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CURVAなひととき

CURVA(クルバ)。イタリア語でカーブ、そしてゴール裏の席。あらゆるスポーツでチケットが安いCURVAから熱気を伝える

柳沢敦は、まだ死んでいない。

2010年11月13日 00時57分03秒 | サッカー(その他)

 柳沢敦が京都から戦力外というニュースに衝撃を受けたひとりとして、どうしても書かずにはいられなかった。メッシーナに所属していた柳沢敦を見た“衝撃”から5年が経過している。鹿島ではトップに位置しながら、周囲を使いこなすことに長けたストライカーは、イタリアの地では左サイドの、そしてやや中盤よりというポジションに入っていた。アウェーとなるフィレンツェの地で、途中出場ながら輝きを見せていたことが昨日のように思われる。それ程の衝撃であった。時にはサイドでタメを作り、時には果敢に突破を図る。柳沢敦の投入前後では明らかにメッシーナの攻撃がスムーズに動いたことでもわかる。Jリーグでは見られない鬼気迫る鋭い眼光。何よりも、イタリアの地で活躍するという野心のようなものが感じられた。チームが停滞期に入ったタイミングで投入されるジョーカーとしての確立された地位。この日も途中出場だったように、本意ではない起用法であったのかもしれない。ただ、己に与えられた役割を確実に、そして黙々とこなすこと姿は、感動的ですらあった。そんな、フォア・ザ・チームを体現する男が戦力外となったことへ残念な気持ちと同時に、まだまだ活躍の場が十分に残されていると感じているのは、私だけではない筈だ。柳沢敦は、まだ死んでいない-。

サッカー=南米選手権、日本はアルゼンチンと同組に(トムソンロイター) - goo ニュース

なぜ、シュライカーは負けたのか(2010年9月4日)

2010年09月05日 01時09分04秒 | サッカー(その他)

 シュライカー大阪のホームである大阪市中央体育館。ホームアンドアウェイ開催(セントラルでの開催以外)では、Fリーグ最高観客数を記録することとなった試合。多くの観客にとっての目当ては、名古屋オーシャンズのリカルジーニョであったことは間違いない。ベンチ裏のアップゾーンで「7番」が動くたびに、客席からの視線もコート外へと動く。注目度はダントツである。無理もない。「やべっちFC」をはじめとした番組で、彼の足技が紹介されたことで、ディフェンスと対峙した場面でのアイデアに注目が集まった。結果からいうと、リカルジーニョの「妙技」は数える程であった。ただ、彼の実力に疑問が沸いたというわけではない。抜群のキープ力から、次々と決定的な場面を演出することで、要注意人物であることを証明した。大阪が名古屋の守備ブロックに手を焼いたのに対し、名古屋が多くの時間帯でゲームをコントロールしたのには理由がある。

 ひとたびマイボールとなると、ドリブルやダイレクトパスを駆使して大阪ゴールに迫る。反対に守備の場面では、4人の距離感を保ちながらアタックされそうなゾーンを忠実に埋める。名古屋のクラッキであるリカルジーニョも例外ではない。泥臭くボールを追いかけることで、反撃の隙を与えない。大阪のドゥダが一発を狙って前戦に張り付くのと対照的な光景であった。攻撃における意外性と、守備における堅実さ-。名古屋の勝利は必然、であった。

日本代表、パラグアイに1―0 サッカーの国際親善試合(共同通信) - goo ニュース

Jリーグプレミア化に思う-。

2010年07月30日 23時56分26秒 | サッカー(その他)

 Jリーグプレミア化の波紋-。「おらがチーム」は、果たして選ばれし10チームに選出されるんだろうか。トップカテゴリーに所属しながらも、資金面で劣るチームは脱落するのでは-。様々な憶測は、サポーターの心配事となっているかもしれない。実力(資金も含めてだが)あるチームが数多く対戦する機会を増やすことは、リーグの魅力を増し、さらに選手の実力を高める方策のひとつなのかもしれない。数年前、欧州内で画策された「ソリッドCL」をイメージしてしまう。レアル・マドリーやバイエルン、マンUが国を超えて対戦する。観る側にとっては、どうしても興味をそそられてしまう。ただ、それでも実現に至らないのは理由が存在するからだろう。経営側の放映権料といった旨みを得るメリットは大きい。しかし、多くの金満クラブ以外の「プロビンチア」からの反発は見逃せない。強い者だけの集まりでいいのか、という問題である。一般論、としての正論と反論の存在だ。
 今回のJリーグプレミア化という提起は、もっと別のシビアな部分を指しているような気がしてならない。脆弱な基盤のクラブを立て直す-。聞こえは、いい。ただ、救済策と思われるような内容は、膨れあがったチームのスリム化という裏目標とも考えられなくもない。地域の夢であったはずのJ参入は、勝手口ほどの門へと狭められようとしている。

