TakoBonの "The Happiest Music Life with The Brothers Four"

アメリカン・モダン・フォーク・パフォーマー、ブラザース・フォアの生涯ファンを自称する、自己満足的脱線情報発信ブログ

バンジョーを替えました

2014-06-23 17:09:50 | 楽器の話
ブラザース・フォアのマーク・ピアソンさんに触発されて、パンジョーを替えました。
今まで持っていたブルーグラスバンジョー(5弦リゾネーター)は、1978年製のトーカイT-850Rとオークションで買ったブルーリッジというブランドの派手ハデきんきらきんのクリアヘッドバンジョー(造りはアリアのSB-600に酷似)でした。
Tokaiのバンジョーは1970年代当時、ギブソンのフルコピーに挑戦したもので、RB-3のスペックで作られているそうです。非常に重く、音もとても良いバンジョーでしたが、マークさんのバンジョーの音と違うのです。バンジョーはセットアップで見違えるほど音が変わると言われていますが、それにしても、です。マークさんのリゾネーターはウォルナット、私のはマホガニーです。これは違ってもしかたがない。ブルーリッジの方はシカモアなので、こちらの方が近い感じなののですが、やはりウォルナットかメイプルのリゾネーター、ネックのバンジョーが私の好きな音であるようです。
そして見つけたのがカリフォルニアにあるSaga Musical InstrumentsのGold StarバンジョーのModified Usedです。1970年代はこのバンジョーも東海楽器で作られており、行きつけの楽器屋さんでアーチトップのバンジョーを弾かせてもらい、感激した記憶があります。機種はGF-200。きれいなトラ杢のメイプルリゾネーター、ネック。弾いてみてその音のでかさと重さに圧倒。トーカイも重いと思っていましたがそれを上回る。ぱーんとはねるような音と早いレスポンス。これはゲットするしかない。
もったいないと思いながらもT-850Rを手放し、これを交換しました。家人も音の違いには一聴して解るくらいの違いでした。
さあ、これからはこれを1ステージ持っていられるだけの体力を鍛えなきゃ。
これからブリッジ、チューニングキーなどを少しずつ私流にレンジしていきたいと思います。

初めての、そして最後のD-28

2013-06-14 20:11:55 | 楽器の話

私にとってマーティンのD-28というギターは特別のもので、いつまでも買えないものでした。値段が高い、とかではなく、訳もなく、究極のギターと自分で決めてしまっているのです。だから、普通はあまりない、はじめに買ったマーティンがD-45DX(CFM)という変なやつです。
それからJ-40,J-12-40,O-18T,00-21ときてもまだD-28は買えない人でした。
でも今回、アコースティックプラザ井上楽器の井上社長さんにとてもよい一本を紹介いただき、初めての、そしておそらく最後のD-28を手に入れることにしました。60年代後期のもので、リフィニッシュされていますが、ギター弾きにとってはオリジナルコンディションより、プレイヤーズコンディションが問題。きっちり調整されて45歳とは思えない元気で美しい音で鳴ってくれます。赤みがかったブラジリアンローズウッドのサイド・バックで、音の反応スピード、少し硬質だが気品のあるとてつもない大きな音、ロングサスティーン、いつまでも弾いていたい音です。これから一生持っているよい友人みたいなつきあいをしたいです。
井上社長、ありがとうございます。これからもいろいろ教えてください。


こんなギターもがあったのですね

2011-12-24 15:25:49 | 楽器の話
このギターのピックガード、誰かのギターを彷彿とさせますね。
中学時代はクラシックギターに大きな下敷きを切って同じような形にして貼ってその気になっていたのを懐かしく思います。

http://www.j-guitar.com/product_id77292.html

私の音楽人生の最大の理解者の一人であるOtaru氏とBFFB(バンド)を組んだときに、彼がジョンさんのGreenfields Guitarと同じようにしたいとの希望で、私がアレンジしたギターを思い出します。いろいろな角度からの写真を集め、ギター全体の比率も考えて写真付きでギター工房に出し、外見からは区別がつかない程度の出来になりました。細かいところは違う(1960年代の角の取れたヘッドストックではない、トリムが本当は白黒のバームクーヘンみたいなのですが、これはヘリンボーン・・、本物はノンスキャロップのトーンバーですが、フォワード・シフテッド・スキャロップなどなど)のですが、それは早く良い音を出したいという演奏重視、と言うことで。
このギターは今はフォーエバー・フォーのLittle Johnさんに渡り、大事に使われています。ライブでもジョンさんの音そのままと言ってもよいくらいフラフォーサウンドで鳴っています。

テリー・ローバーさんのギター

2011-10-12 21:42:18 | 楽器の話

テリーさんのギターはガリアン(テリーさんはギュリアンと発音しています)で、ブラザース・フォア時代前からの愛器。
テリーさん曰く、マーチンのドレッドノートよりサウンドホールが小さいので大きな音は望めないがとても良い音がします。
私は中のブレーシング(力木)がファーンパターン(クラシックギターのように扇型に伸びている、マーチンはXブレーシングと言ってX型)のせいもあると思います。
少し弾かせていただきましたが、実に弾きやすく、高音の伸びが素晴らしい。マーチンとはまた違う質の美しい音です。
ここから導かれる素晴らしいリックは、実にメロディアスかつスムーズ、一見そんなに速いリックには聞こえないのですが、まねをしようとするととても追いつけないほどのテクニックが、その自然な演奏の中に詰め込まれでいます。
新しいCDでぜひ確かめてください。

テナーギターデビュー

2011-08-07 21:17:25 | 楽器の話
今度のライブでテナーギターデビューになります。Martin O-18T(1967)です。
手に入れたのは数年前ですが、なかなかライブデビューまでには至りませんでした。今回、The Fraternity Brothers(1960年代中心の選曲)誕生に合わせて、テナーギターを持ち出しました。サイズ、スケール、弦の数を考慮しても、6弦ギター(D-18)でこの音は出ません。不思議ですねぇ。
チューニングはディックさんに直接聞きました。前にも書いたかもしれませんが、「そう、ウクレレと一緒だよ」といって、私のテナーで「花はどこへ行ったの」を弾き、娘に弾き方を教えてくれました。ああうらやましい。私が教えて欲しかったぁ・・・ということで、6弦の高い方4弦と同じチューニングで、5フレットにカポがアンサンブル的には良い感じです。
そう、カポは昔ながらのゴムを編んだやつ。これを探すのは大変です。4弦用ですから。でも、ダンロップからバンジョー用のものが出ていて、思わず2個買いました。
ペグはやはり長年の酷使に耐え、ちょうど良いところでがたが来る、という残念さで、交換しました。GroverのオープンでバタービーンのV97Nです。復刻版と細かなピッチの違いがあったらあったら面倒くさいなと思い、このギターを買ったお茶の水のWoodmanに行き、相談しました。そうしたら、復刻版と私の持って行ったものをちゃんとノギスで計ってくださり、装着可能であることがわかりました。そのとき、ねじはオリジナルを使うことをアドバイスされました。きっとねじピッチとかが違うのかもしれません。教わったとおりに完璧に交換でき、安定したチューニングになりました。Woodmanさん、ご親切にありがとうございました。大変助かりました。