TakoBonの "The Happiest Music Life with The Brothers Four"

アメリカン・モダン・フォーク・パフォーマー、ブラザース・フォアの生涯ファンを自称する、自己満足的脱線情報発信ブログ

震災避難時のマスクの使用法 インフルエンザ対策

2011-03-20 11:06:31 | 感染予防 マイオピニオン
やはり震災時の感染は心配でテレビを見ていましたら、心配な報道がありました。
インフルエンザに感染した方が見つかったというものですが、その患者さんを別の部屋に移っていただいた様です。
ここまでは良いのですが、周りの方にマスクを配布されたという報道でした。
咳、くしゃみをしていない方にマスクを装着してもらうのは、効率がとても低く、資材が少ないのであればなおさら。咳、くしゃみをしている人にマスクをしてもらう様にして欲しいです。
インフルエンザの最も確率の高い感染経路は飛沫感染という、咳、くしゃみ、会話など、1,2mの範囲内でうつるものです。
出どころはウイルスを持っている患者さんの飛沫ですから、別の部屋に移って頂いたあと、その方の世話をする人以外の、咳、くしゃみをしていない人がマスクをしても、(悪くはないですが)もったいないとおもいます。むしろ、今後発生するかもしれない咳、くしゃみをする人のためにとっておいて欲しいと思います。
皆がマスクをすると、対面する人の表情がわかりにくくなり、ただでさえ精神的に厳しい状況にある避難生活の方々に及ぼす影響も心配です。マスクをする必要のある優先は、咳、くしゃみ、風邪症状のある方、その方々を看護する方々です。
重ね重ね書きますが、これはどなたでも、可能な限り手の衛生(流水手洗い、アルコール手指消毒剤)をしてください。難しいかもしれませんが、何もしないより、捨てられる何か(布や紙でも)で物理的に拭き取ることも良いかも知れません。
手も洗えず、おにぎりを手で食べなければならない事もあるかも知れません。手をきれいにしておく事は、今後の被災者の体調に関わる大事な事です。

地震被災時にお酒はアルコール消毒になるか

2011-03-14 23:16:15 | 感染予防 マイオピニオン
今回のお話はかなり乱暴な書き方です。乱暴と知っていながら考え方を知って頂きたくて書きます。この方法を積極的に推奨していません。最後まで正確に読んでくださいね。
医薬品は他のもので代用できるものではありません。しかし、何らかのやむを得ない事情でどうしても手に入らない場合、命の危険がある場合、と言う極限状態でのお話、とご理解ください。
よく、お酒好きの方が「胃の中をアルコール消毒だい」とかいってたくさん飲むのを見ます。昭和のギャグですが、実際にお酒は消毒になっているのでしょうか。
よく考えてみるとわかるのですが、意外と気が付かないものです。そう、お酒は微生物が造るもの・・・アルコールがあっても微生物は生きていけるのです。
ある程度ですが。少なくとも醸造酒はだめ、と言うことになります。効きそうなのは蒸留酒。それもかなり強いやつです。
エタノールだと、少なくとも50%はほしいですから、35度とか45度はほとんどだめでしょう。菌は生えないと思うので防腐くらいで、ないよりましかも、と言う程度ですね。樽詰めとラム酒は54から74.5%でこれは使えそうです。ポーランドのウォッカでスピリタスと言うのがあるそうですが、これは96%。薬品で言うところの日本薬局方エタノールと同等。かえって薄めなくてはなりません。
医薬品の日本薬局方消毒用エタノールは76.9~81.4%です。
これだと消毒に使えるお酒を探すより消毒用エタノールを調達する方が容易そうに思えます。
また微生物学的に汚染されたものの消毒はまずはその汚染をどれだけ物理的に除去できるか、も大事です。きれいな水は本当にいろいろなことに役立ちます。

避難時、緊急時のほ乳瓶の消毒 (緊急時のみの非常用)

2011-03-13 22:57:55 | 感染予防 マイオピニオン
これは地震、津波で被災された、授乳期のお子さんを持つ保護者の方で、水や消毒液が十分に手に入れることが出来ない場合にのみ使用して頂く情報です。
普段は理想的な正しい方法で消毒してください。
ほ乳瓶は加熱消毒が基本です。しかし、それも難しいかもしれません。同様の効果を得るには塩素系のほ乳瓶用消毒液での消毒です。
通常もこの方法で消毒されている方も多いと思います。これが出来ればこれで結構です。

