武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

NHK龍馬伝。 中国の報復に怯える菅直人。

2010年09月21日 | 国際外交の真実

★龍馬伝。
NHKの大河、最近、視聴率が16〜17%と景気が悪い。
同じ大河の篤姫は尻上がりに良くなり、最後は30%まで跳ね上がったのだが、個人的には当初、期待して龍馬伝を見ていたが、真面目に見たのは最初の5回ほどで、それ以降、見るのをやめてしまった。
なぜなら龍馬の伝記というのは、司馬遼太郎を始めとして、詳しく調べられており、どういう時代背景、どういう人間的つながり、どういう行動をとったか、というストーリーはすっきりと明らかになっている。
ところがNHKというか、この脚本家が編み出した内容は、実際の坂本龍馬の言動と甚だしく異なるのだ。特に舞台回しになっている岩崎弥太郎と龍馬の関係は、全く史実と違うというか、平たく言えば「ウソ」。
そして、龍馬伝の作りというのは、ドラマというより、ドキュメントタッチになっている分、歴史ドラマの人間的迫力に欠ける上、全体的に生硬な印象が拭え切れない。それだから折角、福山雅治を起用しても、福山の男の色気が出てこない。
言ってみれば、再現ドラマのような視点が強すぎて印象が良くない。しかもその歴史が正しくないとすれば、見る興味が失せるのも当然ということか。
昨年の妻夫木聡の天地人もそうだったが、今年の龍馬伝も出来がよくない。
宮崎あおい篤姫の脚本家・田渕久美子はすこぶる洒脱であり、喉を鳴らすような味があったのだが。

★菅直人。
有言実行ではなく、有害実行内閣でなければ良いが。
前原誠司
尖閣諸島
問題、日本に対する中国の抗議活動について、「散発的だった。中国政府も抑制のための努力をしている」と述べ、中国の対応を評価したが、何を寝ぼけたことを言っているのか。中国はそれほど甘ちゃんじゃない。
また前原誠司は、戦略的互恵関係を強めるためにも、日本の立場を保ちながら中国と話し合いたい」と述べたが、中国の戦略は日本の属国化だぞ。
その中国の核心を押さえておかなければ、政治家失格。田舎に帰って畑でも耕した方が日本の為だ。

★中国。
10月に予定されているスマップの上海公演のチケットが、中国で販売停止になったという。政府が民間レベルの活動に権力で介入するというのが、中国の実態なのだ。
こういう中国の姿を我々は記憶しておこう。
また中国から1万人の日本観光がドタキャンされたことは結構なことだ。道路に痰(タン)を吐いて歩く中国人を我々は歓迎しない。

★中国の招待。
9月21〜24日に上海を訪問するはずだった1千人の「日本青年団」について、中国が受け入れを前日にドタキャンした。
これは、5月に来日した温家宝が鳩山との首脳会談で招待を提案したもので、中国首脳の招待がドタキャンというのは無礼千万であり、中国という国は信用できぬ。
理由は、「日本の子供たちの安全を保証できない」というのだから、恐ろしい。中国に来ればタダでは済まさぬ、ということか。
旅費、宿泊費は中国が負担することになっていたのだが、タダほど高いものはない。

★中国異聞。
日本のテレビ評論家の多くは、日本は三権分立だから、海保に中国人船長が拘束されている以上、日本政府は何もできないという言い方をするのは、菅政権からの指令なのか。そうであれば、それは日本の欺瞞だ。国際関係では政治的配慮は当然にある。だからといって、中国人船長に政治的配慮をせよということではない。ここで超法規的に船長を解放したら、中国はさらに高飛車になるだけ。
また、「中国のデモは、国内のガス抜きで、中国指導部に不満の矛先が行かないようにしている」というコメントを多くの評論家が言うが、それを日本人のお人好し解釈という。日本人は勝手な思い込みが激しいが、中国の次の一手は日本企業に対する見せしめだぞ。
さて、海保は中国漁船の体当たりをビデオ撮影しているのだが、そろそろ、その映像をテレビで公開してはどうか。海保の言う事が正しいなら、そういう映像を流すべきだ。中国に遠慮することは何もない。
それにしても中国というか中国共産党はゴーマンだな。あるいは盗人猛々しい。
日本の領海を侵犯しておきながら、「強烈な報復」を日本に対して行うと恫喝する、そしてその責任は日本が負え。こういう物言いに対しては、日本はガツンと言わなければ舐められるだけ。中国は共産党独裁のならず者国家だぞ。

★鳥越俊太郎。
昨日テレビで、中国をなだめる為に、菅直人は小沢一郎に頭を下げて、中国と話をつけてもらうようにお願いすべきだ、と喋っていたのは驚いた。
この鳥越というのは、頭がイカレテイル。
小沢は昨年の12月に中国へ600余名の団体を連れて、コキントウにひれ伏してきたが、小沢は中国とか韓国朝鮮の利権屋ではあっても、日本のまっとうな政治家ではないぞ。
ついでに小沢のことを補足すれば、小沢の再起はない。小沢の顔付きは代表選挙戦で変わった。ブレーン無し、カネ無し、人望無し、菅に3タテで負け、国会議員200人が小沢に付いたといっても、それは幻想という指に止まったようなもの。小沢周辺が宣伝する自民党、公明党との連携は100%なくなった。なぜなら公然と天皇を批判し、国民から総スカンを食らった小沢と組める道理がない。組めば道連れ心中。

(ムラマサ、鋭く斬る)

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