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CURVAなひととき

CURVA(クルバ)。イタリア語でカーブ、そしてゴール裏の席。あらゆるスポーツでチケットが安いCURVAから熱気を伝える

カンプ・ノウのボールボーイに見える『成熟度』

2006年04月28日 01時17分30秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 連日の録画中継を終える。
 前夜は「攻撃合戦」の予想が覆り、拍子抜けの感はあった。
 バルサが守備専従を選択するとは思えないが…
 些か不安な心境ではあったが、徒労に終わった。
 テレビでの観戦でも、両チームの高度な戦術理解や技術、
 何よりも「美しさ」を感じたのだから。
 バルサ、そしてミランの競演を
 サンシーロとカンプ・ノウで現地観戦できた人間にとっては
 この上ない贅沢な一時だったに違いない。
 羨ましいの一言である。

 それにしても、
 小学校高学年と思われるカンプ・ノウのボールボーイよ。
 サッカー、いや勝負所を知っているな、と感心させられた。
 引き分けの結果で十分な状況は承知なのだ。
 バルサにとって急いで攻める必要性は全くない。
 弱にミランにとっては逆である。
 明らかに緩慢な動きで、勝ち抜けの功労者に加えられよう。
 
 日本の小学生諸君よ。
 同じ状況に置かれた時に、この遅延行為を実行できるか。
 昨年の最終戦、ホーム長居でのラストプレーを思い出す。
 セレッソ大阪のボールボーイよ。
 リーグ初優勝が達成できなかった要因は
 自分達の迅速かつ渾身的にボールを拾い
 手渡した動きだったかもしれないのだよ、と。

 改めて、
 カンプ・ノウのボールボーイは成熟している。 

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予想外だったアンリ温存の戦術

2006年04月27日 01時24分09秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 アーセナルが決勝進出だ。
 結果には驚きは無いが、試合展開は予想外であった。
 1点のホームアドバンテージを守る。
 自ずと次戦のゲームプランは、守備的にはなろうが
 今週プレミアでのアンリ温存により、もしかすると
 『攻め合い』の展開も大いに考えられるという
 予想の「上方修正」を描いていた。
 
 ところが…
 この日のアンリは球の収まりが悪すぎた。
 風貌からも修行僧のような落ち着いた雰囲気とは一変し、
 熱く振る舞う姿は、昨シーズンまでのそれだった。
 策士ヴェンゲルのカモフラージュかと思いたくもなってきた。
 後半も攻撃に関しては相変わらずだった。
 レジェスとフレブの両サイドが散発的にドリブル突破を
 試みるも、直ぐにビジャレアルのDF陣に囲まれ
 マイボールを失う。
 特にレジェスの持ち過ぎとも思える行為は
 度々、素早いカウンターを喫する要因ともなっていた。
 苦しい状況に、アクセントとなるボールを「持てる人間」の
 貢献度は大きい。
 が、持て無くなった場合は
 チームに多大な損害を及ぼすのである。
 諸刃の剣だ。
 すかさず「策士」は一手を打つ。
 ゲームレイカーになりかねないレジェスを下げ、
 ピレスを投入する。
 同時にリュングベリを左サイドにセットする。
 ファーストボランチをセスクとピレスに増やしたことで
 直ぐに効果が出た。中盤でのボール奪取率が格段に上がる。
 この試合のキーポイントとなったのは
 間違いなくセスクとシウヴァの位置取りだ。
 セカンドボランチと4人のDF陣との距離も安定し
 ビジャレアルのダイレクトパスに崩される場面もあったが
 最後まで破綻することはなかった。
 ファーストボランチにピレスを加えたことで攻撃回数も増える。
 試合終盤、あわやの場面まで演出して見せた。
 失点を喫しない、というゲームプランはこうして遂行された。

 結果的には、
 1レグでのアンリの幻のゴールも
 勝敗には全く影響を与えなかったし、
 プレミアでのアンリ温存も全く効果はなかった。
 それでも、アーセナルは勝ち上がった。
 
 雰囲気を一変させた「策士ヴェンゲル」の一手に
 ツキを超えた何かを感じずにはいられない。
 決勝の地はパリか-。 

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今夜は最高?な予感

2006年04月26日 00時02分43秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 最近、CMでは時期柄W杯関連が多い。
 時差の関係で深夜に行われる試合が多いが、
 ついウトウトして肝心な場面を見逃す、と
 いうことにならないようご用心、といった
 眠気を解消する健康ドリンクのCMがその類である。
 日本時間の明朝にかけて行われるCLは、
 その6月の本番前の予行演習といったところか。
 
