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7.4 微生物を入手しました その3 ゾウリムシの仲間

2013年07月03日 | 日記
7月4日(水)

 

 ゾウリムシとブレファリスマが混在している液体です。

 ゾウリムシは、顕微鏡下で草履(ぞうり)のような形に見えることから名前がついています。

 繊毛虫 Paramecium caudatum の和名、またはその近似種のことを意味します。

 単細胞生物としてはよく名を知られていて、オランダのレーウェンフックによって17世紀末に発見されました。

 水田や沼や池などにすんでいて、落ち葉のたまった部分の水を採取すると採集することができます。

 細胞の表面には繊毛(せんもう=繊維のように細かい毛)により素早く泳ぐので、観察するのが難しいです。

 一方、ブレファリスマ(Blepharisma)は、ゾウリムシと同じ繊毛虫類 異毛目ですが、

 ブレファリスマ科に属している微生物です。大きさは、一般的にゾウリムシよりも大きく、50~1000μmくらいです。

 体はゾウリムシとそっくりですが、体の色はピンクがかっています。

 そこで、私たちは「赤ゾウリムシ」と言っています。

 ゾウリムシよりも大きく、動きもゆっくりなため、私たちはブレファリスマの方が

 観察に適していると考えています。

 これらの微生物を培養して、学校での実験やサマーセミナーに広く使ってほしいと

 考えています。

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