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CURVAなひととき

CURVA(クルバ)。イタリア語でカーブ、そしてゴール裏の席。あらゆるスポーツでチケットが安いCURVAから熱気を伝える

晴舞台は「栄誉」か「個人情報漏洩」か1?

2007年01月16日 20時04分48秒 | ラグビー
 
 [写真]花園での高校生に対する写真撮影は制約された。
     隣の第2グラウンドで、翌日の試合に向けた
     調整練習をする「近鉄ライナーズ」なら… 

 
 ラグビーの場内放送は、
 ラグビー自体が持つ紳士的なイメージと同様に
 上品そのものである。
 語尾に、「~頂きます」や「~致します」が
 アナウンスの中へ自然に含まれる。
 アナウンス嬢が発するこの言葉の意味は
 このスポーツに対する敬意の表れなのかもしれない。
 そう思ってしまう程だ。
 そんな、「お上品」な場内放送でも
 試合中、ハーフタイムに問わず、
 盛んに発せられる内容がどうも気になるのだ。

 「場内での写真撮影は、ご遠慮頂けないでしょうか-。」

 勿論そうだ。
 フラッシュを用いた撮影は、
 選手のプレーへの影響が無いとも言えない。
 個人の集中力の問題でもあるが、
 試合に「入り込めない」選手もいるだろう。
 まあ、概ね納得ではある。
 しかし-。

 「デジタルカメラ、携帯電話を使用しての撮影は、
 選手の個人情報侵害の恐れもあり…」

 一瞬、耳を疑った。
 チーム内のスタメン競争にも勝利した。
 厳しい都道府県予選にも勝利した。
 そして、本番の花園に立つ栄誉を掴んだ選手達。
 ゴール裏のボードに刻まれた己の名前は、
 紛れもなくその証である。
 何人たりとも邪魔されない、
 それこそ、本当の個人の「栄誉」である。
 
 将来、ボードに表示されるのが、
 本名ではなく「A君」や「源氏名」だとしたら…
 
 悪事に情報を使用する人間もいるだろう。
 しかし、急速な情報技術の発達により、
 ごく身近なパーソナル情報が
 公になってきているのも事実だ。
 専門誌に目を通さない限り知り得なかった
 出身校や生い立ちも、
 ごく簡単に手に入る世の中だ。
 ただ、そのことが当人の栄誉に対し、
 撮影の制約を加えることに繋がるかは
 大いに疑問である。
 
ベッカムはレアルをだました=会長が怒りを爆発(時事通信) - goo ニュース

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2007年『クルバ』初め。

2007年01月06日 15時09分29秒 | ラグビー
 
 今年も『クルバ』での観戦もいよいよスタートである。
 安値の席で、かつ熱狂的な場所での観戦をという
 当初の目的に立って、極めてクルバ的な場所を選んでみた。
 近鉄花園ラグビー場。
 高校ラグビーの聖地であるこの場所で
 2007年の観戦初めとする。
 チケット代は一律1000円だ。
 メインスタンド。バックスタンド。そしてゴール裏というスタンド構成。
 今ではすっかり見なくなった「立見席」も、しっかり存在する。
 そのいずれもが、1000円で観戦可能である。
 屋根付きメインスタンドの中央が良席、というのは言うまでもない。
 しかし、そこは目の肥えたファンが多く集まる聖地。
 各々、ベストポイントと思われる位置に陣取る。
 
 首を降ることなく観戦可能な「斜め横」に立ち見する人…
 聳え立つメインスタンド最上部にごろ寝しながら…
 観戦方法もまちまちだ。
 
 そんな花園ラグビー場でも、
 最も特殊な観戦場所は、北側サイドスタンドだ。
 固定座席も存在しない。
 見えるのは、コンクリートの階段のみである。
 最前列から1m先は、報道陣が望遠レンズを選手に向ける。
 この席の特徴である、目線がピッチレヴェル、というのは
 日本では希な部類ではないか。
 選手と同様の目線で観戦できるという意味では、
 一番、臨場感がある場所といえるかもしれない。
 ただ、ピッチ全体を俯瞰するという部分では
 最も適さない場所なのかもしれない。
 東福岡-大工大戦では、
 後半、東福岡が「南側」へ一方的に攻撃する展開となり、
 席を移動する人も少なくなかった。
 
 まあ良い。
 芝生の臭いを直接感じ、
 選手の呼吸音すら逃さない特別な場所。
 観戦初めとしては、抜群の選択ではないか。
 生駒山から吹く、この季節には堪える寒風も
 今日はあまり気にならない。 

作陽、神村学園を破り初の決勝へ…全国高校サッカー(読売新聞) - goo ニュース

フィーゴ、サウジの強豪クラブへ移籍か(読売新聞) - goo ニュース

オヤジの予感

2006年01月06日 23時56分08秒 | ラグビー
 地震、雷、火事、大雪-。
 語呂は悪いが、最近のオヤジ達の話題はこれだろう。
 
 会社ビルでの朝。
 エレベータでの会話はこればかりだ。
 「電車の上は雪だらけやった…」や
 「30分も電車が遅れた…」。
 
 いや。そんなお決まりのパターンも頷ける程の大雪である。
 関西地方でもこの状況だ。
 東北や北陸の方々は『ちょい面白オヤジ』の会話では
 済まないであろう。

 明日は高校ラグビーの決勝が花園で行われる。
 「10cmは積もるらしいで…」
 オヤジはいつものように他人事であり、
 その状況を望んでいるのかという気さえする。