 そうした人々を尻目に
 今夜も最高な試合を予感しつつ床につく。
 深夜の試合は、ライブ感は度外視である。
 
 最高の試合を前にする心構えとは-。
 肝心な場面を見逃さない「清らかな」状況を作り出す
 十分な睡眠が必要不可欠なのである。
 声を大にして発するような「濃い」内容でもないが…
  

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『スタイリッシュな』彼らの必死

2006年04月24日 23時37分39秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 試合終盤、ホームのも関わらずバルセロナの猛攻に
 耐え続けた状況にも、マルディーにはクールに
 そして「チョイ悪」よろしく耳の上を覆う栗色毛を
 人差し指で掻き分けていた。
 ゴール前の絶好機をミートできずに
 力のないシュートをポスト左に外したアンブロジーニも
 己の犯した失態に悪びれることもなく
 中盤のポジションへと戻っていった。
 緊迫や非難の状況に置かれても、
 彼らはあくまで「スタイリッシュ」なのである。
 唯一、闘志が表情まで表れるガットゥーゾを除いて。

 そんな「格好いい」彼らが必死である。
 怪我だ、非常事態だ、と言っていられない状況が
 そうさせるのか。
 CLではホームで敗れ崖っぷちだが
 セリエAはユーベの背中がはっきりと見えてきた。
 怪我をしてまで…なんて泥臭いことを嫌う(ような)
 イメージからは程遠いのに、である。
 
 「こんなに格好悪いことをしたからには…」
 
 今季も無冠で終わりそうな状況を打破すべく
 藻掻く彼らも「格好いい」のだが。


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ハイベリーには何故行けない?

2006年04月23日 21時51分42秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 
 ロンドンにはよく行っている方だ。
 スタンフォード・ブリッジやホワイトハートレーン。
 チャールトンのバレーも小規模ながらいい雰囲気だ。
 ジョー・コールがウエストハムに所属していた頃の
 アップトンパークはスタンド拡張工事前だった。
 さらに稲本が所属する前、1部のころのフルハムを
 クレイブン・コテージで観戦したこともある。

 だが…
 ハイベリーは未踏の地、である。
 プレミアや1部や2部、加えてリザーブリーグも
 観戦エリアとする者にとって偶然の結果である。
 従って、スタジアムの雰囲気やマッチデイプログラムが
 売っている場所、食の内容が乏しくなるロンドンで
 体調維持に必要不可欠なチキンサンド店の在処などは
 全く脳内メモリに蓄積されていない。
 行っていないのだから、当然であるが…。

 ただ、テレビ観戦していると
 異様にカメラとピッチのアングルが平行に近く
 さらにサイドラインに近い位置にあるためか
 選手の表情が手に取るように把握できる点では
 ピカイチだったと記憶している。
 その長所が逆にピッチ全体を把握しづらい
 という欠点を生んでいるのだが。
 
 何故、ハイベリーには行けなかったのか?
 ダフ屋との『チケット勝負』を参戦前に何故諦めたのか?
 騎馬警官が怖かったのか?
 どれも訪れなかった理由に当てはならない。

 熱狂的なサポーターに敬意を表す、といった
 理由だけなのかもしれない。
 アンフィールドやオールドトラフォードに行っていない
 理由も同様である。
 日本からの「一見」を彼らは迎え入れるだろう。
 しかし、クラブの伝統と歴史を振り返ると
 飛行機で12時間かけて…といった
 安易な疲労感を見せつけ、試合を「見せて頂く」ことは
 失礼にあたるのでは、との持論からである。
 何故、イングランドだけ…といったツッコミに反論は無いのだが。
 サンシーロやサンチャゴベルナベウに
 その理論は該当しないのかと問われると苦しい。
 ともかくそうした理由から、ハイベリーには行ってないのだ。

 最後のヨーロッパか。
 ビジャレアルに勝利した一戦もテレビ観戦だ。
 これで良かったのか?
 何だか勿体なかったような気もあり、
 頑なに観戦を拒否し続けた理由も陳腐に思えてきた。


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『不完全燃焼』のその後は

2006年04月21日 00時48分10秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 何か奥歯に物が挟まったというか。
 自分が絶不調にも関わらず、結果勝利していたというか。
 会社の業績が良いのに財布が悲しいとか…。

 つまり、見ている方も何だか不完全燃焼なのである。
 連夜の「録画放送」を終えた率直な感想だ。
 特に後半繰り広げられた
 燃えかけのスチール・ウールが点火しないような
 アーセナルの怠慢な動きがモヤモヤに拍車をかける。
 
 まあいいか。
 蓄積されたマグマの爆発はお預けだ。
 そんな思いさえ何だか歯切れが悪い。
 2レグは25日。

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極上のサッカーは家庭不和を生む?