ミラン副会長、本田の獲得は「難しいと思う」(スポーツニッポン) - goo ニュース

大東チェアマンがJクラブの“仕分け”に着手(スポーツニッポン) - goo ニュース

Jリーグ、「秋春制移行」の切り札は

2010年07月21日 21時51分29秒 | サッカー(その他)

 気温32度-。「走れ」と鞭打たれたとしても無理な注文だろう。世界陸上が開催された大阪で、高速トラックという最良の道具を有しながら、世界記録が皆無という低調な結果に終わったのは酷暑が影響していることは間違いない。いくら、太陽が西に傾いたとしても、日中に蓄積された温度が簡単に逃げることは無いのだ。真夏はスポーツに適した季節ではないことは明らかだ。気温は低い方が、選手のパフォーマンスを最大限に引き出すことができる。Jリーグの「秋春制移行」の議論は、夏期での試合を無くすことを前提としたものであることは間違いない。
 冬季の北海道を体験した者にとって、いかに「秋春制移行」が夢空事であることか判断がつくはずだ。猛烈な風雪でピッチコンディションを最良に保つ方法とは何なのだろう。ピッチの問題をクリアしたとして、極寒の屋外に快適な観戦環境は存在するのだろうか。全ての北国方面に位置するクラブが、ドーム型の屋内競技施設と練習施設を持ち得ることを考えたとしても、“先立つモノ”が揃う可能性は限りなくゼロに近い。秋春制移行の議論を続けていくことは、降雪地に属するクラブを放置することにもなりかねない。世界標準のサッカーカレンダーとの並行稼働は、選手の移籍や代表活動の充実度を増すためにも悪くない話だ。しかし、南北に延びる日本列島が生む季節感の差は埋めようにも埋まらない。「盛夏の試合」を開催しないことが、「真冬の試合」を実施せざるをえない理由とはならない筈だ。「春秋制」とのギリギリの折衷案こそが相応しいような気がしてならない。何とも歯切れが悪いが……。 

J新チェアマン「秋春制ムリ」鬼武論継続(日刊スポーツ) - goo ニュース

ガンバ、困難な状況で得られた「経験と結果」(2010年4月13日)

2010年04月13日 23時50分33秒 | サッカー(その他)

 ガンバにとって、ACL予選突破がかかる大切な試合を前に、
 かつてない苦しい選手起用を余儀なくされたことは間違いない。
 怪我人続出の中、若手を起用するという「経験と結果」を
 同時に求める選択をしなければならなかった。
 3バックながらも、両サイドバックの位置は低く保ち
 試合序盤は慎重な戦いに終始したことで得られた安定感は
 武井択也や大塚翔平を落ち着かせたかもしれない。 
 前半終了間際に見られた中盤でボールが収まらない状況を除けば
 概ね及第点と言える内容だった。
 先制点こそ水原に奪われたものの、
 前半とは一転してサイド攻撃に活路を見出したことで、
 宇佐美貴史の劇的なゴールで幕を下ろす。
 「経験と結果」という2つの困難なミッションを完遂したガンバ。
 思わぬ形で訪れた“試用”は、
 苦戦が続くJでの戦いにも光明だろう。

G大阪、決勝トーナメント進出=広島は予選敗退-ACLサッカー(時事通信) - goo ニュース

Jリーグ、新移籍ルールで訪れる“2極化”(その2)

2009年09月30日 21時09分24秒 | サッカー(その他)

 育成補償金ルールで合意に至らず……

 JリーグとJリーグ選手協会で話し合いが続けられてきた
 遺跡の際に発生する育成補償金のルールは
 合意できないまま「移籍交渉」が開始されようとしている。
 移籍ルールをFIFA規則へ移行する-。
 多くのクラブにとって、手塩にかけて育てた“財産”を
 資金力のあるクラブに易々と渡すわけにはいかない。
 そこで、25歳以下の選手移籍の際に限り、
 移籍先のクラブは旧クラブに約800万円を支払うという
 ローカルルールをもってFIFA規則をのむ、というわけだ。
 しかし、活躍の場と報酬を少しでも増やしたい選手側にとっては、
 約800万円の育成補償金も高額、となるわけだ。
 話し合いは平行線を辿り、双方歩み寄りをみないまま
 10月1日を迎えようとしている。
 

育成補償金ルールで合意に至らず=移籍交渉は1日から開始-Jリーグ=(時事通信) - goo ニュース

Jリーグ、新移籍ルールで訪れる“2極化”(その1)

2009年09月29日 21時58分48秒 | サッカー(その他)

 bjリーグに所属する高松が、
 先日、今シーズンの参戦を正式に発表した。
 スポンサーの撤退でチームの存続さえも危ぶまれた中、
 最小限のチーム運営費での船出となる。
 世界的な不況という厳しい環境では、どのチームにとっても
 他人事とは考えられないだろう。
 サラリーキャップ制を導入し、選手の年俸を制限するbjリーグにあって、
 チーム解散危機というニュースは衝撃的だった。
 人件費の抑制こそ、リーグ繁栄の鍵である。
 選手側からすると、いくら高額なサラリーを要求しようにも、
 チームとしての上限が定められている中では、
 移籍の道を探るしかない。
 「エヴェッサ王朝の崩壊」は、サラリーキャップ制とは
 無関係とは言えないだろう。
 高松にとって今シーズンの開幕は、
 外国籍選手の所属無しで迎えることになる(らしい)。
 フィジカルに秀でた外国人無しでの戦いは
 苦戦が予想される。
 ただ、日本人選手だけでの戦いは、
 逆に日本人の短所や長所を明確に知る機会なのかもしれない。
 そうした意味で、高松の実験的でもある今季の戦いは
 目が離せない。
 
