くない鑑

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十時半睡事件帖

2009年06月12日 | オススメ!
今日が最終回なんですが(^^ゞ
今から15年前。
NHKの、当時は金曜日の夜8時にあった時代劇枠(金曜時代劇)で半年間放送していたこれが、先月の中頃から初の再放送をCSの時代劇専門チャンネルでやっているのを知って、仕事はそこそこに、お呼ばれはほどほどに済ませて(笑)
なるべく毎回欠かさず見たいため、夜10時からの放送に間に合うように帰ってました。
ちなみに、本放送時は高校2年でしたが、この時代劇の良さにすっかりハマって、毎回欠かさず見てました。
今と違って、時間はたっぷり有ったので(爆)

この原作者は白石一郎で、連載先を変えながらも、30年余も続けて書き続けた大作。
時代は江戸後期。
木曜日の「奇妙な仇討」の中で切腹した足軽の卒塔婆には、「文化」の文字が。即ち、。1818~30年頃ということです。
舞台は筑前福岡藩(黒田家)。
玄界灘や壱岐島なども出てきます。
劇(本)の題名にもなっている主人公の十時半睡は、御家の要職を歴任した後隠居していたが、不意に再勤を命じられて総目付に任じられ、その御役目上、家中の者が引き起こす様々な事案,事件を裁く(解決させる)というもの。

劇中の会話などからは、筑前福岡を感じることは殆どありません。
しかし、一話毎に関わる人間模様は、とても面白いです。
特に、大ベテランの俳優・島田正吾が演じる主人公の十時半睡は、圧巻。
素人風情が偉そうに言えた義理ではありませんが(^^ゞ
正に、十時半睡はこういう人だったんだ!と思わせるほどのハマり役。
普段は飄々としているけれど、老練な半睡の度量の深さや機転の利き、器にあった品の良さなどが感じられます。
正に、島田正吾以外に十時半睡を演じられるのは、いない!です。
また、坊屋三郎が演じた十時家の中間,八助との掛け合いも、ギスギスせず、ほんわかしていて面白いです。

高2の時にハマって見ていた時分では感じませんでしたが...
この時代劇の良さは、派手な殺陣が無く、肩に力が入らずにリラックスして楽しめるところです。
今日が最終回ですが、まだ見たことの無い方は、百聞は一見にしかず,是非是非見てみて下さい。

ちなみに、これには若かりし頃の内野聖陽(竹田新之助/十時の部下で目付)が出演していますが、正直、この時からこの人を注目していました。
まさか、大河の主役にまで成るとは思っていませんでしたが(笑)

あっ、夜だけではなく、朝の10時からも放送していますから、どうぞ、お見逃し無く(笑)

p.s.
この後の夜11時からは「殿さま風来坊」なる、同じく15年前に(テレ朝で)放送していた時代劇を(再)放送しています。
主人公は、尾張公徳川宗睦(西岡徳馬)と紀州公徳川治貞(三田村邦彦)で、2人が「あんたが将軍に相応しい」などと煽てながら、水戸黄門の様に漫遊しながら悪を懲らしめています。
思わぬ人物が主人公となっていて、驚き半分滑稽さ半分です(笑)

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2 コメント

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「十時半睡」観ていたのですか? (松澤佳蓮)
2009-08-13 02:24:11
「十時半睡事件帖」、スカパーでの放送は私も観ていました。 親に強引に勧められてというのもありますけど。 江戸時代物の時代劇は娯楽性やフィクション度が高いのであまり興味が無かったのですが、この作品は娯楽一辺倒で無い緻密な人間模様が描かれていて結構はまりました。 「殿さま風来坊…」はあまり観ていませんが、変身シーンで刀の柄が変わったり、髪形が変わったり、いきなり槍を持ち出したり…で爆笑しました。
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十時半睡―を観ていました。 (記主くない)
2009-08-13 08:29:50
▽松澤佳蓮様
コメント、ありがとうございます。
親御さんに勧められて観ていたんですか。
それはそれは、よき親御さんですね。
ウチは逆でしたけど(爆)
「殿さま風来坊」も、いきなりの変身に、驚きと笑いが同時に来ました(笑)
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