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CURVAなひととき

CURVA(クルバ)。イタリア語でカーブ、そしてゴール裏の席。あらゆるスポーツでチケットが安いCURVAから熱気を伝える

雨中の決戦での『場外戦』

2007年04月14日 00時30分04秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 スポーツ観戦にとって、試合内容の充実は
 勿論、重要なことなのだが、その重要度と同様に
 周りに座る“客層”が面白さを左右するのかもしれない。
 甲子園のライトスタンドに席を取れば、
 その理由がより明確となる。
 敵や味方問わずに“野次る”その光景は
 そのタイミングといい、的を得たコメントといい
 秀逸な一品である。流石は、お笑いのマチである。
 ところが、
 真横でワーキャーと奇声をあげられたりすると…
 その昂揚した気分は急速に落下するのだ。
 恐るべき“スタンド環境”である。

 先日、雨中での鳥栖戦。
 スタンドはピンクのカッパ一色となった。
 所々に開く傘が、
 中世ヨーロッパのモザイク模様を思わす。
 変わったものだ-。
 近年、Jリーグや代表戦では
 悪天候の中でも、傘を必要としない観戦が定着している。
 この何気ない“定着ぶり”が観戦視野を広げ
 “好スタンド環境”を生み出しているのだ。

 そういえば、3月末に行われたスペイン代表戦。
 マジョルカ島での一戦は、
 長居と同じような“悪天候”という状況。
 しかし、スタンドの光景は正反対であった。
 開いているのは傘ばかりである。
 格下のアイスランド代表を相手に
 なかなか先制点を決められ苛立ちを助長させたのは、
 傘の花という“悪スタンド環境”だった、とも
 言い切れなくもないのではないか。 
 

ロナルド、マンUと5年契約(読売新聞) - goo ニュース

セレッソ大阪、「こんな筈」ではない1年を追う(2007年3月31日)その1

2007年03月31日 11時50分07秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 コンサドーレは、勝てば暫定首位に立つ。
 セレッソは、勝てば下位グループを脱出できる。
 両チームの思惑とは正反対に、
 それぞれの不吉な“記録”と“記憶”が蘇る。
 ホームとなるコンサドーレは、室蘭開催となるJの舞台で
 何と4連敗中である。
 室蘭港脇に位置する入江公園陸上競技場。
 フェリーターミナルからまともに吹き付ける強風は
 ボールが「押し流される」どころの話ではない。
 風上側に蹴りこもうとするボールが
 前に「進まない」といった表現が一番適切なのかもしれない。
 加えて、この季節である。強風と共に吹きつく冷気が
 みぞれ交じりになることもざらである。
 ただ、気象条件の有利、不利の問題ではなく、
 ただ相性の悪さだけがクローズアップしているようだが。
  
 対する、セレッソ。
 ホーム開幕戦となった3月11日のベガルタ戦。
 初春の気分も吹き飛ぶ程の強風であった。
 暖冬といわれた年に、この「低気温」かと疑る程だ。
 風上に陣取り、先制攻撃を目論んだ矢先、
 痛恨の失点を喫した記憶が蘇る。
 
 “室蘭”に弱い、コンサドーレ…
 “強風”に弱い、セレッソ…

 互いのストロング・ポイントを消し合う戦術が全盛の中、
 “弱さ”を見せなかった方が
 勝利への近道となるのかもしれない。

 余談だが、
 何故、これ程、室蘭の気候や入江公園陸上競技場の
 地理的状況を把握しているかというと、
 僕自身が、室蘭出身であるからなのだ。
 勿論、強風に悩まされた事も数多い。
 当時、試合中に「ハーフラインを超えた!」と絶叫する
 高校生キーパーもいたくらいだから、
 ピッチコンディションも容易に想像できる筈だ。
 

