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CURVAなひととき

CURVA(クルバ)。イタリア語でカーブ、そしてゴール裏の席。あらゆるスポーツでチケットが安いCURVAから熱気を伝える

セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年8月21日)

2010年08月23日 22時36分41秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 正直、驚いている。セレッソが“鹿狩り”を得意としているとは言え、上位対決に勝利して2位だ。もちろん、清水の失速を含めた上での順位であることは間違いないが、健闘以上の成績であることは間違いない。だが、法外とも思える順位も、守備の安定という勝利への絶対条件が揃ってのことだから、夏の珍事で片づけるわけにもいくまい。前線の強烈なカウンターに加え、トップ下の3人が流動的に構成する攻撃は、守備のブロックの綻びを見逃さない。アドリアーノと乾貴士は、常にディフェンス裏へのスペースを狙うことで、マークを特定の選手に絞らせない。キッチリ守れば、チャンスが多い攻撃で得点奪い、勝つ-。セレッソにとって攻守の意思統一は完璧と言って良いのかもしれない。そして、見逃せない部分が……。猛暑での試合となっている中、常に相手を上回る運動量である。昨シーズンまで、試合終盤に足が止まって失点をくらう部分とは正反対だ。動き続けるセレッソに疲弊したディフェンス。大量得点は決して偶然が生み出した結果では、ない。過酷な気候を味方につける戦いは相手にとって脅威だ。今週末も“キンチョウの夏”はアツくなるに違いない。

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セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年8月18日)その2

2010年08月21日 00時40分53秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 中盤を厚くしセレッソの起点を封じる-。東京の作戦は、こうだ。マルチネスに激しいチェックを試みたのはそのためだ。ショートパスを駆使する3シャドーには、森重真人と梶山陽平が対応することで、ディフェンス時に数的優位な状況を作り出す。ただ、この作戦には難点があった。サイドの守備がどうしても手薄になることである。試合開始当初から、高橋大輔が高い位置で、しかもフリーな状態でボールこととなったのも、東京の作戦で生まれた隙だったのかもしれない。それほど、サイドは解放状態だった。中央を絞ることに素早く対応したセレッソが、一枚上手だったのだろう。ピッチをワイドに使われたことで、東京のディフェンスは“奪い所”を完全に見失った。サイドに引き出されたディフェンスのスペースに、家長昭博の侵入を許した時点で、失点は必然だった。

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セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年8月18日)その1

2010年08月19日 23時41分09秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 前日の深夜に関西空港に降り立った時から、身体機能は狂っていた。20時過ぎの新千歳空港の気温は20度。秋の気配さえ漂う北の大地を経験した者にとって、残暑は想像以上に身体へダメージを与えていた。食欲がピタリと止まった中、ミッドウィークの観戦である。キンチョウスタジアムのバックスタンドで、そしてスーツ着用で-。ユニホーム姿の観戦者が多い中、明らかに“浮いている”状態だ。どうせ違和感のある観戦スタイルならば……。というわけで、「東京側視点から観たセレッソ」という、極めて変則的な形で進めていきたいと思う。

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セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年8月8日)その4

2010年08月10日 23時31分09秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 結局、互いの攻撃ベクトルが、本当の意味でぶつかり合うことは無かった。相手の出方を警戒するあまり、消極的な攻撃となったことは残念に思う。ただ、双方納得の勝ち点1であったことは間違いない。川崎にとって、セレッソに敗れることとなれば、順位が逆転することになる。セレッソにとっても、「オープンな戦い」を選択することは賢明ではなかった。アドリアーノとキム・ジンヒョンという攻守の大黒柱を欠き、エースが標的とされては引き分けが妥当な結果と言えるだろう。家長昭博を封じられたことで、セレッソの攻撃を機能不全となってしまったことについては、改善する余地がありそうだ。ただ、それまで前線のスペースを探すことに終始し、効果的な働きが見せられなかった播戸竜二が、後半に「つぶれ役」に徹したことで3シャドーが生き返った内容は、この試合の多くない収穫のひとつであった。盛夏の戦いが続くリーグで、バックアップメンバーの充実こそが、乗り切る手立てとなる。播戸竜二の「変化」で攻撃を著しく改善できたことは、チーム力が向上していることに他ならない。

