2014年も残り後わずか。
もうお休みに入った方も、まだまだ仕事の方もいらっしゃるかと思いますが…。
私においては、2014年の仕事もいったんは落ち着き、昼まで寝たり、夜中までテレビを見ていたりと、ゆるゆるした時間を過ごしております。
そんな中で、久々の投稿でございます。
12月、幸運なことに“ボーナス”が支給され、私も家計から少々お小遣いをもらい、林道仲間と1泊2日で冬の伊豆半島へ“旨い魚&林道ツーリング”を楽しんでまいりました。
いわゆる、自分へのご褒美です…。
では、早速出発!
「伊豆は暖かいだろう」と思っていましたが、間違いでした…。この日は各地で大雪だったり、この冬一番の寒さだったり。伊豆半島も、風が強く、最高気温は8度程度だったとのこと。
この日の目的地は、西伊豆の土肥。食事が目的なツーリングならば迷わず東名自動車道で沼津ICを目指すべきかも知れないけど、私たちは“林道を攻める”こともテーマなので、小田原→箱根を経由し、白銀林道→伊豆の背骨を越えて西側の海岸線に出るルートを選択。
箱根・国道1号線の旧道を折れ、白銀林道を目指す。ダートが始まるまで舗装の快適な道…だったハズだけど、ほとんど人が入らないのか? 落ち葉や枯れ枝が道一杯に散乱。落ち葉って、想像通りよく滑るのですよ、これが…。
今回の旅はMIDLANDのBT-NEXTを用意。でも、せっかくの高性能コミュニケーションシステムを通して通話している内容は、何故か会社での出来事…。
「今日くらい、もっと違う話題の方がいいんじゃないのか?」。「ですよね~」。まあ、会社の話題もそれなりに盛り上がるのだが…。
もうひとつコーナーを曲がれば待望のダートが現れる。ボルテージも最高に盛り上がってきたその瞬間、前を走る相棒のバイクが大きくバランスを崩す。
なんと、パンク…。
「まあ、よくあることだよ」とおもむろにパンク修理財を取り出し、修理を始めようとタイヤをチェックしたが、何か様子が変。単に穴が開いたのではなく、エアバルブの根元がねじ切れている…。当然、パンク修理財が及ぶ範囲ではない。チューブ交換が必要だ。
「さて困った…」。と、言いつつ、なんとかここを脱出し、修理をしないと“魚”が食べられないわけである。もちろん、電話もネットも圏外…。
・私=電話・ネットのつながる場所まで下りて修理工場を探す
・相棒=電話、ネットのつながる場所までバイクを押して下る
と言う作戦(作戦というか、それしかない…)で、お互いの“今できること”を開始。
ここで問題なのは、1.相棒のバイクを引き取りに行けるバイク屋の体勢 2.チューブがあること 3.予算面(レッカー&修理なので) そして、4.すぐ修理してくれること
なかなかハードルの高い条件である。
早速、「箱根湯元 バイク修理」で検索してみる。数件ヒット。片っ端から電話。不通…。
地元の人に聞き込み。有力情報得られず…。残念。
まあ、取り敢えず1号線を小田原方面に走ってみてバイク屋を探そう…と、嗅覚と勘所で走り出してみた。
すると、10分程度下ったところに、地元のバイク屋を発見。軒先にはレッカー車も止まっている。「これは!」と思い、早速バイク屋の門をたたく。
出てきたのはこわもてのオヤジ(自分もオヤジだが、この場は青年を気取る)。
寒さに口も動かないのだが、
・オヤジの顔色を見ながら料金交渉。
・チューブの在庫はどうだ?
・で、今すぐ引き取りに行ってくれ!
というワケで、何とかオヤジが出動。私のバイクで先導し、相棒の待つ白銀林道へ向かう。
相棒もなんとか通話可能範囲に下りてきていた。
手際よくパンクしたバイクをレッカー車に積み込み、工場へ搬入。
バイク屋のオヤジ、「近道を知っている」ということで先導するが、なぜかとんでも無いダートへ入っていく。
聞けば、このオヤジも10年位前まで箱根の林道を走りまくっていたとか。
なのでオフロード車用のチューブ(しかも競技用の強化品)の在庫まで持っていた。
しかし、オフロードバイクがレッカー車の背中に乗ってダートを走っている姿は、実に不思議だった。
直ぐに終始してもらい、西伊豆へ急行するが、到着したころはあたりは真っ暗(で、激寒)。
熱い風呂、旨い魚に旨い酒…。苦労した分だけ、旨かったことは言うまでもない
(食べながら寝てしまうほど疲れていたが…)。
続きは2日目に走った「土肥中央林道」での模様をお話します。
予告として、この写真です(笑)。