日常と考えるヒント < By Taki Katayama >

< 論及、述懐、日常/旅/グルメ >

リンカーンとケネデイの奇妙な偶然、

2015-02-20 | 日常/旅/グルメ
幼い頃、テレビを見ていたら、突然、米国の大統領ケネデイが暗殺されるシーンが目に入った。今でもこの衝撃は忘れられない。ケネデイは、1961年1月20日、43歳で第35代米国大統領に就任。在任中の1963年11月22日にテキサス州ダラス市で暗殺された。1962年のキューバ危機では、「第三次世界大戦」「米ソ全面核戦争」の危機の回避とその努力が今でも称えられている。

リンカーンは、1861年3月4日、第16代アメリカ合衆国大統領に就任。1865年4月14日フォード劇場で暗殺されたが、1863年に奴隷解放宣言によって黒人奴隷を解放したことで今でも語り継がれており、賞賛されている。奇妙な英文を目にした。リンカーンとケネデイの比較である。今でも全世界の人から尊敬されている偉大な両大統領に、これ程、共通していることが起こっていたなんて不思議である。こんなことって本当にあるのだろうか、偶然か、必然かは、私には分からない。

皆さんも驚くであろう。是非、一度お読み頂きたい。




Lincoln was elected to Congress in 1846.


Kennedy was elected to Congress in 1946.

Both Presidents were particularly concerned with civil rights, and lost their children while living in the White House.

Both Presidents were shot on Friday and shot in the head.

           Now it gets really weird

Lincoln’s secretary was named Kennedy and Kennedy’s Lincoln.

Both were assassinated by Southerners, and both were succeeded Southerners named Johnson.

A. Johnson, successor of Lincoln was born in 1808.
L. Johnson, successor of Kennedy was born in 1908.

J.W. Booth, who assassinated Lincoln was born in 1839.
L.H. Oswald, who assassinated Kennedy was born in 1939.

           Now hang on to your seat.

Lincoln was shot at the theater named “Ford”, while Kennedy was shot in a car called “Lincoln” made by Ford.

Lincoln was shot in a theater and assassin hid in a warehouse.
Kennedy was shot from a warehouse and assassin hid in a theater.

           And here’s the kicker

A week before Lincoln was shot, he was in Monroe, Maryland.
A week before Kennedy was shot, he was with Marilyn Monroe.



更に、両大統領共通項をご存知の方は、お教え願いたい。

ジョン・F・ケネデイ:



■記念講演会:日時:2015年3月7日[土] 13:00~16:30
■講演会名 「― 日米の架け橋としての記録 ―」
■会場:一橋講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター内2階)

神戸大学大学院教授 蓑原 俊洋
リアリスト、米国大統領人気順位12~15位、学者の評価低い、キューバ危機対応、リーダーとしての責任と決断に優れていた、若干等身大、

慶応義塾大学教授 阿川 尚之
世代により対米意識異なるがインパクトを与えた人物、戦前:池田 隼人、戦中:林 健太郎、中曽根、占領中:三島 由紀夫、大江 健三郎、西部 進、戦後:60年安保、反米世代、

法政大学教授 河野 康子
JFKがライシャワーを駐日大使に任命、61年1月池田vsケネディ対談、62年ロバートケネディ来日、反米を見る、早稲田大学 大隈講堂で反米学生を魅了、状況をJFKに伝えた、フルショフが国連で米国の植民地支配問題を演説、JFKは、沖縄返還を認めた、軍部に大きな影響を与えた、


■JFKその生涯と遺産展:2015年3月6日(金)〜5月10日(日)
■場所: 国立公文書館、竹橋
■その他:会期中無休、入場無料
 


エイブラハム・リンカーン:
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最近 はまった落語

2015-02-15 | 日常/旅/グルメ
最近、落語にはまっている。今迄、余り興味が無かったが、ある国立大学落研OBの落語を聴きに行った折に“柳亭小燕枝”師匠の落語を聴いた。落研OBの落語もそれなりに聞けるのもあったが、プロと素人の差は歴然としており、実に上手い師匠の話に引き込まれた。その後、三遊亭昇太、その一門である昔昔亭桃太郎、二枚目三遊亭昇也の落語を聴いたが、どれも素晴らしく飽きずに笑え、落語の面白さを味わった。