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セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年8月8日)その3

2010年08月10日 21時43分04秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 セレッソを襲った“違和感”は、新スタジアムでの初試合が理由だけではなかった。中盤を構成できず、ディフェンスからボールが配球されなかった問題は、自らの出来よりも川崎が練り上げたディフェンスプランにあったように思う。自陣にブロックラインを構築することで、セレッソのショートパスを封じる。さらに、家長昭博にボールが渡るタイミングをプレスのトリガーとした狙いは的中した。ハーフライン付近でつなぎ役となる場面でのみ厳しいプレスをかける。ボールを奪えば、黒津とジュニーニョがセレッソゴールを襲う。キープ力の高い家長昭博に、敢えてプレスを仕掛けることで、セレッソの波状攻撃を封じる作戦は成功したと言える。何より、「取られるハズがない男」からボールを奪うことで、精神的なダメージという効果もあった。前半、両サイドバックである高橋大輔と丸橋祐介が、守備から攻撃へと移行できなかったのも、「エース破り」を実行した川崎オフェンスを警戒したからに他ならない。本来であれば、マルチネスが代役として攻撃の舵をとるべき状況ではあったものの、故障明けでの運動量の少なさから、事態を打開することにはならなかった。そんな閉塞状態にしびれを切らすように、乾貴士がボールを「拾いに行く」。それでも、ここ数試合で見られたような相手の守備を混乱させる攻撃とはならなかった。ミドルレンジからのシュートに活路を見出すセレッソのとって、何ともフラストレーションが溜まる前半となってしまった。

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セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年8月8日)その2

2010年08月09日 23時07分22秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 インターネット上では、新スタジアムに対する感想が数多い。そこには、スタジアム内覧会では見えなかったマイナス要素も確かに無くは、ない。この日、同伴者が存在したため、シーズンシートに記載された座席での観戦とはならなかったことから、評価は別の機会にと考えている。ただ、臨場感をウリにするスタジアムの、それもバックスタンド最前列を用意されたことから、ピッチ全体を俯瞰することが叶わなかったため、多くの観戦者と試合の感想にズレが多くなっている可能性がありそうだ。あまりにもピッチに近いことで、逆に試合の本質を楽しめない矛盾があることも付け加えておく。
 さて本題、である。セレッソ、そして対戦相手となった川崎ともに攻撃に魅力を持つチームだ。そして、攻撃が魅力的ながら、「非攻撃的なチーム」であることでも共通する部分だろう。攻撃を生かす守備が生命線であり、相手の隙をつくカウンターが強力であったり、前戦に位置する外国人選手の突破力が武器も同様だ。さらに付け加えれば、前節までの得点が互いに27点と一致するのも、似た者同士であることを証明するものだろう。得点を奪いあう攻撃的な展開は十分に予想された。それでも、互いの攻撃ベクトルが正面に向きあえば、という条件付きで、である。

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セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年8月8日)その1

2010年08月09日 22時48分23秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 JR鶴ヶ丘駅を下車する。普段ならば、J開催の体温は感じない場所だ。それもこの日以前までなのかもしれない。駅からスタジアムが見える。そして、試合を心待ちにした観客の姿が、見える。サポーターならずとも心が熱くなるような環境が、ついに大阪にも誕生した。長居球技場からリノベーションされた「キンチョウスタジアム」での試合だ。ワールドカップを開催した名スタジアムを捨てて(正確には確保しながら……)、球技専用を選択する理由が、「顧客満足度」を高めることに他ならない。ピッチとの距離が近く、臨場感溢れるプレーを体感できることで、今までとは違ったサッカーの魅力を伝えることができる。クラブ最大狙いは、川崎戦で明らかとなる。 

