ママチャリ12時間耐久レース

先日の7月28,29日十勝インターナショナルスピードウェイで全日本ママチャリ12時間耐久レースが行われました。
これは、12時間ひたすらサーキット内をママチャリを漕いで順位を競うという拷問的なイベント(笑

実は自分も5年前に会社のメンバーと参加したことがあります。


スタート前。みんなまだ余裕の表情…これから始まる地獄にまだ誰も気づいていません。


単純に見えますが切り替えは3段階まで、買い物カゴをつけるなど細かく規定がありいろんなクラス分けもあります。
使う自転車の車検も受けないといけません。
自分達はジャスコの安ママチャリを買っていったのですが、いきなり車検不通過！
なんでもチェーンが緩く、このまま走ると12時間自転車が持たないとの事…
再車検で無事通過。


スピードスケート部のような優勝を狙うチームから、こんな笑いを誘うチームまで約400チームが参加しました。

サーキットは1周約3.4km。サーキットって平坦に見えるけど、ここの直線のストレートって実は上り坂。
ピットがあるからみんなが応援してるしいいカッコしようにもとにかく一番キツくてムリ。
しかも隣を走ってた女の子がペダル1回漕いでる間に、何故か自分のチャリは2,3回漕いでいる…なのに向こうの方が速い！
安い自転車は失敗！だんだんやりきれなくなってくる。


最初は女の子は2周、男は3周交代ってノルマを決めていたのに女の子は1周で足がつったって帰ってくる…女の子4人、男2人。このバランスが最後まで苦しむことに(笑
深夜になると自分ともう一人の男は連続で6～7周
暗闇で黙々とペダルを漕いでいると「俺は今、何をしているんだ…」と疑問を感じ始めたりします(笑

空が明るくなり始めた早朝5時、12時間を無事乗り切りゴール。
自分達は81周、総走行距離約275kmを走りましたが、優勝のチームはなんと131周445km！


レースが終わって身体はボロボロ、寝てもいないのでもの凄い睡魔。
でもこれから4時間以上かけて帰らなくてはいけません。
運転手の自分にみんな気を使って「寝ないで起きてますから！」と力強く言ってくれたにもかかわらず3分後…同乗者はすべて熟睡…
あれほど居眠り運転をした時はありませんでした。

今考えるとこれはなかなか楽しい思い出になっています。
でも、もう手あげる人いないだろうなぁ(笑