goo blog サービス終了のお知らせ 

CURVAなひととき

CURVA(クルバ)。イタリア語でカーブ、そしてゴール裏の席。あらゆるスポーツでチケットが安いCURVAから熱気を伝える

野球ファンってアナログなのか?その2

2007年05月27日 00時04分52秒 | 野球

 [写真]阪神タイガースの応援風景に何とも違和感を感じているは自分だけか?
     最近、長居では“お決まりの行動”となっているアウェイ席へ。
     

 “アナログ”という定義には合致しているか思わないが、
 応援風景にも、非科学的な根拠のない些か精神論的な
 内容が見え隠れする。
 阪神タイガースはチームとしては“嫌い”ではない。
 いや、寧ろ好感の持てるチームとして見ている。
 完璧さの欠けた“ダメ虎”時代は、さらにその思いが強かった。
 ただ、応援風景が何と言っても馴染めないのだ。
 今季、選手の応援歌の前に盛んに発せられる
 “男を上げろ…”コールもその一つである。
 彼らはプロである。
 数多い選手の中で、
 スタメンを勝ち取った選ばれし“男の中の男”である。
 語弊があるかもしれないが、応援している人間よりは
 想像を絶する節制や自己管理を行っている人種であることは間違いない。
 
 “男を上げる”ことは、好結果を出す、という意味と同義となるわけだが
 3割の成功が良しとされる野球というスポーツで
 そうも男を上げる結果を残せないのも事実だ。

 「何も解っちゃいねえ…」
 選手の声が聞こえてきそうである。 
 そういった怒りのパワーを根元とした内容が
 どうも“男を上げる”応援に直結してるとは思えないのである。
 
 翻って、サッカーという競技ではあるが
 コンサドーレ札幌の応援には、聞いていてグッとくるのだ。
 
 “札幌の誇り。”

 応援という行動の前に、
 リスペクトする要素が含まれるこの光景には
 選手ならずとも目が潤んできてしまった。
 ここまで言われれば力が湧かないわけはない。
 
 選手を“煽る”阪神タイガース。
 選手を“鼓舞する”コンサドーレ札幌。
 より現代にマッチするのは、
 後者だと感じるのは僕だけなのだろうか。
 

東京Vと鳥栖が3連勝、草津は水戸に競り勝つ…J2(読売新聞) - goo ニュース

野球ファンってアナログなのか?その1

2007年05月25日 23時47分24秒 | 野球

 [写真]オリックス主催ゲームだというのに、
     京セラドームのファン構成は“ほぼ黄色一色”であった。

 こんなことを始めに書くものでもないのかもしれない。
 ただ、“傾向”として明確に表れているのだから仕方がない。
 野球、特に阪神タイガースの内容を取り上げた場合、
 このブログへのアクセス数が極端に低下するのだ。
 勿論、僕自身が野球に対して造詣が深いとはいえないのだが
 それにしても顕著な結果となってしまうのだ。
 失礼を承知で言えば、
 プロ野球ファンはパソコンを含めた文明利器を必要としないのかもしれない。
 そんな気さえするのだ。
 もっとも、プロ野球の結果を含めた様子は
 いくら人気が低下したとはいえ、メディアへ頻繁に登場するのだから
 一々、パソコンで結果や詳細を見よう、という人種が
 少数派と考えられなくもない。
 
 しかし、インターネットを介したリアルタイム中継が
 盛んに行われている現在、
 “脱・パソコン”外での野球生活を行っている人も
 少なくないはずなのだが。
 そういえば、ネット中継されているチームは
 ソフトバンクをはじめ、パ・リーグに集中している。

 人気のセ、実力のパ、は昔の話。
 脱・ITのセ、ITのパ。
 これが今の世に適切なのかもしれない。
 

オリックス・デイビー、球審に暴言で退場(読売新聞) - goo ニュース

レジェンドの記憶よ。永遠に…3

2007年02月01日 23時07分50秒 | 野球
 しかし、緊張感がまるでないのは、スタンドだけであった。
 投手は、さすがに長いイニングを放る体力が無いのか
 小刻みな継投が続く。
 この集中した環境が生むのか、
 往年の名投手が投じる球の威力は、
 外野スタンドに座る者にも十分感じるものであった。
 福岡の大量リードで、8回の大阪の攻撃。
 ここで、この日一番の歓声がドームを包む。
 浪速の春団治こと、川藤幸三の登場である。
 ゆっくりとバッターボックスに入るその姿は
 80年代の栄光とダメ虎時代の猛虎を思い出させる。
 そして-。
 センター前へと鋭く弾き返された打球は、
 当たりが良すぎて、センターライナーとなった。
 それでも拍手喝采だ。さすが、春団治である。
 男川藤の姿を目に焼き付けたファンは
 大満足だったに違いない。僕も、その一人として。
 