連日、テレビでは、お笑い芸人とやらが、頭を叩いたり、ダジャレを言い、笑いを誘っているが、どうもこの種のお笑いは、ついて行けない。演芸場に行ってもこの種の芸人が数多く出てくる印象があり、恐らく、今迄、敬遠していた向きがある。今は、聴きたい人の出演場所を選び聴きに行っている。瀧川鯉昇、春風亭小柳枝、春風亭柳好の落語を聞きに行く予定をしており、楽しみだ。

プロと言う人のブログの中で、プロの凄さを書いたが、今回は、素人の楽しみ方についての素晴らしさに触れてみたい。実は、その落研OBの友人の誘いを受け、また、落語を聞きに出向いた。何と今度は、中野の小劇場を借り発表会をやると言う。11時開演、中入りまで7演目、その後、4時半まで7演目の長丁場で、“柳亭小燕枝”師匠の落語がどこで出てくるかは、お楽しみになっていた。(入場無料、中入りで缶コーヒー・お茶のサービス有り)



確かに、聞けるものと聞くに堪えないものと玉石混淆ではあるが、趣味の世界を超えている。柳亭小燕枝師匠の話によれば、一度、落語で人を笑わせると、何かその気持ちに酔い、病みつきになるのだと言う。恐らく何日も掛け、毎日練習し成果を披露するのであろうが、自分の可能性に掛ける気持ちは分からなくも無い。現役の国立大学の教授も関西から電車で参加、悠々自適の年金生活者も何人も発表会に臨んでいると言う。

元々、落語は、江戸時代の大衆文化として現在まで続いている話芸だが、歌舞伎、能と異なり、ひとりで何役も演じる独特で且つ高度な演芸である。演じ手の技巧と聴衆の想像力で物語の世界が広がっていく、きわめてシンプルな庶民にとっては身近な演芸だ。先ずは本題への導入部で自己紹介をしたり聴衆に語り掛ける。次に、馬鹿バカしさを主眼においた滑稽話で笑わせ、話の締めくくりに笑いをともなう落ちで締めくくる。仕草のための小道具としては、扇子、手ぬぐいが使われるケースもあるが、基本的には、語りだけで楽しませる芸である。

発表する人は、小燕枝師匠の言う自己の気持ちに酔いしれ、聞く方は、時々の笑と聞ける、聞けない落語選択の楽しみに、夫々が酔える時間を楽しめる。それは、丁度、カラオケで歌の好きな男女が集まり歌を歌うのと似ているが、伝統芸能である落語は、膨大な演目を覚え、人の笑いをどう引き出すか、間の取り方をどうするか研究しなければならない。好きでなければ出来ない。カラオケよりは、遥かに高度な趣味かも知れない。

素人芸も素人なりの楽しみ方、素晴らしさは、どこにでもある。今回の発表会では、色々良いものもあったが、私は、強いて言えば、軽快なタッチで笑いを誘う“遊んで亭悠遊”、修行中の唯一の現役大学生“南亭骨太”の落語が気に入った。これは、全くの個人的な印象ではあり、人それぞれで自分の好みは異なるであろう。また、これが素人落語の面白さであり、面白さかも知れない。高座に出れるレベルの噺家がいるかどうかは、私には分からない。(?)

