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CURVAなひととき

CURVA(クルバ)。イタリア語でカーブ、そしてゴール裏の席。あらゆるスポーツでチケットが安いCURVAから熱気を伝える

2013年8月14日(水) ザック迷走の原点あり

2014年06月21日 23時31分23秒 | サッカー(日本代表)
日本代表のブラジルでの戦いについて、不満を持つ人も多いだろう。
1年前に書き留めたものに、「今日の日本代表」を予言するような内容があったので公開することにしたい。

強化試合で失点を重ね、バランス感覚を取り戻そうとするあまり、自身の持ち味を消してしまうー。
固定メンバーの限界を含め、迷走の「原点」はここにあったのではなかろうか。

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日本代表の守備の崩壊が止まらない。ウルグアイを相手に4失点。
もちろん、後ろの人間だけの責任ではないだろう。
特にサイドバックからのワイドな攻撃に活路を見出す戦術を採用するザックジャパン。
激しく上下動する両サイドが、守備時に疲弊しているとも考えられる。

攻撃に比重するあまり、守備が疎かになっているのかもしれない。
さらに、センターバックの不安定さも加わって、いらぬ失点を献上するシーンも見受けられる。
しかし、今日のウルグアイ戦に限っての敗戦理由は、「攻めきる」部分でのボールロストだろう。
ディフェンスの背後をつかれての失点は、攻撃へのベクトルを反転させられたことに他ならない。

サイドバックとボランチが完全なる「前向き」では、テクニカルな相手の餌食となるのは明白だ。
コンフェデレーションズカップから続く、積極性とリスク管理の両面が不安定な日本代表が繰り返す大量失点ー。
不安定なバランスは、指揮官の戦術が生む弊害なのか。

それとも、現行メンバーが見せた限界なのか。



↓キリンチャレンジカップ2013 ウルグアイ代表に敗れる(JFA)
http://samuraiblue.jp/newscenter/whatsnew/update_000336/


「あんた、夜中にサッカー見る?」

2011年01月31日 23時10分20秒 | サッカー(日本代表)

 サッカー日本代表の話題でもちきりである。会社近くにコンビニでレジ待ちをしていると、80歳を超えているであろうお婆さんから声をかけられた。

 「あんた、夜中にサッカー見る?」

 先週の土曜深夜に行われるアジアカップ決勝戦を指していることはすぐに想像できた。Jリーグへもシーズンチケットを買ってまでスタジアムに足を運んでいますから、とこちらの説明完了を待たずにお婆さんの会話は続いた。

 「それにしても、香川君はかわいそうやねぇ……」

 準決勝での激闘の代償が骨折ではねぇ。わずか2分足らずではあるが、お婆さんが試合内容を的確に分析する様子は、嬉しくもあり、驚きでもあり、である。ワールドカップでの熱狂の余韻とはいえ、これ程までも観る者を熱くさせるものが、ザッケローニ率いる若き代表に見てとれたということだろう。

 「また興奮しそうやわ!」

 頬を紅潮させながら語り、決勝戦を待ちきれない気持ちを吐露する。延長戦からの劇勝という結末は、お婆さんの予想をも上回った興奮をもたらしたに違いない。

長谷部「世界では勝てない」辛勝続きに課題(スポーツニッポン) - goo ニュース

「あんた、夜中にサッカー見る?」

2011年01月31日 23時10分20秒 | サッカー(日本代表)

 サッカー日本代表の話題でもちきりである。会社近くにコンビニでレジ待ちをしていると、80歳を超えているであろうお婆さんから声をかけられた。

 「あんた、夜中にサッカー見る?」

 先週の土曜深夜に行われるアジアカップ決勝戦を指していることはすぐに想像できた。Jリーグへもシーズンチケットを買ってまでスタジアムに足を運んでいますから、とこちらの説明完了を待たずにお婆さんの会話は続いた。

 「それにしても、香川君はかわいそうやねぇ……」

 準決勝での激闘の代償が骨折ではねぇ。わずか2分足らずではあるが、お婆さんが試合内容を的確に分析する様子は、嬉しくもあり、驚きでもあり、である。ワールドカップでの熱狂の余韻とはいえ、これ程までも観る者を熱くさせるものが、ザッケローニ率いる若き代表に見てとれたということだろう。

 「また興奮しそうやわ!」

 頬を紅潮させながら語り、決勝戦を待ちきれない気持ちを吐露する。延長戦からの劇勝という結末は、お婆さんの予想をも上回った興奮をもたらしたに違いない。

長谷部「世界では勝てない」辛勝続きに課題(スポーツニッポン) - goo ニュース

「危ういトラップ」が生み出すハイリターン

2011年01月28日 16時38分12秒 | サッカー(日本代表)

