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ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No1911 ”ピューマ”渡久地隆人(協栄)vs鹿島基成(沖)

2011年01月02日 18時11分09秒 | ボクシング
(フライ級10回戦)
 脳梗塞の疑いから1年振りのリングとなった渡久地の再起戦は、中堅ノーランカー鹿島が相手、あくまでも渡久地の出来如何にこの試合の趨勢がかかっている。

 初回先ずは鹿島がジャブを突いて仕掛けると、渡久地はダック&スウェーでかわし左ボディへ繋げる定石の攻防も、スピードに乏しく嘗ての野性味は感じられず、鈍重に接近した渡久地に鹿島の右がヒットすると、あっけ無くダウンを喫す、立ち上がった所へラッシュを浴びるも、此処はゴングに救われる。

 2Rになってもダメージの残る渡久地は、鹿島の右を浴びてグラつき、クリンチを解かれてはバランスを失いキャンバスを転がる等、その動きはまるでロートルそのもの、このラウンドも何とか持ち堪えるが、もういけない。
 
 3R早々、鹿島がコーナーに渡久地を詰めて連打をまとめると、レフェリーは躊躇う事無く試合をストップ。

 平成元年の新人王の頃から観ていた渡久地の、私の中でその時代が終わった瞬間でした。