酔いしれる発表者の表情・話を見聞きでき、缶コーヒーも飲め、小燕枝師匠の落語も聴ける色々な楽しみ方ができる楽しさに魅せられ、これからも素人落語をも聞き続けたい。


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湯沢パークでのスキー

2015-02-11 | 日常/旅/グルメ


何十年振りに友人四人とスキーに出かけた。元々新年会をやろうと言う話をしていたが、変わったことをやって見ようと言うことで、スキーに行くことになった。

1名が全くスキーの経験がなく、もう2名が数回経験がある程度のスキルなので、初心者でも滑れる場所、アクセスの良い場所を探した。別の仲間から湯沢パークスキー場が良いとアドバイスがあり、“あさひ館”と言う 民宿に泊まることとした。


“あさひ館”
越後湯沢駅から無料バスで約10分
関越道 越後湯沢インターから3KM、約5分
Tel: 0257-87-3205 
民宿ホームページ:http://www.asahikan-yuzawa.com/?lang=ja


いくら新年会が主な目的と言えども、スキー経験がほぼ無い連中の無謀な計画ではあったが、新しいことへのチャレンジの旅に期待が膨らんだ。新幹線・越後湯沢駅で集合し民宿に向かった。スキー場に併設するホテルと違い民宿は、ワイワイ・ガヤガヤ雑然を楽める宿泊設備であり、民宿を選んだ。”あさひ館”は、同年代の親父さん、女将さん、娘さん2人でやっている30-40人程度泊まれる規模の大きな民宿であった。

先ずは、湯沢パークスキー場を紹介しよう。

Slope Guide右側:第一、第二リフト(初心者、中級=滑降写真)
Slope Guide:左側:第七リフト(初級)
Slope Guide中央から頂上:第三リフト(中級、上級)


我々は、スキーも何も持ち合わせが無いので、スキーを借りた。昔は、スキーを持ち込んだものの、今は、どこでもスキーを簡単に借りられるので全く手軽で便利になったものだ。

あいにく3日間とも雪が降っており、リフトに乗っていると手足が冷たくなり、コンデシヨンは、最悪であったが、スキーの後の風呂上りのビールの美味さは最高で、大宴会も大いに盛り上がった。同年代の民宿の親父、お母さんであったせいか、親父も宴会に参加し、2晩で日本酒3升、ビール10本程度は飲んだのではなかろうか。スキーは、素人の集まりであったが、滑るコツはどうだ、こうだと素人談義をしていると、プロの腕を持つ親父が教えてやると言うことになり、、2日目の午後、スキーレッスンをして貰った。

何と、スキー経験の無い仲間も3日目には、滑れるようになっており、新しい経験だ!やれば出来ると大いにハシャギ、楽しんでいた。


時代は、大きく変わったものだ。世界の変化は、目まぐるしいものがあるが、スキーの世界も同様な変化である。最近のスキーヤ-にとっては当たり前で何の変わりもないのであろうが、昔のスキーのイメージしか持ち合わせていない我々世代は、その変わりように目を見張るばかりである。

先ず、スキーの長さが短い。前と後ろが広がっており、裏の板に溝が無い。古いスキーを履いていたら、レンタル屋の親父が、「随分見かけないスキーを履いているね。今は、誰もこんなスキーを履いていないでしょう。」とカービング・スキーとやらを貸してくれると言う。確かに、回りを見渡しても誰も昔ながらの長いスキーを履いている人は見かけない。何か取り残された感じがしていたのは、そのせいかも知れない。

レンタルスキーを安価に簡単に借りられる。勿論、シーズンを通し何回もスキーに通う人はマイ・スキーで滑るのであろうが、1〜2回程度しか行かない者にとってもスキーを簡単に借り、スキーを楽しむことが出来る。便利になったものである。

最近のスキー場は、温泉の近くに開発したものが多く、温泉も楽しむことが出来る。北海道ニセコ、白馬八方、蔵王には、オーストラリア、カナダ、東南アジア、台湾からのスキー客が多いと聞く。彼らは、スキーを楽しみ、温泉に浸かり、ラーメンを食べるのが楽しみだそうだ。カナダには、ウイスラースキー場、カルガリー近辺にも色々スキー場がありそうなものだが温泉も楽しめる日本の方が良いらしい。

