「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
www.heikenosato.jp

心を込めて

2009-03-15 01:49:48 | Weblog
 今日は、大事なことを。

 いつも思うのは、理解することが大事なんじゃなく、納得すること=心に落ちる事がよっぽど大事なんだってこと。知ってますじゃなく、本気でそう思いますってことの方を重視したい。そうでなくては、成長しないから。

 仕事って、お金をもらいながら成長し続けるもんだと思う。楽しいことばっかりじゃないかもしれないけど、成長した人は絶対幸せになれる。

 その時に大事なのは、価値観なんだ。どんな価値観を持って生きているかなんだ。ある社長が言っていた。「人材=才能×情熱×価値観」だと。才能が100あっても、情熱が0だったら、その人材の評価は0だ。才能が100あって、情熱も100あって、でも価値観がマイナス0だったら、それは人を悪い方向に連れて行く。価値観のみが唯一マイナスになる。

 オウム真理教がそうだ。才能はめちゃくちゃある、情熱もある、だけど価値観がマイナス。だから犯罪者集団になってしまうんだ。詐欺師も天才的な会話術(才能)、お金への執着(情熱)、だけど価値観は「人を騙そう」というマイナスに向いている。人の道を外れているから、犯罪者になる。

 会社には理念があり、ルールがあり、その中で社会に対して、価値あるサービスを提供する使命を持っている。その組織の中でチームを作った時にこそ、根底にある一人ひとりの価値観が大事になってくる。言い続けるしかない。伝え続けるしかない。もしリタイアする人が出たとしたら、それは価値観が違うんだ。目指すべきものが違ったのだ。そう思って邁進するしかない。

 会社も、お店も、社員もスタッフも、最後には成長して、本質に近づいて欲しい。規模が大きくなればなるほど、想いの共有が難しくなってしまう。だから、今のうちからずっと同じことを言い続けていきたいと思う。

 なんというか、今日は表現が難しいんだけど、「心のあるサービスが出来る店ですね」って言われたい。表面的なことなら教えれると思う。だけど、「心」だけは自分で作っていくもんなんだよな。心ってのは、行動でしかない。

 料理に心を込めれる人、お店に魂を込めれること、人に心を伝えれること、お客様の心を温かくできること。ただ、一生懸命にそんなことをできることが素晴しい。そのためのスキルはいくらでも教えてあげれるし、本を買えばそんなことはいくらでも載っている。そんなもんは大事じゃないんだ。みんなの心がなければ、そんなもんは意味がないんだと思う。

 どんな時代でもどんな時でも、心を伝える会社にしなければ、そこには意味がない。ミスしても、怒ったりはしない。スキルが足りないことにも怒らない。だけど、心や意識が出来てないことだけは許せない。それだけは妥協ならないってことを伝えていきたい。それが俺が目指す企業文化だと思ってる。

 ルックスが悪くても、不器用でもいい。心だけは失わない会社にしたい。そしたら、どんなことでも可能にできると信じてる。心を育てよう。心があれば、それは行動となって出るんだ。

 今日はあんまり文章にまとまりないけど、なんか伝わればいいな。でも、現場に出た日は感情が溢れ出てくる。ホントにみんなの成長を実感できてるって感じ。心を持って接すれば、相手の心を打つ。それがホントに嬉しい。