くない鑑

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「覚悟」-とある刑事裁判の報道を読んだ感想-

2009年01月15日 | くない観
産経新聞のweb版で、去年の5月に江東区の潮見で発生した「凶悪事件」の公判内容が詳細に掲載されています。

この事件の発生直後は、報じられ方や内容がとても不可解で、様々な憶測や情報が飛び交っていたように感じましたが、結末は、被害者が殺害されるという最悪のシナリオで、それが2軒隣の男の犯行という、灯台下暗し過ぎる衝撃度がありました。
しかし、更に驚愕したのは被告の犯行目的と手口、そして、逮捕されるまでの「悪あがき」が、凡そ想像出来ない、言語に絶するほど残忍だったことです。

それから9ヶ月経って始まった裁判は、今年5月から開始する裁判員制度を見越した手続きと公判が為されているようです。

けど...

先に紹介しました通り、公判内容が詳細に掲載されているのですが、私は、初公判の記事の1ページ目の途中まで読んで、もう、それ以上読むことが出来なくなりました。

報道を通して断片的に知っている情報量を遥かに超える、その生々しい「内容」は筆舌に尽くし難く、大変恐ろしいものです。

ここ言うのもなんですが、心臓の弱い方は特に、興味本位でお読みにならない方がいいと思います。
もう、大変です。

しかし、もしかしたら5月以降、裁判員制度の下で裁く立場に置かれ、事実と否応なく向き合って、被告人の量刑を判断しなければならなくなる・・・と思うと、余計に恐ろしいです。
文章に起しているモノを読むだけで逃げ出したのに・・・です。

この被告人は、公判中に突然「死刑になる」と発したそうですが、もし私が、意を強くしてこれにと向き合って量刑の判断を下すなら、被告が望む死刑には絶対しません。

生きて罪を償う苦痛を与えたいです。

だからといって、無期懲役というのは割に合わないようなので、ここはやはり、終身刑などの刑罰を制定する必要があるのでは・・・と、思いました。

ちなみに、この事件の判決は来月の10日に出されるようです。

そうえいば...
「この世で一番恐ろしいのは何?!」という質問に対して、「人間!」って答えているやりとりを見たことがありますが、この事件の内容を少し読んで、「なるほど...。」と、妙に(また)納得出来ました。

※文責の一切は、記主たる「くない」に属します。/内容は、事件と裁判の報道を通じて感じた主観ですので、悪しからず。

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2 コメント

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Unknown (坂東政景)
2009-01-17 22:29:23
裁判員制度 私は選ばれませんでしたが裁判に行けば犯行内容は聞かなければなりませんので酷い惨状も耳に入ってきますね

死刑の判決を出すのも人によっては辛いですし無期じゃ少ない

この気持ち分かります やはりここはアメリカのように
懲役200年とか、どう頑張っても生きて出られない苦痛を与えるのも良いかもしれませんね
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選ばれし者となるか?! (記主くない)
2009-01-18 23:02:30
▽坂東政景様
コメント、ありがとうございます。
外野では好き勝手なこといえますが、いざ、当事者となると、判断は難しいですよね。
ここにきて、漸く裁判官などの職責や如何に重く重要であるかを知った気がします。

そんなこんなで最近は、正に「懲役200年」?!とかを担保に「死刑」を廃止したほうが好いんじゃないのかな...と、思えてきました。
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