昔は、電車に乗るにしても、いちいち切符を買ったものだが、今はSUICAでどこにでも簡単に出入り出来る。便利な世の中になったものだ。切符も、コンビニ弁当も買える。変化を感じる年代になってきたのだろうか。確かに、年を重ね体の衰えを感じるようにもなってきた。どうも、そう口走る自分が壁を作り、可能性に挑戦する意欲を衰えさせているような気もする。

脳科学者によれば、脳は鍛えれば鍛えるほど活性化し老化はしないと言う。体もしかりだと思う。勿論、限界はあろうが、まだまだ限界を感じる年代ではなかろう。だとすると、まだまだ可能性をトコトン信じ、追求して行くことがこれからも必要ではなかろうか。

若いころは、勉強、仕事、何でも自分が今やっている事の可能性を信じ、とことん追求し失敗を繰り返しながら目標に向かい挑戦した筈である。どの年代でも、時代でも、我々は、常にあらゆる可能性を追求することが必要である。そのことによってのみ、目標を達成する可能性があることを思い出す必要があろう。可能性への挑戦をしながら経験を通じ、先を見る目を養い、不透明な時代を乗り切って行く必要があろう。

これからも、自分の生活、自分自身のあらゆる可能性を追い求め、常に“STAY YOUNG”でありたい。







<スキー場情報>
1.アクセス:


2.リフト、レンタル、レッスン:

*民宿購入リフト券:1日券:土日2千円、平日1.5千円
*民宿紹介スキーレンタル:2千円/日

3.温泉:

<パークホテル内の温泉、一般客も利用可>


ハーブの湯(Tel:025-787-3456、雪見露天風呂、日帰り温泉、一般:大600円、小300円、休:火水木曜日)

4.その他:
あさひ館のカレーライス大は凄い(大中小あり、写真は大)、お勧め小550円


あさひ館の親父お勧めの日本酒
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不平等と格差

2015-02-10 | 論及
21世紀は、国境を越えた新しい開けた時代と言われているが、本当にそうであろうか、私の中で大きな疑問が湧いている。トマ・ピケテイ教授は、「21世紀の資本」の中で「この数十年間、不平等が拡大している」と警鐘を鳴らしているものの「不平等の構造を、私は悲観していない。」とも言うが、本当にそうであろうか。

格差、不平等から、貧困、文明の衝突が生じており、リスクが大きくなっている。特に、格差から社会の不満世代の若者が国際テロ組織に参加すると言う事態が起こっており、大きな社会問題、社会への恐怖をもたらしている。また、「自由、人権、民主主義への抑圧からの自由」を求める若者への弾圧等による国家権力との対峙、誤ったナシヨナリズムによる愛国主義による不安定な時代に突入している。

特に、アルカイーダに端を発したイスラム過激派の横暴、アルジェリア、リビアの過激派、エジプトのエルサレムのアンサール団、ナイジェリアのボコ・ハラム、パキスタンのパキスタン・タリバン運動等の過激派は、グローバル・ジハードを起こし世界を混乱に巻き込んでいる。また、ウクライナへのロシアの介入は、欧米とロシアの対立を生み、多くの犠牲者を生んでいる。
この状況下でも、トマ・ピケテイ教授の言うように、制度改革による所得の再分配を行うことで解決するのであろうか。いや、そうは、思わない。

最近、どの雑誌を見ても、トマ・ピケテイ教授の書いた「21世紀の資本」と言う本が話題になっている。私も話題について行くべく読んでみた。分厚い本で、内容を細かく読んでいないが、結局、彼の言いたかったことは、「資本主義の中心的な矛盾として、r>g、即ち、資産からの収益率が国民所得(労働による付加価値)の成長率を上回ることで中心的な矛盾を生じさせている。」と言う。そのことにより、「資産家は、世襲財産を引き継ぎ増大し続け格差を生じさせており、軽い累進課税を国際統一課税として提案し、これによって一方的への富の増加を抑え格差を解消して行こう。」と言う提案をしている様だ。