日本のベンゲルに!望月 指導者留学(スポーツニッポン) - goo ニュース

グルノーブル入団、梅崎が現地で会見「ウメと呼んで」(読売新聞) - goo ニュース

レジェンドの記憶よ。永遠に…2

2007年01月29日 21時35分20秒 | 野球
 この日、行われた試合は「大阪府民デー」で
 外野自由席は無料だ。
 ある種の予感が頭をよぎる。
 こうした類のイベントの場合、
 目の前に行われている試合を純粋に楽しむといった
 「あたり前」なことを疎かにする人達が多いことである。
 スタンド入口がら外野席を見上げる。
 案の定、試合度外視で奇声を上げる子供や
 ピクニック気分の若い親子などが大部分だ。
 グラウンドに目を移す。
 あれ?違和感は始めに気づいた。
 審判のユニホームがピンク色なのだ。
 スタンドの雰囲気といい、グラウンドの光景といい
 緊張感が感じられないラフな状況は
 昔の勝負師達が戦う場とは思えない。
 だから、いやな予感がしたんだ…
 そう思いつつも、
 家族で弁当を広げる横を通り抜け
 空席に腰を下ろす。

インテルが連勝伸ばす バルサは首位キープ(共同通信) - goo ニュース

レジェンドの記憶よ。永遠に…1

2007年01月21日 22時03分14秒 | 野球
 
 時間とは、こんなにも残酷なものなのか…
 UEFA会長選挙にも立候補が噂される
 フランスの将軍、ミッシェル・プラティニ。
 自分の中で、サッカーというスポーツに幻想的な
 イメージを植え付けた最初の選手だ。
 ユベントスやフランス代表での華麗なゴール。
 繰り返した再生で、文字通りビデオテープが擦り切れる程、
 当時、少年だった心を魅了した。
 そのアイドルも…
 W杯やUEFAの公式行事で見かける彼の姿は
 溜息を吐かずにはいられない。
 見るも無惨に膨らんだウエスト。
 あのファンタジスタは、
 その姿と共に、彼方に去ってしまったのか。
 
 日本のプロ野球選手とて、決して例外ではないだろう。
 美しかったあの頃の記憶を
 永遠に完成型のまま留めておきたい。
 引退後の選手が対象であるマスターズリーグ。
 全盛期を過ぎている選手達。
 当然である。怪我や体力の限界といった
 理由はどうであれ、「一線」を引いた選手から構成されているのだ。
 今更、輝いた「レジェンド達」を映像以外ではなく
 実際目にすることで、気落ちすることは必然だ。
 京セラドームへの足取りは、当然、重い。
 

オシム日本の千葉合宿は26人招集(日刊スポーツ) - goo ニュース

元清水の沢登さんが引退試合、「ドーハ組」ら集う(読売新聞) - goo ニュース

出でよ!日本を代表する名スタジアムよ!

2007年01月04日 22時48分57秒 | 野球
 トラブルが起これば、最後だな-。
 
 京セラドームに行くたびに考えさせられる。
 上層と下層の二つのスタンドからなる構造ではあるが、
 この上層階が「くせ者」である。
 内部に数本配置される長い急傾斜の階段。
 近年、設計されたとも思われないような
 非バリアフリー構造である。
 まあよい。上層階へは、体力がある者だけが
 入場を許されるものと捉えよう。
 チケット代も下層階よりも安いことだし。
 問題は、寧ろ帰路。下りである。
 試合終了後ともなると、
 数本しか存在しない階段に殺到する観客。
 阪神タイガースは、高校野球選手権期間中に
 この球場を使うことが多い。
 狭い通路で蒸し暑く、不快指数は上昇する。
 これで負けていたりでもしたら…
 いや、負けて帰る回数が多いのだが。
 昨年、浜中治のサヨナラタイムリー後でも
 数人の男性から怒号が飛び交う程だ。
 イライラの度合がはかれると言えよう。
 
