[写真]花園での高校生に対する写真撮影は制約された。
隣の第2グラウンドで、翌日の試合に向けた
調整練習をする「近鉄ライナーズ」なら…
ラグビーの場内放送は、
ラグビー自体が持つ紳士的なイメージと同様に
上品そのものである。
語尾に、「~頂きます」や「~致します」が
アナウンスの中へ自然に含まれる。
アナウンス嬢が発するこの言葉の意味は
このスポーツに対する敬意の表れなのかもしれない。
そう思ってしまう程だ。
そんな、「お上品」な場内放送でも
試合中、ハーフタイムに問わず、
盛んに発せられる内容がどうも気になるのだ。
「場内での写真撮影は、ご遠慮頂けないでしょうか-。」
勿論そうだ。
フラッシュを用いた撮影は、
選手のプレーへの影響が無いとも言えない。
個人の集中力の問題でもあるが、
試合に「入り込めない」選手もいるだろう。
まあ、概ね納得ではある。
しかし-。
「デジタルカメラ、携帯電話を使用しての撮影は、
選手の個人情報侵害の恐れもあり…」
一瞬、耳を疑った。
チーム内のスタメン競争にも勝利した。
厳しい都道府県予選にも勝利した。
そして、本番の花園に立つ栄誉を掴んだ選手達。
ゴール裏のボードに刻まれた己の名前は、
紛れもなくその証である。
何人たりとも邪魔されない、
それこそ、本当の個人の「栄誉」である。
将来、ボードに表示されるのが、
本名ではなく「A君」や「源氏名」だとしたら…
悪事に情報を使用する人間もいるだろう。
しかし、急速な情報技術の発達により、
ごく身近なパーソナル情報が
公になってきているのも事実だ。
専門誌に目を通さない限り知り得なかった
出身校や生い立ちも、
ごく簡単に手に入る世の中だ。
ただ、そのことが当人の栄誉に対し、
撮影の制約を加えることに繋がるかは
大いに疑問である。
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