噂によれば、この本は、アメリカの保守派に大きな反響を呼んでいるらしい。それはそうであろう。世界富裕層1%が所有する資産が2014年で全世界の48%を占め、来年には、50%を超えると言う報告があり、トマ・ピケテイ教授は、この格差を解消して行かないと民主主義の崩壊が起こることを示唆している。富裕層に取って大変な提案であり、いやな内容の本である。ビル・ゲイツが資産への課税は困ると言ったとか言わなかったとかの噂が立っているが定かでない。
(資本論と言うが、これは資産=財産であって経済学的な意味をなさない。単なる累進課税による格差解消提案と言う人もいるが、ここでは、その議論には踏み込まない。)

確かに、全ての混乱の起源を遡ると、貧困、格差、自由の抑圧、独裁、ナショナリズムから問題が生じていることは分かるが、トマ・ピケテイ教授の言う所得の再分配でそんな世界の実現は不可能であろう。人間には、理性、感性、価値観と言ったそれぞれの社会的環境の中で育った判断基準が存在しており、必ずしも一方的な「経済価格差」解消の提案だけでは、問題の解決はできないであろう。

計量することも、論じること難しい知識や感性、価値観などの「格差」を如何に解消し、理性と自制を求め育成して行くかもまた同時に語られる必要があろう。計量不可能な現代の相対的な世界観、価値観、政治観に対する考える力、判断力を含めた格差の是正も正面から論じることが必要ではなかろうか。それは現実に存在する問題であり、また経済格差以上に現実を大きく動かしているからである。その為には、経済格差も含め政治が正しい方向に導く必要があり、政治家は、常に批判に浴びながら試されているのであろう。


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優しさとはなんだろうか

2015-02-06 | 述懐

ギリシャのチプラス首相は、欧州連合(EU)の緊縮財政政策を永遠に終わらせると表明し、支援プログラムの合意順守を迫る欧州諸国との対決姿勢をあらためて鮮明にました。首相は、緊縮路線に代わる新たな合意を求め、欧州首脳らと相次いで会談しました。しかしチプラス首相は議会グループへの演説で「ギリシャはもう命令には従わない。わが国にはわが国の意見がある」と主張し、欧州中央銀行などがギリシャに対し厳しい姿勢を維持していることを批判し債務削減を迫った様です。

イスラム過激派は、彼らの勝手な論理で世界あらゆるところでテロを起こしています。2001年9月11日のテロに始まり、直近では、カナダでのテロ、米国市民の殺害、フランスでのテロが起こっています。今回のISIL(イスラム国)の日本人の捕虜に対する2億ドルの要求、二人の日本人殺害は、悲惨な結末になりました。彼らの行動は、世界の脅威になっており、多くの難民をも生んでいます。

テロリストの後藤健二さん殺害に関する評論が色々あります。ある国の方は、「いざという時の日本人の冷たさ」と表現しています。「今回の二人の殺害の際に見せた多くの日本人の、「自己責任」「勝手に行っただろう」という反応を真当たりにして悲しかったです。優しさとは何でしょうか。「遊泳禁止」の看板があってもそれを無視して泳いで溺れそうな人が居ます。確かにいけません。でも人を救出する際にそんなことは考えません。懸命に救出してから説教するものです。罰してもいいのです。」と優しさを人命優先と表現しています。