 外国人選手がいるチームと-。 
 日本人選手だけで戦おうとするチームと-。

 同じ土俵で競う戦いで進む2極化。
 資金のあるものと、そうでないもの-。
  

Jリーグ、移籍ルールで妥協案 今年は暫定的に実施か(共同通信) - goo ニュース

雨天は中止!論者の残念な溜息

2009年09月17日 02時04分03秒 | サッカー(その他)

 「中止の試合なら、最初からに決まっている!」

 鹿島-川崎の雨中の激戦が、中断部分からの開始となったニュースを見て、
 横の妻がけしからん、と声をあげているのだ。
 彼女の異論の根拠も解らなくもない。
 学生時代から高校野球を愛するものにとって、
 雨天ノーゲームが、いかに「ドラマチック」な結果を生むかを
 経験しているからに他ならない。
 大量リードしていたチームが、翌日の再試合で全く打てないことや、
 逆に「雨に救われたチーム」が奇跡の快進撃を起こすことを
 鹿島や川崎に当てはめているのだろう。
 彼女にしてみたら、カシマスタジアムの大洪水も
 首位攻防戦に加えられた「演出」ということになる。
 せっかく、天から「授かった台本」を捨てることは
 何とも勿体ないという溜息混じりの意見は理解できなくもない。

 試合の当事者からすると、
 何という愚論かと怒りの説教もありそうだが、
 仮に最初から仕切直し、となった場合、
 鹿島が息を吹き返したにせよ、
 川崎が2点差以上の得点差で勝利したにせよ、
 胸躍るようなな展開となったことは
 間違いなさそうだ。

指宿の移籍が白紙に?ジローナで練習(スポーツニッポン) - goo ニュース

鹿島-川崎の「水入り」で勢いを増すのは?

2009年09月15日 20時47分37秒 | サッカー(その他)

 今までリードしていた状態をリセットする-。
 首位・鹿島を相手にリードしていた川崎にとっては、
 試合中止が非情な宣告だったことは間違いない。
 得点をはじめとした記録が水泡に化すことはもちろん、
 勝ち点差を縮めるチャンスに「水を差された」ことで、
 リーグ優勝という栄冠さえも遠のく結果となる恐れがあった。
 得点差が無い状況ならば、諦めがつくのかもしれない。
 ただ、リードを広げた後での中止決定では
 川崎側にとっても納得がいかないことは理解できる。
 中断時点からの再開という委員会の判断は妥当だろう
 文字通り「水入り」だけで済んだことが、
 何よりもリーグの覇権争いに対する興味を増した。
 果たして、「水を得た魚」となるのは、
 鹿島か、それとも川崎か-。

鹿島-川崎戦、後半29分から再開=12日に大雨で中断の一戦-Jリーグ(時事通信) - goo ニュース

雪国で冬にサッカーを行う“常識”とは

2009年08月13日 00時10分28秒 | サッカー(その他)
 サッカーを行う環境は、
 夏よりも冬に方が良いに決まっている。
 もちろん、選手が動けることを一番の利点とした場合での話だ。
 だが、北国、それも豪雪地帯をホームタウンとするチームの場合、
 練習や試合を実施することを前提にすると、
 「秋冬制」は全くの論外、ということになる。
 雪深い中で、練習場所の確保や極寒時期には
 集客もままならないと考えるからだろう。
 零下にも届こうかという気温の中の観戦と、
 うだるような真夏の観戦を天秤にかけると
 後者の方が現実的だという話は理解できる。
 いかに芝生育成の技術が発達しているとはいっても、
 天から降ってくるモノに対しては防ぎようが無い。
 それならば、練習場や試合会場を「覆って」しまおうという案も
 巨額な建設費用がネックとなることは間違い無さそうだ。
 八方、いや限りなく全方位が塞がった形となった「秋冬制」に
 妥協案としての「春冬制」は適切なのか。

 「冬に試合ができない地域」で試合を可能にする-。
 この考えを前提に可能な部分を突き詰めていくことが
 選手にとって、観客にとってもベターな結論に繋がるだろう。
 雪国で冬にサッカーを行う“常識論”を導きだしてこそ、
 構想が加速するように思えてならない。

Jリーグに“夏休み”…「春冬制」構想が浮上(読売新聞) - goo ニュース

フライング1発失格、国際陸連がルール変更(読売新聞) - goo ニュース