友人からベトナムの話を書いて欲しいと頼まれました。私の知っているベトナムは、2007年頃のベトナムです。ベトナムの経済成長は、著しく、最近のベトナム事情は、良く分かっていません。日常は、それ程、変わらないでしょうと言うが、そうは思いません。特に、新興国は、変化が激しく、彼らの日常も大きく変化している筈です。
2002〜3年頃からベトナムへの投資熱が始まり、2007年のWTOへの加盟を契機にベトナム人の生活、日常は、大きく変化し豊かになっています。今では、ベトナムでも人件費の高騰が起こっており、既に、労働集約産業は、カンボジア、ラオス、ミヤンマーに移りつつあります。以下は、古いベトナムの日常ではありますが、2007年のベトナム滞在記の中から、面白そうな記事を抜粋し何回かに分け掲載します。当時のベトナムの日常を感じてみて下さい。
*抱きバイク(2007年)
ベトナムではタクシーは高値の花で未だ庶民が一般に利用出来る価格体系になっていない。
ハノイでは初乗り2キロで15,000ドン(約110円)、その後200m毎に1,000ドン(7円)づつメーターが上がっていく。
月収1,300,000-2,000,000ドン(1-1.5万円)程度の庶民にとって、タクシーは、高値の花。又、交通渋滞に巻き込まれるので、ベトナムでは庶民が利用する足はXe Om(セ・オム)となる。
これはバンコクではバイク・タクシーと言われているものだが名称が面白い。日本語に訳すとXe Om=抱き・バイクとなる。これはお客さんが蝉の様に運転手に抱きついて乗る事から来ているのだろう。オムとは抱きつくと言う意味で、町中、誰でも気軽にXe Omに乗る。
他には、Bia Om(ビア・オム)と言うのがあり日本語訳では抱きビールとなり、女性がオム・サービスする酒場を指すと聞いていますが、未だ行ってません。

*ベトナム人はブランド志向(2007年)
ベトナム人のブランド信仰は日本以上。ブランド物には目がありません。その上、ベトナムではどんなブランドでも手に入ります。
先日、私のベトナムの友人が買った短パンは、グッチとヴァレンチーノでした。両方とも同じ値段で、一枚15万ドン(約1,100円)だったそうです。勿論、偽者でラベルだけは両方とも本物に近いものでした。
男女共バイクに乗る為か、帽子は、何処でも売っています。道端でどんなブランドでも売っています。ナイキを始め何でもあり、一個2万ドン(約140円)です。
先日、ADDIDASの本物のジャンパーを買おうとお店に入りました。何と、1,000,000ドン(=約7千円)もするのです。偽者のお店を覗いたら、ズボンも付いて250,000ドン(約2千円)でした。当然、ズボンも付いた2千円のADDIDASを選びました。私も、ベトナム人と同じだ!
*ホンダのバック(2007年)
この前見た建設省の担当女史が持っていたハンドバックのブランドは何とHONDAであった。こちらでホンダのバイクは有名です。
ベトナム人はブランド志向が強いが、本物か偽物かは余り構わないようです。日本製のバイク、車、家電製品、化粧品、全て名前のあるブランドが人気です。その内、SONYやTOYOTAのハンドバックも出回るのではと思います(??)。
<ベトナム国情報>
面積:約33万KM2
人口:約9千万人(2013年、国連人口統計)
首都:ハノイ
民族:キン族-約86%、53の少数民族
言語:ベトナム語
宗教:仏教、カトリック他
歴史:紀元前207年 南越国の成立
938年 南漢軍を破り中国から独立
1009年 李王朝の成立、首都をハノイに定める
1884年 フランスの保護国となる
1930年 ベトナム共産党結成
1945年 ベトナム民主共和国独立宣言
1946年 インドシナ戦争
1965年 アメリカ軍による北爆開始
1973年 パリ和平協定、アメリカ軍の撤退
1976年 南北統一、ベトナム社会主義共和国となる
1979年 中越戦争
1986年 ドイモイ政策開始
1995年 アメリカと国交正常化、ASEAN加盟
1998年 APEC加盟
2007年 WTO加盟
政治: 元首: チュオン・タン・サン国家主席
政権党: 共産党、グエン・フー・チョン書記長
国会: 一院制、定数500名、任期5年
政府: グエン・タン・ズン首相
その他:
1986年に市場経済システムの導入、対外開放化を柱としたドイモイ(刷新)路線を継続、外資導入に向けた構造改革や国際競争力強化に取り組んでいる。ドイモイの進展の裏で、貧富の差の拡大、汚職の蔓廷、官僚主義の弊害、環境破壊などの問題も起こり始めている。