優しさとは、一体、何であろうか。ルールを無視し溺れた人を助けることが優しさでしょうか。それは、余りにもステレオタイプの考え方ではないでしょうか。勿論、溺れた人を見て放って置く人はいないでしょう。ただ、溺れた1人の人を助ける為に、100人の犠牲を払うのは正しい行動でしょうか、かえって危険な行動としか言えません。誰も100人の犠牲を出すことを承知で1人を助ける判断は出来ないでしょう。そうすることは馬鹿げています。寧ろ、この様な問題が起こらぬように、前もって我々が「遊泳禁止」の看板を多く立てるとか、見回りをすると行動をかの行動をしておくことが必要であり、それが「優しさ」だったのではないでしょうか。この問題は、今となっては、今後、同じような問題が起こらぬよう、徹底的にISILを潰すか、危ないところへの渡航を止めさせるしか方法は有りません。

また、ギリシャの問題は、財政破綻を助けるべく、事前に欧州連合がギリシャの緊縮財政を迫り財政改善を前提に融資を行い危機を救いました。ところが、緊縮財政での国民の不満を盾に選挙戦で勝ったチプラス首相は、民意の名のもとにギリシャの債務を帳消しにするよう欧州連合に迫っています。欧州連合に取り、この要求を受け入れることは、自国民の血税を溝に捨てることを意味します。ギリシャ問題は、人命とは直接関係ないかも知れませんが、介在する問題は同じです。どこまで許容するか、出来るかの問題ではないでしょうか。

優しさとは、人や物事に対してどこまで許容するのか、出来るのかと言うことではないでしょうか。我々の住む社会には、ルールがあり、その中で「自由」、「人権」、「民主主義」を尊重しながら、「優しさ」を守り実現して行くことが大切なのではないでしょうか。





<参考最新情報>
Jordan Launches New Airstrikes After Vowing Harsh War on IS
AMMAN, Jordan — Feb 5, 2015, ABC News
ヨルダンは、ISに対する徹底交戦を誓い新たな空爆を開始した。 
アンマン,ヨルダン-2月5日,ABCニュース 
(シリア、イラク両国のISに対する空爆開始、詳細ABC News参照)


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ベトナムの日常<続2>

2015-02-03 | 日常/旅/グルメ
ベトナムでは、旧暦の1月1日をテトとして正月を祝います。2008年は、2月6日が大晦日、2月7日が元旦で殆どの企業が11日まで休みでした。

中国では旧正月のことを「春節」と呼んでいますが、ベトナムでは「テト」と呼ばれています。「テト」は漢字の「節」がベトナム語風に発音され、テトと呼ばれる様になったようです。

テトは、ベトナム最大の年中行事で、テト前は、街も人も新年を迎える準備でそわそわしており、車は、大渋滞、町中は買い物客で賑っています。また、テトになると、殆どの店が休業で、食事の場所をさがすのに苦労しました。

恐らく、テトと言う言葉がベトナム以外でも知られるきっかけとなったのは1968年のテト攻勢からです。テト期間中は、戦闘を停止するのが慣例でしたが、南ベトナムの反政府勢力であった解放戦線は、1968年の1月30日のテトの翌日の31日午前2時(すなわちテト初日が終わった深夜)に、首都サイゴンをはじめとする南ベトナムの各都市へ一斉攻撃をしかけました。

解放戦線は、すべての都市で数日以内に撃退され、軍事的にはテト攻勢は解放戦線側の失敗に終わりましたが、この事件はアメリカの反戦気運を刺激して、ベトナム戦争の転換点となったと言われています。この攻勢が「テト攻勢」と言われ、英語でも"the Tet offensive"の名で報道され有名になったのは、ご承知の通りです。

私も、当時、この期間は、ゆっくりと休日を過ごしました。ベトナムに滞在しても、住めば住むほど、ベトナムが良く分からなくなってきます。

ベトナム人は、プライドも高く、礼節と名誉を重んじる一方、交通ルールは、いい加減で、自分勝手なところがあります。技術者の給与も各社ばらばらで、需給(被雇用者側の要求、資格、必要性)によって決まっています。全てが、ばらばらかと思うと、このばらばらの中にベトナム人に取ってのルールがしっかりとあります。ハノイの町にごみは、殆ど見かけません。綺麗に掃除がしてあり、服装も清潔です。