 Bシードから勝ち上がってきた伏見工業。
 そして関東の雄、桐蔭学園。
 気候に左右されるような戦いは望んではいないが、
 もしかしたらポイントとなるのではと考えてしまう。
 
 「そうやろうが!いわんこっちゃない…」

 オヤジのしたり顔が思い浮かぶ。  


 雪の死者は53人、8日にかけさらに大雪の恐れ (朝日新聞) - goo ニュース

自分の歳を実感する時

2005年12月27日 23時48分19秒 | ラグビー
 今年もあと僅かである。
 
 仕事納めとなった今日、
 労う酒宴もそこそこに葉加瀬太郎のコンサートへ向かう。
 この時期にクラシカルな音楽に浸れるとは。
 正月休みも無きに等しかった
 これまでの生活と比べようもない。
 
 それにしても
 『平成生まれ』の花園選手の登場には驚きだ。
 兄貴のような存在だった高校年代が
 今では自分の息子のような存在に変わりつつある。
 子供が居ない身にとって、
 普段感じる問題ではないだけに
 トピックとして扱われると
 殊更、年齢を感じてしまうのである。

 
 葉加瀬太郎はかろうじて年上なのだが。 
  
 
 天理は抽選で2回戦へ 全国高校ラグビー第1日 (共同通信) - goo ニュース

『祭典』開催への見えない敵

2005年11月18日 21時33分14秒 | ラグビー
 勝負はふたを開けてみないとわからない・・・。

 下馬評では、日本とニュージーランドをリードしている
 といわれた南アフリカであったが1回目の投票で敗退。
 日本はニュージーランドとの決選投票で敗れ
 初開催の夢は叶わなかった。

 「ラグビーのグローバル化が認められなかったことは残念」
 招致スタッフが口を揃える。
 
 決選投票の非公開ということからもわかるように
 一部の強国による閉鎖性の強いスポーツという感は否めない。
 このようなニュースが報道されることで
 マイナスイメージが広まることは避けねばならない。

 改めて思う。
 IRB(国際ラグビーボード)理事会の
 投票に対する措置は招致活動を行った者に対し
 あまりにも配慮を欠いた行為ではないか。
 
 「勝負のふた」は開けられなかったのだから・・・
 
 
 
 

グローバルか伝統か

2005年11月17日 23時54分13秒 | ラグビー
 2011年ラグビーワールドカップ。
 日本はニュージーランド、南アフリカとともに開催国に立候補している。
 
 果たして、
 6年後に自国開催を目指していることを
 認識している国民はどれ程いようか。
 招致PRのビデオはトップリーグや国際親善試合の会場で
 頻繁に放映されるが、一般的には浸透していないのが現状だ。

 厳しいことをいえば
 招致に対する『本気度』が足りなかったのではないか。
 
 国民関心事となった
 あの2002年とは雲泥の差である。

 ニュージーランド、南アフリカともに
 ラグビー伝統国としての集客力により
 国際ラグビーボード(IRB)に莫大な収益を約束する。

 一方、集客力で劣る日本は
 ラグビーのグローバル化を全面に推し、
 アジア初となる開催に向けアピールしてきた。
 ヨーロッパ、特にイギリスではこのような行動が好評を得て
 いるのも事実である。
 
 下馬評では南アフリカ有利も
 ロンドン五輪の例もあり見逃せない。 
 
 日本時間の18日午前0時。
 運命の理事会が開催される。

霞んだ世界8強

2005年06月21日 22時30分42秒 | ラグビー
 世界レベルを体感。というよりは見せつけられた。

 6月12日に長居陸上競技場で行われたアイルランド代表との国際親善試合。大半の主力メンバーが来日せず、「スコットランドとの激闘」の再現を期待する熱心なファンでバックスタンドはほぼ埋まっていた。折しも、ワールドカップ招致のCMがゴール裏のビジョンに流れ、ムードは最高潮に。 
 しかし-。この日の日本代表は、激闘を再現する技術レベルやメンタリティーを持ち合わせていなかった。結局のところ、欧州の「一軍半」の選手に現実を突きつけられた。ラインアウトでは悉く制空権を握られ、スクラムでは反則を繰り返す。体格差という「どうしょうもない」ハンデを除いたとしても、ボールハンドリングやディフェンスなどのポテンシャルの差は明らかだった。みるみる広がっていく点差。唯一の見せ場は、若武者SO森田が放った50mのPG。地元大畑の爆走を期待したファンを大きく失望させる結果となった。

 19日に行われた「再戦」でも敗れた日本代表の今後は未だ不透明だ。相次ぐ選手の不祥事。第2戦のスタメンにSO森田若手の名前は無い。育成か、それとも結果を重視か。迷走の根幹である『世界8強進出対策会議』の存在も含め、将来的なビジョンを早急に明確化する必要がありそうだ。
 『世界8強』という目標を「絵に描いた餅」にしないためにも・・・

※19日のアイルランド戦終了後、萩本光威監督は自らの進退を協会に一任、というニュースが飛び込んできた。