くない鑑

命を惜しむなっ!名こそ惜しめっ!!前へぇ、前へーーーぇっ!!!

入秋の名月

2010年09月22日 | 春夏秋冬
まもなく仲秋の明月ですが...
話は今から一月ほど前、旧暦文月の十五夜。
立秋を過ぎ、暦の上では秋に入ったとはいえ、今年の夏は過酷で...
陽の出ている内は、茹だる様な炎暑に見舞われます。
しかし、流石に陽も隠れれば幾分・・・幾分は涼しくなり、虫の音も聞こえだした夜の帰り道。
ふと空を見上げると、真ん丸なお月様が、人気も少なく暗い住宅街を柔らかく照らしていました。
その、余りに心強くて美しい月明かりに魅せられて...
草木も眠る丑三つ時に、独りドライブに出ました(笑)
次の日は休みだったからか、珍しく妙に目が覚めていたのと、その日の職場であまりスッキリしないことがあったので、癒しを求めて車を走らせました(笑)
進路は南。
海面に映る満月と、照り返す仄明るい光を求めて、アクアライン海ほたるに向かいました。

千葉暑っ苦しい首長のお蔭で、ETCを使うと安いですから(笑)
家から海ほたるまでは1時間ほど。

初めて来たここは、普段、陽のある内は常に満車の報を耳にしますが、流石に夜中ともなれば駐車場はガラガラ。
S.A.の店舗も開いているのはコンビニだけで人影は疎らでしたが、お蔭でゆっくりと出来ました。

内海(東京湾)の真ん中に在るここの南面に立つと、視界に入るのは静かな海原と月と星だけが判る雲一つない夜空、そして内房三浦半島のシルエットだけ。
望月を姿や光を遮るものは、何一つありません。

この夜の海はとても穏やかで...
海ほたるに打ち付けるさざ波の音は心地よく、海上を駆けてきた風がを感じながら。何をする訳でもなく、自発的な思考を止めてただただボーっと...
夜空に一際眩く輝く望月と、鏡の様な海面に写る望月、そして柔らかく、夜の暗がりを包み込むように放つ月明かりを浴び、存分堪能しました。

ここで少し落ち着いたか...
さっきまで微塵も感じなかった眠気が急に体内を駆け巡ったので、車の中で暫しの仮眠。。。
日の出を見ようと目論み、目覚ましを掛けていたんですが、それを無視して、気が付けば6時半頃。
日の出の時は当に過ぎ、アクアラインの交通量も格段に増え、海ほたるにも車が次々と入ってきて、疎らだった人影も徐々に増えだしました。
また、ひっそりと鳴りを潜めていた船も、内海を南北に、何隻も行き交っていました。
湾岸エリアには工場群があるので、行き交う船はタンカーなどの大型船がほとんど。
ゆっくりとかつ堂々と進むその雄姿は、立派です。

ただ、あまりゆっくりとはしていられず...
朝の通勤渋滞に巻き込まれない内に・・・と、ここを出発。
川崎方面に出て海底トンネル部分を走行し、続いて首都高羽田線に入って空港トンネルや東京港トンネルを通過。
更に都心部を抜けて、開通前に歩いた念願の山手トンネルを走破。
実はトンネル走行大好き!な私の欲求を十分に満たして、首都高をぐるりと周って帰路に着きました。

またいつか、望月の夜かトンネル走行が恋しくなったら、行くと思います(笑)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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おお! (キリ)
2010-09-22 23:36:34
これは綺麗な月でございますな!
かつて見た、河口湖の月影を思い出しました。

月見…いいなぁ…
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月光浴 (記主くない)
2010-09-23 08:48:50
▽キリ様
コメントありがとうございます。
海原を照らす月は、予想以上の見事さでした。
あいにく、仲秋の名月を拝することはできませんでしたが、また、いつかの望月の頃、行ってみようと思います。
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