この分からないところが、ベトナムの魅力なのでしょうか。

このテト休み期間中にある2家族の家に招待され、食事をしました。家には、親戚一同が集まり、一緒に食事をしました。食事は、質素で、野菜、海産物、鳥の肝が入った鍋料理でしたが、皆で乾杯を繰り返し、酔いつぶれる直前まで飲んでいました。酔ったついでに、皆で、カラオケに行き歌を歌いました。

彼らが、一様に我々は、貧しいが、こう言う良い家族で正月を楽しく迎えることが出来、幸せですと言っていたのが、印象的でした。もう1家族も、同じ様な感じで、楽しいテトを経験しました。

グローバル・スターンダードでなく、ベトナム・スタンダードで考えることにヒントがあるのかも知れませんね。






ベトナムの日常です。

*ベトナム語
ベトナム語は、恐らく日本人にとって世界一難解な言葉だろう。中国語が四声、タイ語が五声で発音が難しいのに、何と六声もあります。

当初、ベトナム語で少なくとも日常会話の一部、最低、運転手とは必要最低限の会話を確保しようと考えていました。併し、直ぐに諦めざるを得ませんでした。

ベトナム語をローマ字読みしても殆ど理解されません。例えば、Xe(せ)=モーターバイク、GIANG(ざん)=川、Anh(えアん)=兄弟、いずれも、英語と発音が異なります。又、違う意味の同じような言葉を発音しても必ず修正させられますが、私に取ってその違いが全く分からず、同じに聞こえます。

分った事はベトナム人は耳の構造が繊細に出来ているので少しでも発音がずれると、耳の違うボックスに入り彼らには、意味不明になるのです。

日本人はこのボックスが一つですが、ベトナム人は6個持っています。

先日、大失敗をしました。<こんばんわ=ボエ・トイ>、<ロンさん=Mr.ロン>と言った言葉を使いましたが、私の発音が悪いせいか卑猥な言葉に聞こえたようです。ベトナムの友人から、ベトナム語を使うのを止めなさいと言われました。(余りの内容で,この通信で意味を書けません。)

朝市で野菜・果物を購入し値切ろうと交渉に入りますが、数字を言われているだけでも、相手が何を言ってるか分りません。最終的には、お金を差し出し必要なだけ取って貰うしかなく、交渉どころか完全に言いなりです。相手がぼっていないことを願うしかないのです。






*逆走
ベトナムの交通法規は、滅茶苦茶です。赤信号を免許持っている人は、大体知っているが、道路の中央線が何を意味するか殆ど知りません。バイクの3人乗りは、珍しくありません。

一家全員4人乗りを見た事が何回かあります。優先道路など全く念頭に無く、横道からスピードを落とさず右折して来る車、バイクが殆どです。自動車に乗っていて優先道路を走っていても、常に右から(当地は右側通行)飛び出してくる車、バイクに気を付けなければなりません。その為、ひっきりなしにクラクションを鳴らしているのです。道路を逆送するバイクは通常です。

この前、国道1号線を走っていたら、大型ダンプがセンターラインを超え走ってこちらに向かって来ました。運転手はクラクションを鳴らすこともなく、驚いた様子もありません。お互いにあうんの呼吸で衝突を避けており、特に気にしてません。日常茶飯事なのです。

人口8千250万のベトナムの年間交通事故死が18,000人(日本は8,000人程度)。車の数が未だ70万台(因みにバイクは1,080万台)でこの交通事故の数ですから、これから車が増加したらどうなるのでしょう。