この後の方法は通常の使用法ではありません。緊急時で他にどうしようもなく、前記のどちらも不可能で、幸いにも消毒用エタノールが手には入れば、私ならこうします。
決しておすすめではありませんし、これによって仮に体調を崩されても責任は負えません。ただ、どうしようもない方への情報になれば幸いです。

ほ乳瓶を消毒せずに雑菌が増殖し、赤ちゃんがおなかを悪くすれば、脱水が進み、もっと大変になりますので、どのようにするかは周りに医療従事者や保健士さん、薬剤師さんなどがいれば相談し、保護者の責任において決定してください。

十分に水分を取り除いたあとに、ほ乳瓶に1/10くらい「消毒用エタノール」を入れてふたをして30秒以上振ります。その後中の液を捨て、放置します。しばらくすると、消毒液は揮発して無くなります。においをかいでみて、アルコール臭がなくなるまで乾燥させてください。成分はお酒と同じですから、残留してもごく少量で、かつ希釈されますから毒性はきわめて低いですが、残っても赤ちゃんに良いことはありません。そのあとは調乳してください。アルコールが残るのを心配して不衛生な水ですすぐのはかえってよくありません。また、調乳するときは必ず清潔な手を心がけてください。乳首に直接触ってはいけません。
消毒用アルコールには上記の「消毒用エタノール」のほかに「イソプロパノール」と「消毒用変性アルコール」というものがあります。いずれも完全に揮発していれば、毒性を心配することはありませんが、可能な限り「消毒用エタノール」を使用してください。揮発はにおいを基準に判断してください。ただ、液を捨てた後などは鼻が慣れてしまっているので、気がつかないことがあります。十分に注意してください。
お大事に

津波の後の感染防止対策 環境編

2011-03-13 22:12:53 | 感染予防 マイオピニオン
津波の後、床上まで浸水した環境を消毒することは、豪雨時の浸水の対策と基本的に変わらないと考えます。
ただ、これは、感染対策上の問題だけで、実際には海水がおそってきた場合には器物への影響は水の場合とは違うと思います。
まず、水で洗い流せるものは洗い流します。物理的に除去できる汚れはできるかぎり取り除きます。
消毒薬は有機物によって抗力が下がるものが多いからです。
次に消毒を行います。使う消毒液は目的によって異なりますが、入手の容易なものとしては、ベンザルコニウム塩化物液(逆性石けん液として知られています)が最も消毒後の使用に影響が少ないと考えます。使用濃度は消毒液に書いてありますので、それをご覧になってください。散布(噴霧ではなく)が最も良いと考えますが、無ければぞうきんにたっぷり含ませれば拭いても良いです。通常の感染防止という意味(大腸菌などの不衛生で感染を起こす悪条件を回避する)では効果を期待できます。
消毒用エタノールは効果は高く、揮発後は残留しないので清浄度の高い場所に使用しても良いですが、揮発、引火性があるので火気のあるところで使ってはいけません。大量に一度に使用しないでください。また、アルコールが塗装やプラスチックをわずかながら変質させます。ただ、被災後にはそのようなことは言っていられないと思います。できれば消毒用エタノール類は手指の消毒用に残しておいて欲しいです。
その他環境に使用できそうなもので入手可能なものは、塩素系の消毒液があります。キッチン用の塩素系漂白剤も使用できますが、酸性の物質と混ざると有毒ガスが出ますので、狭い場所で密室での使用は厳禁です。そのような場所では絶対に使用しないでください。塩素系の消毒液は食器などの消毒にお使いください。

地震、津波に負けないで

2011-03-13 21:42:36 | ブラザース・フォア
ブラザース・フォアのメンバーたちから心配と見舞いの連絡が入っています。
今、連絡が取れているのはディックさん、ジョン(ペイン)さん、マイク(カークランド)さん、テリーさんです。
みなさん、とても心配されているとともに、日本人本来の強い精神力でこの状況を脱してくれることを信じていると、言われています。
この多くの人命の損失は日本の損失のみならず、家族である世界の損失であるというメッセージを頂きました。シアトルからみなさんのために祈ってくれているそうです。
ブラフォーの音楽の仲間がこの事実に対して、どのような形でも助けになることを祈っています。