[写真]会場となった大阪・なみはやドーム。
屋内競技場ではあるが、高い天井に開放感が漂う。
「お帰りの際、混雑が予想されます。お帰りの切符も…」
巨大なイベントや競技周辺の公共機関でお馴染みとなっているような
駅構内アナウンスではあるが、
少なくとも、ここ門真南駅には集客力のあるイベントも皆無であるような
日曜日の朝、といった光景だ。
午前10時30分-。
デビスカップ2007ワールドグループ プレーオフをホーム、
そしてここ、大阪の地で開催する時刻が迫っているにもかかわらず
閑散とした雰囲気には、ただ残念でもあり、怒りでもあり…
先日、閉幕した世界陸上でも話題となっていたが集客問題だが
この手の世界的なイベントに対し、
大阪(勿論、周辺県民も含む)での過度な“無関心”振りは
今後の開催有無さえも揺るがす重大事だ。
ホームであるからには、
客席を全て埋めることが義務である。
自国の選手にとってアドバンテージにならない筈がない。
だが、
日頃、心に抱いている責務を全うしようにも限度がある。
集客の根幹となる選手や競技に魅力を感じてもらわなくては
声高に発する演説も聞き入れてくれることはない。
そんなことを心の中で呟きながら
なみはやドーム内へと歩を進める。
場内の乾燥した空気と共に、
僅かだが消毒液の混じった匂いを感じてしまう。
夏期にはプール営業を行う“多目的ドーム”ならではの臭気。
喉の奥が痛くなるような乾燥ぶりは、
大阪エヴェッサの試合でも感じる、このドームの数少ない短所でもある。
この日、第1試合に登場した鈴木貴男が試合中、盛んに咳き込んでいたのは
自身のコンディションもあったであろうが
ドーム特有の乾燥が影響しているような気がしてならないのだ。
横浜FC降格危機もイベント検討(日刊スポーツ) - goo ニュース