*命の値段
自動車には、日本でいう強制保険制度がある。強制保険の死亡事故最高保険金額は3千万ドン(約21万円)。

任意では無制限もある様だ。ベトナムの車両でこの強制保険加入している車は、未だ少ない。多くの車両には保険を掛けていない車が多いようだ。

若し、対人保険で、1千万円を掛けるような事があると、保険金欲しさに事故が増えて死亡事故が急増加するのは間違いないと言われている。



*中国製携帯電話
ベトナムでは、誰もが携帯電話を持っている。GSM(Global System for Mobile)方式で、欧州と同じだが、NokiaとSumsungが人気商品だ。

一台600,000ドン(4,200円、平均1,500,000前後=10,000円)程度するが、高校生以上は、誰でも携帯電話を持っている。友達同士のメール、商談、待ち合わせ、何でも直ぐ携帯電話で連絡を取り合う。

ベトナム全土で携帯電話の登録台数は、4千万台と言われている。人口が約8千万人程度であり、人口2人に一人が保有していることになる。

先日、ゴルフ場のキャデーが、最新式のサムスンの携帯電話を持っていた。キャデイーのチップは、約100,000ドン(700円)、到底、最新式の携帯電話(約4,000,000ドン=約3万円)を買える筈がないのだが、どうも中国製のコピーの様だ。GSMは、中のチップさえ変えれば、どんなものでも通信できるので、コピーが出回っているようだ。

私の携帯電話もそろそろ古くなったので、最新式のものに変えようかな?



一般情報
I. レストラン情報
<ハノイ・お勧めベトナム料理レストラン>
1. NAM PHUONG  : Trinh Str. Tel:04-824-0926  高級、音楽演奏
2. Wild Lotus  :Nguyen Du Str.Tel:04-943-9341 高級
3. Le Tonkin : Hoan Kiem Tel:04-9433-457   ベトナム&鍋料理がお勧め
4. EAY EAU   :Tran Hung Dao Tel:04-933-1010 音楽演奏
5. Lan Vien   :Ly Thuon Kiet Tel:04-9361789 鍋料理がお勧め
6. BROTHER'S CAFE:Nguyen Thai Hct Str.Tel:04-733-3866 バイキング、観光客、音楽付
7. ASHIA : Phan Dinh Phung Str.Tel:04-734-4600 茸と海鮮鍋料理
      Trien Viet Vuong Str.Tel:04974-3675

<ハノイ・お勧めその他料理レストラン>       
1. IL Grill : Ba Trieu Str. Tel:04-822-7720 イタリア料理
2. Sushi Tokyo :Hoan Kiem Tel:04-936-4236  日本食
3. KY Y    :Trieu Viet Vuang Tel:04-978-1716 日本食
4. REN     :Hho Hang Chao Tel:04-823-4752   日本食
5. Akatonbo : Cau Giay Dist Tel:04-269-0408  日本風焼肉 
   *タンロン工業団地内: HOTARU:Thang Long Tel:8.812 328、日本食


<ホーチミン・お勧めレストラン>
Saigon(Hai Ba Trung Str, Dtst3. Tel:08-829-7242,ベトナム料理,高級)
Crystal Jade Palace Restaurant(Legend Hotel Saigon 2nd Floor,中国料理)

ホーチミン最新情報
https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/asia/socialist_republic_of_viet_nam/SGN/


II.その他ハノイ情報

1.観光
Ao Dai Tour Desk Tel:04-928-5503,8524 (Mau Trieu St. Hoan Kiem Dist.)

2.通訳
Mr.Tran Quang Huy Mobil: (0084)-907-411-355 ( huyisme@gmail.com )
Ms.Le Hoang Anh Mobil: (0084)-903-253-935 ( nguyennh02@hn.vnn.vn )

3.ホテル
Nikko Hotel Hanoi, Quan Hai Ba Trung Tel: +84-4-3822-3535
Hotel Nikko Saigon, Van Cu Str. Tel:+84-8-3925-7777

4.病院
Family Medical Practice, Hanoi Tel: 04-843-0748、24 hours
www.vienammedicalplactice.com (Van Phuc Compound, 298 I Kim Ma Road Ba Dinh District, Hanoi)

5.不動産
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