ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No1903 ニコライ・ワルーエフ(露)vsロドニー・ハリス(米)

2010年12月30日 16時47分47秒 | ボクシング
(へヴィー級4回戦)
 坂本博之(角海老宝石)世界初挑戦の前座を飾った一戦、如何にもキワモノ然とした身長218cmのワルーエフがトップロープを一跨ぎしてリングに入場するシーンに、世界戦を楽しみに来たファンも驚愕の声、相手はタイソンのスパーリングパートナーを勤めた事もある190cmのハリスが相手。

 両者が対峙するとまるで大人と子供、いや其れ以上のサイズの違いに吃驚。

 しかし試合が始まってみると、9戦全勝のワルーエフは如何にもロシア然とした正調ロシアン・アップライト・スタイルで牽制のジャブを突く正統派で、初回そんなワルーエフの懐へ入るべく懸命に顔面を狙うハリスだが、余りにも距離が遠すぎる。

 慎重な前半を終えると、3Rからヒートアップし、パンチにもスピードが増しコンビを繰り出し、リードを突きクロス気味にオーヴァーハンド・ライトを放つ。4Rには些か打ち急ぎ気味のハリスへジャブをカウンターでヒットさせる余裕の戦い方を披露する中、無事試合終了のゴングが鳴らされる。

 先ずは危なげない戦い振りを披露したワルーエフがデビュー以来10連勝を飾りました。
 この後、日本のリングで戦う事は無かったものの、キャンプで何回か来日したワルーエフが、世界王者迄昇りつめるとは、露にも思いませんでした、巨人君御免なちゃい。