バイクと綴る物語 ~CRF250 RALLYと旅風景~

転職を機に二輪免許を取得。以後、バイクの魅力に取り憑かれ、毎週末はソロツーリングへ。旅先で出会った出来事を綴ります。

榛名山→白糸の滝、そして軽井沢…。今日もひとりツーリング

2013年10月05日 | CB400SS
上毛三山(赤城、榛名、妙義)と言われる名山のなかで、唯一、走ったことのない山。

それが、榛名山。

加えて、「榛名山道路」は、最近の愛読書(っていうか目の保養)で購入した「Road of Japan 新・日本百名道(写真家・須藤英一 著)の027にファイリングされている。



しかも、キーワードは、「北海道のような美しさ…」とある。



まだ見ぬ北の台地に思いを寄せているワタシとしては、行かない理由は全くない…。

と、言うわけで、高速道路に乗る。

今日の相棒はCB400SS。もう一台の相棒、XR250より排気量が大きく、長距離が楽。タイヤの形状もあって、その差はさらなり…。

高崎を降りて、一般道を走る。ナビのガイドを頼りながら走ると、本来は県道33号線を目指していたが、最短ルート検索は県道28号にて誘導。

まあ、なかなかナイスな急勾配&ヘアピンの連続。「このワインディングの先にあの直線道路があるのか? 少々疑いたくなるような…。





でも、峠を越えると、目の前にしっかりと“アノ”道が現れました。県道28号線は、榛名山道路に合流する道だったようです。

早速、榛名山道路に入ってパチリ。峠方向はまるで空に続くジャンプ台と言うか、滑走路というべきか? 999(スリーナイン)だったら、あの先あら銀河をめがけて飛び立つのかな…。







そしてこの道路、峠側から湖(榛名湖)側へ下る際に、「メロディライン」と名づけれるちょっとした演出がある。路面にレコード板のような刻みがあり、その上を針(ではなく)クルマのタイヤ)が通過すると、その通過音である音楽が奏でられるというもの。50km/hで通過するとよく聞こえるそうなのだが、バイクでは「?」。いづれにせよ、飛ばしすぎを抑制する粋な演出です。
そして、そこで奏でられる音楽は…。行ってみてのお楽しみに(というか、忘れてしまいました…)。


榛名湖へ到着。
「榛名富士」と呼ばれる榛名山。青く澄み切った空に、円錐型の穏やかな山影。上毛三山仲間(?)の妙義山とは全く性格が違う。



周辺にはレストハウスや公園などいろいろあり。僕はここへ“鉄馬”にまたがってやってきたが、リアルな“馬”が観光客の皆様を楽しませてくれているようでした。






地図を見ると、ここから西へ約50kmに軽井沢町がある。50kmが近いのか遠いのか「?」だけど、「せっかくここまで来たのだから…」という単純な理由で出発。

榛名山から県道33号線で一気に下る。榛名神社、矢立の杉を通過。約1400年の歴史だそうだが、その頃の人々は、なぜこんな険しい場所に、これだけの建築が出来たのか? 以前、戸隠神社に訪れた時もそう思った。山を信仰する強い気持ち、今の僕らにはそんな強い気持ちはあるだろうか?

県道54号線へ入る。左右に広がる田園風景。黄金色に輝く稲穂。昭和の香りを漂わせる家屋。普通の生活道路だが、穏やかな気持ちになれる。

二度山峠。ここを超えると、目の前に浅間山がドドーンと現れる(チープな表現ですみません)。
※気持ちよく走りすぎで写真がなく、申し訳ない…。



北軽井沢の開放的な高原風景を抜けて、白糸ハイランドウェイへ。

白糸の滝。美しい姿には代わりはないのだが、以前ここと訪れた時は、もっと懇々と水が湧き出ていたような…。









山を走っていていつも思うこと。日本は水に恵まれたすばらしい自然に囲まれていることに感謝しなければならない。
ちなみに、白糸の滝へ到着する観光バスから降りてくる人々のほとんどが、中国の方だったような…。夢中でカメラのシャッターを押す姿が、万国共通、なんとも微笑ましい。

白糸ハイランドウェイは、道は少々荒れ気味、また対向車が多いことなど差し引いても、バイクで走る喜びを与えてくれる美しい道。両側の自然が、やがてよく整備された別荘・ペンション街になり、旧軽井沢に入ると、景観とマッチしたしゃれた店が増え…。今度、秋が深まる前にゆっくり来よう。


今日も、バイクとともに楽しい一日が過ごせたことに感謝。



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