 香川真司の怪我は日本代表、そして所属チームであるドルトムントにとっても痛手であることは間違いない。J2を含め、長居で見守ってきた者としても残念な思いは同じである。治療に専念して、1日も早い回復を祈るばかりだ。ドイツで活躍できる要因に、多くの日本人選手のストロングポイントであるクイックな動きがあげられる。ディフェンスの間を素早いターンでかわすゴールシーンは、香川真司の特徴をあらわすものといえるだろう。
 しかし、優れたターン技術やプレースピードだけが、多くの得点機を生み出す理由とはならないのではないだろうか。多くの日本人ゴールハンターが、西欧の地で活躍することを夢見て海を渡った中、香川真司だけが持っている特徴。「危ういトラップ」にヒントが隠されているような気がしてならない。ディフェンスが身体を寄せたタイミングで見られ、ドリブルへと突入する一歩目、である。一見、コントロールミスとも思われかねないタッチは、成功するとワンプレーで視野が開ける利点をもたらす。ただ、大きいトラップであるゆえ、複数のディフェンスに囲まれているとボールを失う原因にも直結する。アジアカップの序盤、サイドでボールを奪われる場面が多かった理由も、相手に研究され「狙われて」いたことからだろう。ただ、極端にいえばギャンブルプレーとなる不利な部分は、周囲のサポートでリスクを回避することが可能だ。ディフェンスが香川真司に集中する状況を作らない-。チーム内の統一意識によって、個人のストロングポイントを最大限に生かす方策は残されている。セレッソとドルトムントで、積極的なプレーを選択できるのも、ボランチの守備やサイドバックの攻撃姿勢があってこそだ。それだけに、日本代表というチームでの熟成が、道半ばで終わってしまったことが残念でならない。代表戦でボールを奪われるという大きなリスクは、確かに奨励すべきものではないのかもしれない。しかし、得点への好機にも繋がるハイリターンとなるのであれば、ゲームマネジメントの一部として、取り入れるべきなのではないのだろうか。

 ところで、「危ういトラップ」を普段の試合で実行するのは香川真司だけではない。乾貴士も実践するひとりだ。残念ながら、セレッソを愛するサポーターの中でも賛否両々のプレーであることを付け加えておきたい。もちろん、得点というハイリターンがあれば、雑音を封印することも可能なわけなのだが……。

遠藤FK全開宣言 公式球の感覚つかむ(日刊スポーツ) - goo ニュース

香川真司が日本代表の真の中心となるために-。

2011年01月16日 00時21分59秒 | サッカー(日本代表)

 若いうちの苦労は買ってでも、と言われることは多い。

 苦労して増やした経験値が、後の成功や栄光へと繋がることからの内容だ。将来へ役に立つことは解っている。南アフリカでワールドカップの経験値を得ていない者が体験した「中東の笛」を端にした体験は、代え難いものに違いない。一時の地獄を体感したシリア戦で輝きを見せたのが、本田や長谷部、松井といった南ア組だったことからも、一度どん底を体験した者の貫禄のように思われた。だとすると、カタールの地で受け入れるべき苦い経験は多い方が良いということになる。相手の激しいプレスから、今ひとつキレを欠く香川真司にとっても当てはまる。香川真司のデキが勝敗を左右するほどの中心選手に君臨するドルトムントとは違い、サイドの守備へと奔走する裏方的な仕事も要求される代表。前者が、ゴールという現実的な結果を求められるものに対し、後者は勝利へと結びつくためのロジックのひとつ、としての立場の違いがそうさせるのかもしれない。
 王様から、仕事人へ-。ザッケローニの要求は、輝きを増すブンデスリーガの香川真司ではないことは確かだ。求める内容の違いが、若き10番の動きを制約している見えるのも、指揮官の理想の高さだと考えることも出来る。リオネル・メッシでさえもバルセロナでの輝きを放つことはできない代表での難しさ。21歳が越えるべきハードルは、その一部なのだろう。

カタール年間PR費35億円 英紙報道、W杯招致で(共同通信) - goo ニュース

ザッケローニが見せた表情の真意。

2011年01月11日 22時52分42秒 | サッカー(日本代表)

 アジアカップで初戦となるヨルダンに引き分けた日本代表。ザッケローニに監督にとっても初体験だったに違いない。中東勢を相手に先制点を奪われると、“こうなる”恐ろしさというものを。守備意識を極端にまで徹底した相手を崩す困難さは、想像以上だったかもしれない。いくらボールポゼッションで圧倒したところで、ゴールへ結びつくプレーとなると限られてくる。セットプレーや個々の能力を生かした突破があげられるだろう。ただ、もしかすると、この部分に指揮官の“過信”があったのではなかろうか。日本代表は、アジアで圧倒的なスキルを有している、と。組織的な戦術を自ら授けることなくとも勝ち上がることが出来る-。もちろん、対戦国となる相手をみくびったというわけではないだろう。しかし、“もっと、やれる”と感じていたに違いない。試合中に見せた表情は、得点が遠いことによる焦燥ではない。ザッケローニが描いた設計図の過ちによる落胆だとしたら……。残された時間は多くない。

