルエンザは既存のインフルエンザと同じ感染経路とすれば主な感染経路は飛沫感染という経路です。会話やくしゃみ、咳などで呼吸器内の水分と一緒にウイルスが飛び出すものです。この飛ぶ飛沫は結核菌などより大きく、飛ぶ距離は1から2メートルくらいといわれています。粒子が大きいので、サージカルマスクで防ぐことができます。清潔なサージカルマスクを正しく使用する方が正確に装着できないN95よりはましと言ってもいいかもしれません。N95マスクは正しく装着してしばらくすると、空気の通りもあまり良くないので、結構苦しいのですよ。そこで外しちゃったら、元も子もないですしね。
これは私見ですが、実験でマネキンの口から微粒子の粉末をくしゃみと同じ速度で吹き出して部屋の遠くまで届く、という実験を複数見ましたが、あれは、吹き出すときの湿度(呼吸器内の水分量)をちゃんと与えているのかなぁ、と少し心配になりました。ふつうなら水分がついているので、もっと早く下に落ちると思うのですが。一部はたしかに浮くかとは思います(湿度は高い方が良いのはそのせいです)が、あとは感染に必要なだけのウイルス数が空気中にどれだけ多く浮遊するのか、ということになりそうです。

新型インフルエンザ 市民のすべきこと ライブに備えて

2009-05-09 13:59:41 | 感染予防 マイオピニオン
今回は真面目な話で、一見音楽にも関係なく、なおかつ超長文です。
日本でも新型インフルエンザの感染例がでてきました。
地域的封じ込めがいかに難しいかを思い知らされますね。日本国内に広まることはある程度覚悟しなくてはならないですが、行政だけでなく、私たち市民もその拡大をできる限り小さくする対応が必要です。楽しいライブを楽しむためにも私たちのできる感染対策をご紹介します。(私は医師ではありませんが、実は仕事はこちら方面なんです)
今のところ新型インフルエンザの毒性は季節性のものと変わらないだろうとの判断ですので、必要以上に恐れる必要はありませんが、季節性インフルエンザでも多くの人が亡くなっていることを考えると、風邪と同じ、という判断はしない方がよいと思います。いずれ、遠くない将来にH5N1という本当に恐ろしい新型インフルエンザが発生することもあり得ますから、その良い予行演習だと思ってきっちり対処し、これでどのくらい押さえることができるのか、確かめておくのも良いことかもしれません。
これらのお話はブラザース・フォアのメンバーにもお伝えしておきます。仮にライブで観客全員がマスクをしていても気にしないで欲しい、むしろ、彼らに感染させないための思いやりだと理解してもらうようにしたいと思います。
なんだ、こんなこと、たいしたものじゃない、と思われるかもしれませんが、大変大事なことで、実際にはなかなかできないことです。

新型インフルエンザの家庭でできる感染対策
1. マスクをする
・人混みや公共交通機関に乗るときマスクの着用が有効です
・マスクの種類は様々ありますが、高機能(N95など)のマスクは必要ありません。サージカルマスク(不織布でできた、数ミクロンの飛沫を防御する程度のもの、もともと手術の時に使用する)で良いとされています。ガーゼのマスクや紙製のぺらぺらのものはあまり効果がありません。
・鼻と口をしっかり覆うように装着する。大きく息をしたときにマスクが膨らんだり縮んだりするくらいの密着性があることが望ましいです。最近、立体成型のマスクや鼻の部分が漏れの無いように形を整えられる鼻当て針金の入ったものなどがあり、効果的です。
・マスクは一回使用で捨てることを原則とします。一度使用したマスクの外側はウイルスで汚染されていると思ってください。外した後はすぐ手洗いをします。マスクを外すときにウイルスが手に付着する可能性があるからです。
2. 手洗いをする
 ・外出、人混みの中、公共交通機関などに乗った後などには手洗い、手指消毒をします。
 ・特に家の玄関に手指消毒液を置いて帰宅時に使用することは良いと思います。
 ・石けんによる手洗い、アルコール手指消毒液による消毒(ラビング消毒と言います)どちらでもよいです。
 ・石けんによる手洗いは液体石けんを使用し、洗った後は共用でないペーパータオルなどで水分を拭き取ります。そのペーパータオル越しに水栓を閉めます。水を出したときに水栓がすでに汚染されている可能性があるからです。
 ・石けんで手を洗う場合には液体石けんを使用し、手のひらをまんべんなくこすります。特に指先、指の間、利き手の親指の背などが洗いにくく、洗い残しがあることが知られています。そういう場所ほどはものに触れる可能性が高いので厄介です。
 ・指先は五本の指をすぼめて反対の手のひらにこすりつけるようにして洗います。親指は反対の手のひらで包み込むようにしてひねりながら洗います。
 ・ラビング消毒(手指消毒用のアルコールの液またはジェルなどを手にとり、乾燥するまで塗り広げる消毒法)する場合には専用の消毒液を使用します。通常ポンプひと押しをしっかりとり、前述の手洗いの注意点と同じように手に薬液を振り広げます。アルコールが接触する時間が消毒している時間なので、ティッシュペーパーで拭き取ったり、手を振り回して早く乾燥させると、効果が発揮できないのでしてはいけません。
 ・医療従事者は手首も洗浄、消毒することを教育され、訓練を受けていますが、これは腕時計などをしていると空気を嫌う菌が手首で繁殖していることがあり、毒性は低いのですが、抵抗力のない患者さんにうつさないようにするもので、今回のインフルエンザウイルスの対策に必要かどうかは定かではありません。ただ、きれいであるに越したことはありません。
3.咳エチケット
・最近時々聞くことがあるかもしれませんが、インフルエンザなどの呼吸器感染を予防するために推奨されている世界的な運動の一つです。概要をご紹介します。
・咳やくしゃみが出そうなときにはマスクをしましょう。
・咳・くしゃみなどをする場合にはティッシュで鼻と口を覆いましょう。
・使ったティッシュは蓋付きのゴミ箱に捨てましょう。ふたに直接触れないで開閉できるものがよいです。
・そのあとは手についたウイルスを除去するために必ず手洗い・消毒をしましょう。

なんだ、普通じゃない? と言われると思いますが、本当にこのようにできていますか?
マスクをしているのは海外でも日本人だけだ、という話もテレビで聞きますが、マスクはしている人が少ないと言っている先進国で感染が広がっていることを見ると、それをまねする必要はないし、対策は過敏にならない程度にやっておく価値はあると思います。
しかし、これだけやっても感染するときは感染しますし、拡大を完全に止めることはできません。これらの対策は感染の危険の確率を下げるため、拡大を最小限にとどめ、一人でも多くの人を救うためのものです。
さあ、楽しいライブのために、やるべきことはやって素晴らしいライブにしましょう。