怒りの鉄拳

毎日更新日記

青春の殺人者(1976 ATG)

2005-06-26 19:39:08 | 邦画・
板橋の両親殺人事件をニュースで見て、15歳の少年に何が起こったのか?両親を殺害した後、少年は「バットマン・ビギンズ」を観てそのあと、草津温泉に出かけている。少年の心象風景はどうだったのか?ふとこの映画を思い出した。当時始めてみたときの強烈な印象を今でも思い出す。
(解説 )
  一九六九年十月三十日、千葉県市原市で実際に起こった事件に取材した芥川賞作家中上健次の小説『蛇淫』をもとに、両親を殺害した一青年の理由なき殺人を通して、現代の青春像を描き上げる。脚本は元創造社のメンバーの一人で、作家に転向以来五年ぶりに脚本を執筆した田村孟、監督はこれが第一回監督作品の長谷川和彦、撮影は「祭りの準備」の鈴木達夫がそれぞれ担当。
(あらすじ)
彼、斉木順は二十二歳。親から与えられたスナックを経営して三カ月になる。店の手伝いをしているのは、幼なじみの常世田ケイ子である。ある雨の日、彼は父親に取り上げられた車を取り戻すため、タイヤパンクの修理を営む両親の家に向った。しかし、それは彼とケイ子を別れさせようと、わざと彼を呼び寄せる父と母の罠だった。母は彼に「順は取り憑かれてるのよ、蛇にぐるぐる巻きにされてる」となじる。早く別れないとあの体にがんじがらめになるという。もともと、スナックを建てる時にケイ子を連れて来たのは父だった。ケイ子は左耳が関えなかった。その理由を順はケイ子のいう通り、中学生の頃、いちじくの実を盗んで食べたのを、順がケイ子の母親に告げ口をし、そのために殴られて聞えなくなったと信じていた。しかし、父は、ケイ子の母親が引っばり込んだ男に彼女が手ごめにされたのを母親にみつかって、たたかれたからで、いちじくの話はケイ子のデッチ上げだという。母親が野菜を買いに出ている間に、彼は父親を殺した。帰って来た母は最初は驚愕するが、自首するという彼を引き止めた。こうなった以上、二人だけで暮そう。大学へ行って、大学院へ行って、時効の十五年が経ったら嫁をもらって、と懇願する。だが、ことケイ子の話になると異常な程の嫉妬心で彼を責める。ケイ子と始めから相談して逃げようとしていたのだ、と錯乱した母は庖丁を手に待った。もみ合っている内に、彼が逆に母を刺していた。金庫から金を奪った彼は洋品店で衣類を替え、スナックに戻った。彼はケイ子に、店を今日限りで閉めると言った。何も知らないケイ子は、自分のことが原因だから両親に謝りに行くという。彼はもう取り返しがつかないと彼女を制した。順はケイ子と一緒に、ケイ子のアル中の母親の家に行って、いちじくの一件をたずねるが、八つ手はあったが、いちじくはなかったと、母親はいう。順は、追って来るケイ子を振り切って、一人で家へ戻る。両親の死体をタオルケットで包んでいる時に、ケイ子が家の中に入って来た。ケイ子は、殺人のことを既に知っていたのか、平然としている。彼女も包みを運び出すのを手伝ってから、二人は燃えた。海に死体を捨てたあと、いちじくの話はケイ子の作り話だと彼女から聞かされた。彼の脳裏に幼い日の彼と、貧しい父と母が浮かぶ。食うもんも食わんで、飲むもんも飲まんで、バカだよ。彼は泣いていた。ケイ子は彼と一緒に死ねると思った。「俺はここを燃やしたい、ここじゃなきや燃やしたことにならない」。二人は、スナックにガソリンをまいて、火を放った。梁にロープをつけて首をかけたが死に切れず、ケイ子を連れて外へ出た。見物人の人混みの中で、ケイ子から離れた彼は、一人、走るトラックの荷台から遠い黒煙を見ていた。上映時間 132分
(スタッフ・キャスト)
監督 長谷川和彦 ・ゴジサイト
製作総指揮 -
原作 中上健次
脚本 田村孟
音楽 ゴダイゴ
出演 水谷豊 、内田良平 、市原悦子 、原田美枝子 、白川和子
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トルク (2003 アメリカ)

2005-06-26 19:21:23 | 洋画・アクション
早回しとCGでのバイクスタントも遣りすぎると笑いの前に欠伸が?××・・・寝た。
公式サイト
(あらすじ)
“アプリリア/RSVミレ”の爆音を響かせて、ケアリー・フォードが街に帰ってきた。半年前、麻薬密売の容疑を着せられ、一人姿を消したフォード。そして今フォードは、恋人シェインとやり直すために帰ってきた。街を去る前、フォードはバイカーギャングのリーダー・ヘンリーから数台のバイクを預かっていた。実はその車体には大量のドラッグが隠されていたのだ。さっそくヘンリーは預けたバイクを返せと迫ってくる。自分に罪を被せたのがヘンリーだと知ったフォードは、ギャングと決着をつけるべくアプリリアにまたがった! 上映時間 84分
(スタッフ・キャスト)
監督 ジョセフ・カーン
製作総指揮 ブルース・バーマン 、マイケル・I・ラックミル
原作 -
脚本 マット・ジョンソン
音楽 トレヴァー・ラビン
出演 マーティン・ヘンダーソン 、アイス・キューブ 、モネット・メイザー 、ジェイ・ヘルナンデス 、マックス・ビースレイ
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