ザックJ思わぬ落とし穴 コミュニケーション不足で指示伝わらず(夕刊フジ) - goo ニュース

“美味すぎる出来事”を期待するわけではないが……

2011年01月06日 22時57分41秒 | サッカー(日本代表)

 アジア杯が開幕する。年末年始の長期休暇があけたところで、再び“長休み”を得ることもないだろう。それでも可能性は無いわけではない。貯まったマイルの状況も悪くない。時間短縮が主眼だと、マイル使用で直行便という方法がベターだろう。勿論、直前でタダ乗りする人間に座席を用意するかという大きなハードルがある。格安航空券をあたってみるか……。ドーハへと向かうスケジュールを確認しながら、遙か遠い中東の地へと向かう妄想。

サッカー=アジア杯7日開幕、日本が優勝争いで一歩リード(トムソンロイター) - goo ニュース

日本代表とは切り離せない「場所」

2010年10月15日 00時38分45秒 | サッカー(日本代表)

 日本代表モードとはひとまずお別れだ。代表に選出されるためには、所属チームでの奮起は不可欠である。ブラジルへのサバイバルと言えば、気の早い話なのかもしれない。しかし、普段の行動による積み重ねが、南アフリカでの躍動を生んだのであれば、一瞬も疎かにできない状態だ。Jリーグこそ最大の仕事場である彼らにとって、息の抜けない戦いが始まろうとしている。もちろん、指揮官となるザッケローニにとっての未だ見ぬ「参入者」もあるだろう。新戦力を探るという違った見方が増えるのも嬉しい。サバイバルとは、まさに“コレ”だと感じる戦いを期待したいと思う。

香川スペイン来季にも バルサへまた前進(日刊スポーツ) - goo ニュース

日本代表、光る攻守のマネジメント

2010年10月12日 22時46分46秒 | サッカー(日本代表)
 
 試合内容に関する評価は別にして、とにかく頭が疲労する戦いであった。日本と韓国が中盤からの素早いプレッシャーで潰しあう。ひとたび香川真司がボールを保持すれば、相手がリオネル・メッシであるがごとく数的優位で奪いに行く。深く芝がえぐれたピッチコンディションも影響はあっただろうが、ドルトムントの星が輝けなかった理由がここにあった。フィジカルと、テクニックと-。互いに優れた特徴を発揮しあった試合は、限られた時間(フリーな状態)の中で攻撃のスペースをいかに見つけるか、の戦いでもあった。縦へのスペースを有効に使ったアルゼンチン戦に比べ、組み立てが窮屈になったことはマイナス点だっただろう。それでも時折、5バック気味に守備を固める韓国の戦術を褒めるべきなのかもしれない。互いにアグレッシブな攻撃は見せたものの、スコアレスドローになった要因をイビチャ・オシムならこう締めるに違いない。「リスクを冒さなかった」と-。それでも、韓国の前に攻撃のリスクを最小限にした上で守備をベースに組み立てるザッケローニ・ジャパンが崩壊しなかった部分を賞賛すべきだ。点を奪われなければ、敗れることはないのだから……。得点が欲しいのは、世界各国が抱える大きな悩みである。攻守のマネジメントで希望が見えた日本代表にとって、悩みは小さくないと思いたい。

サッカー日本、韓国と0―0 アジアのライバル譲らず (共同通信) - goo ニュース

日本代表がアルゼンチン代表に勝利できた理由を考えてみる

2010年10月09日 23時40分33秒 | サッカー(日本代表)

 本気のアルゼンチン代表とは-。少し考えてしまった。確かにフィジカルコンディションは芳しくなかった。極東の島国での試合とあって、移動距離も考慮する必要もあるだろう。それでも、敗戦の理由、いや日本が“勝利できた”理由にはならないだろう。むしろ、親善試合と真剣勝負の場であるワールドカップとの比較を考えた上で、日本側に試合へのテンションを高める理由があった点を指摘するべきだ。ザッケローニ監督を迎え、新たな気持ちでブラジルを目指す日本代表。そこには守備をベースにした南アフリカからの継続性が感じられた。何よりも、ベスト16で終戦した結果を上回ろうとする野心が、アルゼンチンを上まったことが勝因ではなかろうか。だとすると、南米有数の強国のデキなど問題外なはずである。

韓国戦控え練習試合で調整 日本代表、10日ソウルへ(共同通信) - goo ニュース