JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

鍼灸治療の回数について

2013-02-01 | 臨床・治療
わかりやすい例で挙げると、ギックリ腰などは通常1~2回(症状の経過をみながらもう数回行うこともあります)。基本的に「発症してから間もないもの」は、概ね5回以内で片が付くことが多く、発症から3ヶ月以上経過しているものなどは、歪み方が複雑になっていたり他の部位(筋肉や関節など含む)への広がりをみせてしまっている場合は、すべてを整えるのに時間がかかることがあります。

治療後や次回受診日を決める際にも状態を聞き、日常生活での苦痛の度合いが(最もひどかった時を10として)、1~2くらいの「ほとんど気にならないレベル」になったらそのあたりが一度時間を置いてみるひとつの目安になります(あとは自然治癒力にまかせておけば治っていくことも多いので)。ただし、治癒に時間がかかったものに対しては、念のため1ヶ月後の再チェックをおすすめしています(歪みが戻りつつある状態になっていないかチェックします)。ここでなお調子がよければその日で一度治療を終えることになります。
再発防止のための定期的な受診を提案することもありますが、これは患者さんとお話した上で「大丈夫そうなのでしばらく様子をみる」ということであれば、「また悪化時に早めに連絡する」ということで終えます。
治療の回数は費用の面などでも気になることであると思いますので、もっと具体的にお聞きになりたい時は遠慮なくいつでもご相談ください。
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