2006年04月19日 23時36分05秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 電光石火、とは得点のきっかけとなった
 ロナウジーニョのラストパスのことを指すのだ。
 この頃の恒例となっている
 「深夜観戦を避けた録画観戦」を終え
 改めて思い返す。
 対峙したガットゥーゾのディフェンスは悪くなかった。
 中盤で激しく身体を寄せ、
 ボール奪取にあと一歩と迫り
 体制を整え直した直後の出来事だった。
 一流選手の中でも際だつ右足の振りから
 放たれたパスはジュリの走り込みと見事に交差する。
 極上な演出によりお膳立てされた得点は
 こうして生まれた。
 
 それにしても…
 声を上げずにはいられない状況は
 久しぶりだった。
 最も妻との会話の途中での出来事だっただけに
 不穏な空気が流れたことはいうまでもない。
 
 

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『芸術』か『戦術』かの勝負

2006年04月18日 22時06分07秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 朝の大阪駅。
 芸術系の専門学校生だろうか。
 20歳前後の女性が最近のポップス界と対比し、
 円広志の夢想花が流行った理由が解らないと話していた。
 何なら、何故そんな曲が流行った時代だったのかと
 70年代後半を過ごした方々には、「青春の全否定」とも
 捉えれれなくもない過激なコメントさえ発していた。
 後ろのオッちゃんが、
 WATもタッキーも理解できないといった
 反論はしていなかったが、
 世代のギャップもさることながら、
 人の好みなんて千差万別なのである。
 円広志が絶頂だった頃は、
 乳飲み子に近かった私だが
 夢想花が放つ、寂寥感からの開放感は
 決して嫌いではない。
 大好きな曲と声高には言えないけれど…

 ACミランの組織的なサッカーが好きな人もいれば、
 ロナウジーニョやエトー、そしてメッシが
 縦横無尽に動く芸術性の高いサッカーが好きな人もいる。
 ルート・フリットやファン・バステンが所属した頃の
 ミランが一番だという人もいるだろう。
 
 間違っていないのは、
 それら全てが最高、だということである。
 育つ環境や視点が違えば、
 嗜好など多種多様なのは当然だ。

 『芸術』か『戦術』か。
 どちらがより強く魅力的なのか。
 そんな判定は馬鹿馬鹿しいのである。

 ただ、2006年4月に勝ったのは…
 今回のCL準決勝に勝利したチームを
 答えるといいのだ。

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残留争いは『他人事』にあらず

2006年04月16日 20時59分20秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 この国のリーグに『安全圏』というのは存在しない。
 上位陣にとってはCL出場権の4位以内を目指すことになるが、
 昨年のウディネーゼのような「トップ4」を常に脅かす存在こそが
 リーグ終盤戦まで熱量を失わせない。
 加えて、プロビンチアのティフォゾを最も興奮させるの
 己のチームがセリエAに残留できるかへの集中力と緊張感が
 カルチョへの思いをさらに熱くさせる。
 
 それにしても、
 昨季は最終戦に首の皮一枚でセリエAに残留した
 フィオの躍進ぶりは目を見張る。
 CL出場権獲得も見える位置だ。
 闇の先は光か-。

 一方、ウディネーゼは残留争いだ。
 一寸先は…
 先人が残した教訓は、
 ここでも繰り返される。 

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新本拠地でヨーロッパへの挑戦は可能か

2006年04月15日 18時41分21秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 新本拠地でCLを戦えない?
 アーセナルの苦難は続く。
 プレミア重視で出場権を勝ち取るか、
 CL優勝で出場権を得るか。
 難しい選択を迫られるヴェンゲルは
 より可能性の高い選択を行う筈である。

 即ち、今季のCLを捨てるという苦渋の選択。

 若手とヴェテランの融合がテーマだった今季の目標は
 一応の達成と見るべきだ。

 二兎を追う者は一兎をも得ず…
 CLベスト4で一定の評価を下す。
 そんな「鬼采配」を行うヴェンゲルも見てみたいが。

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