「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
www.heikenosato.jp

因果関係の逆転。

2010-01-20 23:33:58 | Weblog
新聞に載っていたこんな内容。「医学を信じず、祈とうで病気が治ると思われていた中世時代。ある村で医者が増えたら、病人が増えた」と。

笑い話だ。医学が前提にあれば因果関係は当然こうなる。「病人が増えたから医者が増えた」と。

しかし、実は笑い話にならない「因果関係の逆転」が起きていることを自らを客観視した上で、反省もしなければならない。

例えば…






すいません、すぐ思い付きませんでした。笑  完全に見切り発車です。

こんなのはどうでしょうか。
「お客様が増えたらやる気が出てきた」となればいいよね。ホントの因果関係は「やる気が出てきたらお客様が増えた」となる。やる気のない店がお客様が増えることは考えにくい。

あんまり適した内容じゃないね。失礼しました。

新聞に書いてたのは、ユニクロやニトリがデフレ社会にしたという論調は因果関係がズレているということ。社会がデフレ化したことに企業体質がマッチしたというのが正しい因果関係だと。確かにそうだ。あくまで他企業が追随した形でより一層大きなデフレ化が進んだという見方になる。

好景気の時に、ユニクロが低価格商品を打ち出してヒットしたとしても、他の企業もそれに追随するかというとそうではないし、それによってデフレ化するとも考えにくい。あくまでデフレの中でのアイデンティティをユニクロが確立した。そういうことを言いたいんだと感じました。

デフレは言い訳にはならない。そして、それを低価格商品を並べられる企業のせいに責任転嫁することも筋が違う。あくまで、その企業の方針の中でどう今勝負し、未来を創っていけるかを問われている。そう考えなければ、先がない。もう、言い訳は必要ない。

2010年が本質を問われる年になるってことだ。ちなみにこの記事は今日の日経MJに載っておりますので是非。

話変わって。
帰り道に神田川沿いを帰る。

ジョギングしてる方が多い。年配の方、女性、学生と様々。

先日、夜中に帰宅してると後ろからバタバタ走りながら「バァ、バァ」って声が近づいてきてビックリ!


おじさんが、汗だくで「ハァハァ」言いながら走ってきた。さすがに夜は恐いっすわ~。笑

一生懸命走る姿を見るとどんな人でも応援したくなる。すれ違う時に、心の中で「もう少しだ、頑張れ!」と叫んでおります。もう少しかどうか、俺は知りませんが。笑

神田川だけに…『あぁ~、あなたの「バァバァ」が~。恐かった~♪』 しょうもなっ!

明日、明後日は新年一発目の会議&新年会。気合い入れて臨みます!

「本気」が夢を広げる。

2010-01-20 00:33:47 | Weblog
本社にお客様からお叱りの留守電が。早速、本日の朝にお客様に直接ご連絡差し上げる。

お話を聞くと、月に2回ご来店される常連様。

いつも行く平家の郷ではなく、たまたま他の店に行ってみたら、サービスと商品の質が違うとのご指摘。詳しく内容を聞いてみる。「確かにそれはいかん」という内容。お客様のご指摘は正しい。しっかりと謝罪し、本来はこういう対応をすべきでしたということをお伝えする。それを再度、社員と共に考えていくとご説明。

お客様からは「本当に平家の郷が好きで、こんなに美味しいハンバーグはない。サービスも気持ちよく、家族全員が好きな店です」と言っていただけた。ホントに嬉しい!そして、悔しい!

我々は飯屋であり、サービス業である。お客様が喜び、またご来店いただけることで成り立つ商売である。不味い料理を出すことは論外だし、ただ料理を出すことが商売ではない。お客様の満足に限りなく近づけることこそが我々の生業なのだと思う。

中には本物のクレーマーもいらっしゃいます。俺はそれは単なる嫌がらせだと切り捨てます。でも、それはホントに一部であり、滅多にないこと。

クレームのほとんどはお客様の率直な評価であり、正しいご指摘である。それを蔑ろにしたくない。

何度も言うが、お客様が喜んでこそ成り立つ商売だと自分たち自身が知っているかどうか。

平家の郷では、チップをいただくこともある。出来立ての手作りケーキをわざわざ持ってこられるお客様もいる。うちの社員を飲みに誘ってくれるお客様もいる。「君のこと気に入った、うちに泊まりに来い」と言われるお客様もいる。宮崎出身の方が懐かしんで来られることも多々ある。感動して涙を流されるお客様もいる。

それを創っていることが、我々の自負であり、本当の意味での平家伝説なんだと思う。

平家の郷だからこそ、出来ること。俺たちだからこそ、出来ること。そんなことを大切にしたいと改めて感じた今日でした。感動ってどっから生まれるのか?自分たちの努力が報われ、お客様が本当に喜ばれた瞬間にこそあるんだと痛感。

お客様から支持され、お客様と感動を共有できる会社。そんな会社創りを本気でしたいと思ってる。本気でそうしたいと思ってる。本気で思ってる。本気だったら、変わるはずだ。俺の本気を伝えて、本気の社員&キャストを増やそう。

その本気を夢見て、これから入社する社員も出るだろう。手を抜くことより、本気がカッコイイと思う社員が増えるだろう。そしたら、俺たちの本気で世界を変えれると思う。

長くなりましたが、この仕事の醍醐味を感じさせられたお客様からのお言葉でした。お客様、本当に申し訳ございません。そして、ありがとうございます。