2002〜3年頃からベトナムへの投資熱が始まり、2007年のWTOへの加盟を契機にベトナム人の生活、日常は、大きく変化し豊かになっています。今では、ベトナムでも人件費の高騰が起こっており、既に、労働集約産業は、カンボジア、ラオス、ミヤンマーに移りつつあります。以下は、古いベトナムの日常ではありますが、2007年のベトナム滞在記の中から、面白そうな記事を抜粋し何回かに分け掲載します。当時のベトナムの日常を感じてみて下さい。
*抱きバイク(2007年)
ベトナムではタクシーは高値の花で未だ庶民が一般に利用出来る価格体系になっていない。
ハノイでは初乗り2キロで15,000ドン(約110円)、その後200m毎に1,000ドン(7円)づつメーターが上がっていく。
月収1,300,000-2,000,000ドン(1-1.5万円)程度の庶民にとって、タクシーは、高値の花。又、交通渋滞に巻き込まれるので、ベトナムでは庶民が利用する足はXe Om(セ・オム)となる。
これはバンコクではバイク・タクシーと言われているものだが名称が面白い。日本語に訳すとXe Om=抱き・バイクとなる。これはお客さんが蝉の様に運転手に抱きついて乗る事から来ているのだろう。オムとは抱きつくと言う意味で、町中、誰でも気軽にXe Omに乗る。
他には、Bia Om(ビア・オム)と言うのがあり日本語訳では抱きビールとなり、女性がオム・サービスする酒場を指すと聞いていますが、未だ行ってません。

*ベトナム人はブランド志向(2007年)
ベトナム人のブランド信仰は日本以上。ブランド物には目がありません。その上、ベトナムではどんなブランドでも手に入ります。
先日、私のベトナムの友人が買った短パンは、グッチとヴァレンチーノでした。両方とも同じ値段で、一枚15万ドン(約1,100円)だったそうです。勿論、偽者でラベルだけは両方とも本物に近いものでした。
男女共バイクに乗る為か、帽子は、何処でも売っています。道端でどんなブランドでも売っています。ナイキを始め何でもあり、一個2万ドン(約140円)です。
先日、ADDIDASの本物のジャンパーを買おうとお店に入りました。何と、1,000,000ドン(=約7千円)もするのです。偽者のお店を覗いたら、ズボンも付いて250,000ドン(約2千円)でした。当然、ズボンも付いた2千円のADDIDASを選びました。私も、ベトナム人と同じだ!
*ホンダのバック(2007年)
この前見た建設省の担当女史が持っていたハンドバックのブランドは何とHONDAであった。こちらでホンダのバイクは有名です。
ベトナム人はブランド志向が強いが、本物か偽物かは余り構わないようです。日本製のバイク、車、家電製品、化粧品、全て名前のあるブランドが人気です。その内、SONYやTOYOTAのハンドバックも出回るのではと思います(??)。
<ベトナム国情報>
面積:約33万KM2
人口:約9千万人(2013年、国連人口統計)
首都:ハノイ
民族:キン族-約86%、53の少数民族
言語:ベトナム語
宗教:仏教、カトリック他
歴史:紀元前207年 南越国の成立
938年 南漢軍を破り中国から独立
1009年 李王朝の成立、首都をハノイに定める
1884年 フランスの保護国となる
1930年 ベトナム共産党結成
1945年 ベトナム民主共和国独立宣言
1946年 インドシナ戦争
1965年 アメリカ軍による北爆開始
1973年 パリ和平協定、アメリカ軍の撤退
1976年 南北統一、ベトナム社会主義共和国となる
1979年 中越戦争
1986年 ドイモイ政策開始
1995年 アメリカと国交正常化、ASEAN加盟
1998年 APEC加盟
2007年 WTO加盟
政治: 元首: チュオン・タン・サン国家主席
政権党: 共産党、グエン・フー・チョン書記長
国会: 一院制、定数500名、任期5年
政府: グエン・タン・ズン首相
その他:
1986年に市場経済システムの導入、対外開放化を柱としたドイモイ(刷新)路線を継続、外資導入に向けた構造改革や国際競争力強化に取り組んでいる。ドイモイの進展の裏で、貧富の差の拡大、汚職の蔓廷、官僚主義の弊害、環境破壊などの問題も起こり始めている。
