怒りの鉄拳

毎日更新日記

007は二度死ぬ(1966 イギリス)

2005-06-14 10:57:55 | 洋画・アクション
007が日本にやって来た。ちょっと時代錯誤な日本を紹介してくれるが、そんな事が気にならない程、魅力的な映画になっている。日本を代表する国際スター、丹波哲郎が敵役でないのが残念だが、充分に存在感を醸し出している。ジェームズ・ボンドが日本人に化けるという件はさすがに「悪い冗談」ぐらいにしか思えないが、幻のオープンカー・トヨタ200GTが観れるのは楽しい。シリーズ唯一の日本人ボンドガールとなった浜美枝と若林映子が華を添える。美女とスポーツカー、シークレット・サービスは魅力的な職業だ。
(あらすじ)
運航中のアメリカとソ連の宇宙のカプセルが、頻々と軌道から姿を消すという怪事件が起った。米・ソは互に相手国の仕業と疑い国際的危機は高まるばかり。イギリス情報部は、妨害ロケットが日本から発射されているらしいと探知した。007号ジェームス・ボンド(S・コネリー)は十日後のアメリカのジェミニ打ち上げまでに、敵の正体と本拠地、その目的をさぐれと命をうけた。日本の秘密諜報機関長田中(丹波哲郎)と秘書アキ(若林映子)の協力を得て、神戸に碇泊中の貨物船が怪しいとわかり、ボンドは神戸に急行したが敵の罠にかかり捕えられた。ボンドを救ったのは、赤髪の美女ヘルガ(K・ドール)だったが、そのため彼女は死んだ。日本南端のアキ島に不気味な事件が続き、さらに例の貨物船が現われたと知ると田中はボンドを日本人漁師に変装させアキ島に急行した。地元民の疑惑をさけるためボンドはキッシー(浜美枝)と結婚した。危険を共にしいつか愛しあうようになっていたアキは、別れの夜ボンドの身代りとなって殺された。アキ島の火口湖の底に敵の秘密基地を発見したボンドは、単身基地に潜入し捕えられていた米ソの宇宙飛行士たちを助けたが、妨害ロケットの発射をくい止めることはできなかった。敵は強大な国際犯罪組織スペクターの一号ブロフェルド(D・プリーゼンス)だった。その時田中の指揮する特殊部隊がなだれこみスペクターとの激闘が展開された。ボンドはロケットのコントロール・ルームに飛び込み妨害ロケットの爆破装置を押した。今はこれまでと覚悟を決めたブロフェルドは秘密レバーを引いた。火山全部が吹っ飛ぶような大爆発が起った。すばやく海上へ脱出したボンドとキッシーは飛行機から投げ落されたゴム・ボートに乗り、はじめてゆっくりと抱き合った。
(スタッフ・キャスト)
監督 ルイス・ギルバート
製作 ハリー・サルツマン、アルバート・ブロッコリ
原作 イアン・フレミング
脚本 ロアルド・ダール
音楽 ジョン・バリー
出演 ショーン・コネリー 、若林映子 、浜美枝 、丹波哲郎 、ドナルド・プレザンス
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