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セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年8月8日)プロローグ

2010年08月03日 21時32分50秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 今週は週末までスケジュール満載な状況だ。そのため、日曜日の試合まで時間はたっぷりと残されているものの、書きためていたキンチョウスタジアムの注意点を、極めて軽い視点でアップすることと思う。 

 キンチョウスタジアム始動-。長居球技場がセレッソの新しい本拠地として生まれかわる。目線の延長にピッチだけ、だ。売りである臨場感は、長居陸上競技場の比ではない。芝生の香りが全ての観戦者の鼻腔に飛び込むほどの近さは、大きな魅力だ。ただ、難点がないわけではない。ここでスタジアム内覧会のコメントにも加えなかった部分を披露する。バックスタンド裏を走るJR阪和線である。メインスタンド側からの観戦者にとっては、高架を左右に走る電車は、“鉄ちゃん”ならずとも気になってしまう存在に違いない。ゴトゴトと音が聞こえたら注意である。もちろん、難点さえも気にすることなく、観戦に集中できる最高な試合展開を望んでいる。

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セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年7月31日)

2010年08月01日 00時40分54秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 とんでもない勘違いをしていたのかもしれない。Jリーグ開幕前の予想である。11位を死守-。もちろん、あらゆる思いを上積みした上での順位予想だった。攻撃は問題ない。しかし、J1でのシビアな勝負を考えてみると、不安定な守備では勝ちを拾えないのではないか。接戦をモノにするには守備の安定が不可欠である。そう考えた中で導き出した“中の下”とも言える順位予想だ。心の中では、降格圏を争う戦いは避けられない。そう思ってもいた。それが、である。首位との勝ち点差はあるものの、暫定4位に位置する現状は、予想の素人丸出しのシーズンシートホルダーを笑う痛快な快走だ。とんでもない勘違いをしていたの。それでも、降格の可能性が消去するまで、油断は禁物だ。たとえ、チームがACL出場権獲得へと目標も定めようとも-。

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セレッソ大阪観戦記録、“落ちない-。”(2010年7月27日)

2010年07月27日 21時55分22秒 | サッカー(セレッソ大阪2010)

 アグレッシブ選択による勝利-。山形戦を総括するとこうなる。攻め続けたことで相手を疲弊させた。懸案である急造サイドバックとなった丸橋祐介の習熟度を上げることも達成したことで、結果と経験を両方積み上げることに成功したことでも大きい勝利となった。それでも、勝利の代償というべきだろうか累積警告によって乾貴士とアドリアーノを欠くこととなった。ミッドウィークでの連戦で、期せずして攻撃陣のターンオーバー制を試す機会だ訪れた清水戦。指揮官が選択したのは、新たな攻撃パターンの試行ではなく、チームとしての組織の熟成であった。
 ひとつ前での起用が濃厚だった丸橋祐介を、従来通りサイドバックで起用し、ナビスコ杯で、失点に繋がる「大きな勉強」をした山口螢を中盤に組み込む。故障明けのマルチネスの先発も考えられなくもない状況で、指揮官は「再試」を選んだのである。起用の意図は指揮官のコメントを待ちたいが、山口螢がハーフタイムまでの起用だったことを考えると、少なくとも前半に喫した2失点を取り返す考えはあったように思う。故障明けとなる攻撃的なマルチネスの起用は、山口螢を“引っぱる”ことで遅らせたい。しかし、山口螢では得点は奪うことは難しい。ハーフタイムの決断を想像すると、こうなる。※山口螢の起用の是非はここでは触れないものとする。
 それだけに、2点を奪い返した結果は大きい。たとえ、敗戦という結果を受けたとしても、だ。予期せぬターンオーバーから、攻撃陣を次々と投入したことによる終盤の追いあげ。そして、使える組合せと使えない組合せの判断、である。首位を狙う相手へのチャレンジは十分、収穫があったように思う。

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