3月24、25日と香川県丸亀市の厚仁病院にて、日本生殖鍼灸標準化機関の第1回公開講座が行われました。
24日は午前中仕事をし、午後から出発。行きの飛行機は羽田で出発が40分くらい遅れ、そのため高松空港から乗るはずだったリムジンバスは姿を消し、次のバスまで1時間空港で足止め。懇親会に行くための集合場所への到着はギリギリになってしまいました。
この日は懇親会のみ。土器川の「一鶴」というお店でしたが、ここの「ひなどり」が激ウマでした(おやどりは歯ごたえがありすぎて初老の歯には負担が…)。
「キャベツやおにぎりをお皿にたまった鶏から出たアブラにつけてたべるのが一鶴流」と書いてあったのでその通りにやってみたら本当にこれもまた激ウマでした。我々は団体予約をしてあったので待たずにススっと入れましたが、お店の前には並んで待っているお客さんたちが大勢いました(わかる。この味なら並んででも食べたくなる)。
その後10人くらいで二次会へ。はじめてじっくりお話しする先生が何人かできてとても有意義な時間でした。0時30分解散。
ホテルに戻って就寝。
朝はホテルの上にあった大浴場で目を覚まし、少し早めに集合してタクシーに分乗して朝うどんを食べに讃州製麺へ。おいしゅうございました。
少し早めに会場である厚仁病院に着き、開始までのしばらくの時間、東京医研さんのスーパーライザーを体験。導入に向けていろいろとお話を伺いました。
いよいよ10時から公開講座開始(ここからは襟を正し)。
まずは「生殖領域知識確認テスト」(20分40問)。
いつも患者さんにお話ししているような内容の問題は解けるものの、基礎的な細かい部分について再学習が必要なことに気づかせていただけました。反省)。
10時30分からは厚仁病院院長・理事長 松山毅彦先生から「生殖医療の実際」というテーマで、約2時間、30ページ以上の資料をご用意いただきご講義をしてくださいました。
12時45分からはランチョンセミナー。
東京医研の方から近赤外線治療器スーパーライザーや自律神経測定器「ボディチェッカー」のご紹介と効果効能の説明がありました。
欲しい。できればどちらも。
午後1時20分からは各グループに分かれて胚培養室の見学と、厚仁病院で開始される鍼灸ルームでスーパーライザー体験(星状神経節)をしてきました。
胚培養室の見学では、採卵室や採卵針、移植時の針を見せていただいたり、インキュベーター(培養器)や時間経過ごとに胚の分割を記録・確認できるタイムラプス、受精胚を凍結する液体窒素保管庫を拝見させていただきました。昨年の9月の東京でのJISRAMの研修会で山下湘南夢クリニック高度生殖医療研究所室長、中田久美子先生から培養士というお仕事、一流の培養士になるために日々のなみなみならぬ鍛錬が必要であることを伺っておりましたが、今回は培養室を見せていただきながら皆さんが細心の配慮、判断の中で取り組まれていることを知りました。大変貴重な時間を過ごすことができました。
そして14時からは中村一徳会長のご講義。
「育卵鍼灸と着床鍼灸」。
膨大な資料と、作成していただいた実際の施術動画を拝見いたしました。あっという間の2時間でした。
その後病院前で記念撮影。
第2グループはその後胚培養室の見学と鍼灸ルーム見学へ。
今回、希望されたにもかかわらず申し込み多数のため受講できなかった方が何人もいたそうです。
私も会員になれていなかったら申し込みからあぶれていたかもしれないと思うと「よかった…会員になれて」と、しみじみ思いました。
毎回のことですが、大変有意義で実りの大きい研修会でした。今回得たことを明日からの臨床にしっかり還元していけるようがんばります。