 ああ何故、日本には施設・環境ともに優れた
 名スタジアムが存在しないのだろう…

 カンプ・ノウ。サンチャゴ・ベルナベウ。
 そしてサンシーロ…等々
 多目的な使用なら、ドイツやオランダにも
 幾多の名スタジアムが存在する。
 
 いよいよ、今シーズン終了後、
 甲子園球場が改装される。
 座席の狭さや施設の老朽化による不快指数は
 京セラドームにも劣らない。

 参考物体は数多である。
 ヤンキースタジアムか?それとも…
  

乾ワールドクラスの器…負けても取材に応じサインまで(夕刊フジ) - goo ニュース

松坂大輔の『ロード』は舗装された

2006年12月15日 22時43分16秒 | 野球
 松坂大輔は無事、ボストンに辿り着いた-。
 難航していた交渉から、双方の妥協点を見つけることは
 代理人、そして球団、何より松坂本人にとって
 骨の折れる作業だったに違いない。
 本来、プロ選手である以上、
 根本となる契約の妥協というのは許されないものだ。
 先発として迎えられる松坂の場合、
 登板間隔や調整方法といった起用方法をはじめ、
 通訳や住居といった部分を含めた
 生活面まで多岐にわたる。
 快い活躍を期待するには、
 心地よい環境が不可欠、という訳である。
 かたや、大リーグにとって新人である選手に
 莫大な金額を費やすリスクを軽減したい球団側との
 微妙な駆け引きが、
 やり手代理人、ボラス氏の辣腕ぶりで
 一癖あるものに仕上がっただけの話である。

 球団側と松坂側-。
 双方の着地点は定まった。
 後は結果、それだけである。 
 

日本、第1戦はホーム サッカー女子W杯PO(共同通信) - goo ニュース

メジャー移籍による誤認識を防げ!

2006年12月05日 22時50分25秒 | 野球
 とんだ勘違いだったのかもしれない。

 松坂大輔、井川慶と相次ぐ高額落札に
 人身売買といった「お門違い」な
 意見も出されている中で、日本のプロ球界レヴェルが 
 メジャーと同等、いやほぼ対等だと考える
 論調が多いことに、ただ驚くばかりである。

 マイナーリーグに移籍するならば…

 こういった事例が発生したなら、
 メジャーよりもレヴェルが落ちるから…
 といった考えが出てしまうような具合だ。
 WBC制覇の余波とも考えられなくもないが、
 野球そのものの奥深さや歴史を比べられた場合、
 両者の勝負もままならない状況だという
 「常識」が認識されていないことに
 悲しみにも似た寂寥感が襲うのだ。 

破格の応札に危機感 高額落札続く保証なし(共同通信) - goo ニュース

『普段着野球』で感じた犠打の感触

2006年10月22日 23時36分04秒 | 野球
 新庄剛志は変わらなかった。
 日本シリーズに入ってからも
 攻撃や守備、そして自身の源となる
 パフォーマンスにも随所に「らしさ」を見せる。
 似たもの同士と、戦前より予想された展開は
 犠打多様の戦術を確実にこなしたファイターズが
 「普段着野球」を制したと言えるのかもしれない。
 
 勝利至上主義-。

 犠打とは、勝利に直結した際に使われた場合、
 こうも結果に結びつくものなのかと
 改めて考えさせられる。
 観ている者にとっても、
 消極的なイメージすら沸かない。
 強烈なダメージというよりも、
 首元を真綿で締められているようなといった
 追いつめられた感が余計に増すのだ。
 オイオイ犠打かよ、といった
 残念感が沸かないのだから
 それこそが勝利への渇望が勝った
 結果であると言えるのだ。
 

勝敗を分けたバント 普段着野球に徹した日ハム(共同通信) - goo ニュース

横になって空の旅を 新座席を順次導入 シンガポール航空(西日本新聞) - goo ニュース

日本のプロ野球界は、大リーグの2軍なのか2

2006年10月17日 20時42分24秒 | 野球

 村上春樹著、『ノルウェイの森』を読む。
 「食わず嫌い」であった自分を呪った。

 --------------------------------  

 日本のプロスポーツ界において、
 レベルやリーグ(組織)が『世界基準』といえる種目は
 国技と言われる相撲をはじめ、少なくない。
 野球が、その評価基準を満たしているかと言えば、
 可もなく不可もなく、といったところだろう。
 大リーグの優勝チームを決める戦いが
 ワールドシリーズと名の付く現時点に、
 「我らこそは世界最強リーグ」であると
 アメリカ野球へ盾突くのも無理な話だ。
 残念ながら、大リーグが
 レベルや組織でも「メジャー」であるのは
 認めざるを得ない状況だ。
 
 有能な人材は、「上」を目指すべきなのか?

 野球に限定した話ではなく、
 複数の人間が切磋琢磨する場所では
 明確に上を目指す人間と、
 その場所で実力に磨きをかける人間とに大別される。
 必ずといってではないが、
 前者は、場所を突き抜ける程の実力を有した
 いわば、「選ばれた」人間である。
 勿論、両者の地位に明確な差異はない。
 ただ、「選ばれた」人間だからこそ進める
 セカンドステージが、
 目前に届くか否かの違いだけである。 
 

ファン投票1位の新庄、日米野球出場を辞退(読売新聞) - goo ニュース

王監督、小久保獲得を示唆 球団首脳「ルール通りに」(共同通信) - goo ニュース