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ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No284 マーク・ブリーランド(米)vs”和製デュラン”尾崎富士雄(帝拳)

2005年11月23日 09時35分03秒 | ボクシング
(WBA世界ウエルター級タイトルマッチ)
 ”マジックマン”マーロン・スターリング(米)に本場米国でチャレンジし惜敗した尾崎が捲土重来日本人初のウエルター級王者を目指し挑むのは優駿ブリーランド、プロ入り後伸び悩んでいるとはいえ13cmの身長差と22cmのリーチ差以上にその頂は遠く離れていると思われるがOPBF王座を防衛し続け指名挑戦者としてアタックする。
 初回からブリーランドは案の定エンジン全開スパークし右ストレートから嵐の連打、中に入りたい尾崎だが王者のパンチ鋭くままならない様子。2Rもジャブと右ストレートの切れ味良いブリーランドとの距離を殺せない尾崎も大振りのパンチを掻い潜るチャンスを虎視眈々と狙っているのが伺える、が余りにもジャブを貰いすぎている。
 1~2Rの猛攻を乗り切った尾崎が3Rから攻めに転じ会場は盛り上がるが、ブリーランドの鋭い左アッパーで右眼を大きくカット、出血共々これは本当に痛いパンチだった。4Rチャンスとみてブリーランドの回転力が再び増すと尾崎の傷口から激しい出血、ドクターの進言を聞き入れレフェリーが試合ストップ、何とも消化不良な形で尾崎は無念のTKO負けとなりました。
 しかし本場のスター・チャンピオンを日本に招き、しかも後楽園ホールというキャパシティの小さな器でよくウエルター級タイトルマッチという大きな興行が成立したと今でも関心します。 
 またアマ時代、ジャパン・カップで来日した頃と比べると大味なスタイルにレヴェルダウンした印象をブリーランドには受けましたが、その体型は私の理想で在りました。