怒りの鉄拳

毎日更新日記

ミリオンダラー・ベイビー(2004 アメリカ)

2005-06-01 10:16:44 | 洋画・ドラマ
こういう作品が賞を獲るということが解る作品。貧民層で生まれ育った主人公が老トレーナーと共にボクシングで這い上がっていくサクセスストーリーはありきたりだが、この作品はそれだけでは終わらない。三人の芸達者が見せてくれるのは、信仰であったり、人生であったり、生きている意味さえ問いかけられる。栄光と哀しい現実がそこにあり、後半部分はひたすら辛い。*「ベスト・キッド4」(1994)の少女がこんなに大きくなって感慨深いものがある。もしミスター・ミヤギがトレーナーだったら、違う展開になっていたろうね、 ミリオンダラー・ベイビー
(あらすじ)Yahooサイト
「自分を守れ」が信条の老トレーナー、フランキーは、23年来の付き合いとなる雑用係のスクラップと、昔ながらのジム、ヒット・ピットでボクサーを育成している。有望株のウィリーは、教え子を大事に思う余りタイトル戦を先延ばしにするフランキーにしびれを切らし、別のマネージャーの下へと去ってゆく。そんな折、フランキーの前に現れた女性ボクサー、マギー。マギーはフランキーの指導を乞うが、昔気質のフランキーは女のボクサーを認めようとしない。だが連日ジムに通い詰めるマギーの一本気さに、やがてフランキーの心も揺り動かされ始めるのだった。

(スタッフ・キャスト)
監督 クリント・イーストウッド
製作総指揮 ロバート・ロレンツ 、ゲイリー・ルチェッシ
原作 F・X・トゥール
脚本 ポール・ハギス
音楽 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド 、ヒラリー・スワンク 、モーガン・フリーマン 、アンソニー・マッキー 、ジェイ・バルチェル
★前田有一の超映画批評★←最新作毒舌サイト 怒りの鉄拳 
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キングダム・オブ・ヘブン(2005 アメリカ)

2005-06-01 10:14:15 | 洋画・アクション
12世紀のエルサレムのセットが現実のエルサレムと同じに作られているのに驚き、もっともこの時代のものが一番多く残されている事もあるが、見事である。リドリー・スコットの描くキャンバスは濃厚にして決め細やかで、リアルである。何千年にも渡る抗争の歴史はこの映画で語られるほどのものではなくもっと複雑であろう、歴史上、聖地を守る為に沢山の人々の血が流れた。この物語でも戦いにおいて神は一瞬の奇跡も起こさない。平和を維持するものは戦力の均衡なのか、聡明な指導者なのか、絶対的な正義感だけではない事を主人公は知る。戦闘場面が長いのでちょっと退屈。仮面かぶっていたエドワード・ノートン?流石の存在感。
(あらすじ)公式サイト
12世紀のフランス。妻子を亡くし失意のどん底にある鍛冶屋のバリアン(オーランド・ブルーム)の元に、十字軍の騎士・ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)が訪れて、自分が父親だと告げる。バリアンは父に従い、聖地エルサレムへと旅立つ。当時、聡明なキリスト教徒の王ボードワン(エドワード・ノートン)と、回教徒のカリスマ的指導者サラディン(ハッサン・マスード)によって束の間の平和が保たれていたエルサレムだったが、権力の座を狙う一派の卑劣な振る舞いにより危機が迫っていた…。

(スタッフ・キャスト)
監督 リドリー・スコット
製作総指揮 リサ・エルジー 、ブランコ・ラスティグ 、テリー・ニーダム
原作 -
脚本 ウィリアム・モナハン
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演 オーランド・ブルーム 、エヴァ・グリーン 、リーアム・ニーソン 、ジェレミー・アイアンズ 、エドワード・ノートン
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