★平沼赳夫と与謝野馨。
何と言ったらいいのか、平均年齢69歳。
老いらくの恋、というのか。それとも老人クラブというのか。新党というには、薹(とう)が立ち過ぎている。
夏はまだ先だというのに、ヨロヨロと人魂がふわりふわりと浮かんでいるような、このまま政界をさまようのか、それともひょんなことで化身するのか、怖いもの見たさのホーンテッド・マンション。
★ハニー谷垣。
ハニーの泣き顔で民主党を攻めても、逆にガマやドン亀に脅かされて、「泣き面にハチ」ということになるのが落ち。
河野太郎を幹事長代理にするらしいが、代理じゃなくて幹事長にするくらいの踏ん切りがないと自民党の浮揚はない。
ハニーはセレブのお坊ちゃまだから、とても野戦軍の指揮官にはなり得ない。
相手はコワモテの民主党ナチ政権、恫喝が得意な独裁政治だ。山賊集団を相手にして、ハニー谷垣の公卿言葉では、ガマとドン亀に笑われておしまいだ。
★呉善花(オ・ソンファ)。
「スカートの風」の著者で、日本に帰化した韓国出身の呉善花・拓殖大教授は語る、「韓国人と日本人の価値観や感性は、実は正反対です。しかし日本生まれの在日3、4世になるとほとんど日本人と同じ」。そして、「在日韓国人は、韓国人であるという気持ちを抱いて韓国を訪問するが、韓国人とみなされず差別される。自分が文化的、感性的に日本人であることに気付く瞬間だ」。
★オーストラリア。
コバルトブルーの海に汚染を撒き散らす中国。
何とフルスピードで、浅瀬に突っ込んだ中国の石油運搬船。
グレートバリアリーフ海洋公園の近くで、中国の石油運搬船が浅瀬に乗り上げて座礁し、燃料の重油が流出した。重油が海面を長さ約3・5キロ以上に渡って帯状に流出しているという。石炭6万5000トン、重油975トンを積載。
座礁現場は規定の航路から約15キロも離れており、なぜ中国の「Shen Neng 1」号が航路を外れたのか不明であるが、酔っ払い運転だろう。
サンゴ礁への被害は深刻だという。世界最大の珊瑚の海が心配だ。
なお、こういうケースでは、罰金100万豪ドル(約8700万円)が科される。
(ムラマサ、鋭く斬る)