浦和MF長谷部が大分戦で今季初先発(日刊スポーツ) - goo ニュース

結果論で語る。ああ、バイエルンよ…

2007年03月23日 23時59分40秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 一般的な録画装置が、
 ビデオからハードディスクへと変遷しているこのご時世、
 未だ、ビデオをこよなく愛する者にとって
 録画溜めした内容の把握は困難を極める。
 特に、テープにラベルや付箋といった「目標物」を
 全く無視した人間にとっては尚更だ。
 ただ、時間を見つけては、
 山積みされた宝を整理した際に発見する
 驚きの映像に興奮も倍増である。
 逆に長時間、映像を確認した後で
 それが「普通」の内容だった際の落胆は大きいのだ。
 そして金曜日。
 週末の欧州選手権を前に、
 この1ヶ月の未だ見ぬ宝を整理するのだ。
 しかし-。今日は後者だった。
 CLのレアル戦を直前に控えたバイエルン(当時)が
 ヘルタ攻撃陣に易々と点を決められる姿。
 ああ。ライヴで見ていたなら、
 勝ち抜けるのはレアルだ、と言い切ってしまうような内容である。
 それでも、結果は全く逆になるのだから…。
 選手の調子って解らないものだ。
 そういえば、先月までは絶好調だったシャルケもそうだ。
 
 ああ。
 これこそ、ライヴでは味わえない結果論を軸とした結論。
 
 この失点こそが、
 バイエルン・ディフェンスの
 集中力を高めたのだ、と。

 そう考えると、凡戦を見た後味は
 決して「悪くない」かもしれない。

クラブW杯に「開催国枠」J1王者参加の見通し(読売新聞) - goo ニュース

マドリーで輝くベッカムが観たい

2007年02月17日 20時14分30秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 マドリーで不遇の扱いを受けていたベッカム。
 ロスへの移籍問題が全ての始まりでもあった。
 カペッロ監督の「無期限起用停止」発言を受け、
 もう2度とスペインのピッチを踏めないものと思われた。
 加えて、若手選手の底上げによる「銀河系敵方針転換」が
 監督発言の正当性を示した、筈であった。
 
 しかし、歯車を狂わせ、勝利という結果を得られない状況に
 前言撤回を余儀なくされたカペッロ監督。
 前節、己の実力を見事に証明したことによって
 ベッカム自身、威信を少しは取り戻せたであろう。
 舞台は整った-。
 予想スタメンでも名を連ねている状況で
 サンチャゴ・ベルナベウでも
 輝くことができるのか。
 

サッカー=レアルのカペッロ監督、ベッカムの代表復帰を希望(ロイター) - goo ニュース

「暴徒対策」によって甘美な魅力は?

2007年02月17日 12時03分37秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 イタリアでは、「甘さ」がまた魅力の一つでもあった。
 数年前のレッジョ・ディ・カラブリアの出来事。
 ジロ・デ・イタリアのプロローグランを翌日に控え、
 市内中心部では、参加チームや選手達が練習と顔見せを兼ねた
 デモ走行を続けていた。
 時折、マシン(自転車と呼ぶには余りにも高価)のセッティングで
 チームサポートカーを止まらせ、数人のサービスマンに
 車輪や変速機の調整を頼む。
 その間、選手は路上で手持ちぶさたになるのだ。
 果敢というか、度胸満点というか
 紛いなりにも語学学校に通っていたという現実が後押ししたのか
 こんな要求をぶつける。 

 「自転車、見せて貰っていいですか…」

 ジロを走るスター選手のサインを頼むのではない。
 計量、そして超高速のモンスターマシンを前に
 ただ黙って見つめていることができなかったのだ。
 なんだこの東洋人は、といった怪訝な表情を
 一瞬、見せるものの、大概は許してくれるのだ。
 中には、「乗ってみるか?」といった大胆な回答もあったりしたが、
 普通免許保持者が、いきなりF1マシンとなる代物を操ることへの
 恐怖感が「好奇心」を思いとどまらせた。
 
 普段は黒服に身を包んだシークレットサービス(!)が
 物々しい警備を行うチームにあって、
 正反対とも言える開放的なファンサービスも
 大きな魅力であった。
 そこには、「締める」部分と「緩める」部分の
 バランスがもたらした、
 こちらにとっては何とも心地よいものである。

 その緩んだ「甘さ」を最大限に体験できることが、
 イタリアという国の大きな魅力の一つだったのだが。
 
 暴徒対策によって、スタディオ入場は
 今まで以上に厳格となることは間違いなさそうだ。
 ただ、このような問題が
 魅力的な果実をつみ取られるような気がして
 ならないのだが。

サッカー=伊政府、パルマ本拠地に観戦試合を許可(ロイター) - goo ニュース

サッカー。仲良くケンカしな!

2007年02月16日 22時21分48秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 試合中、チームのオーナー同士が並んで座ることは
 リーガ・エスパニョーラにとっての「慣例」となっている。
 ただ、この2チームの戦いを除いては。
 ベティスとセビージャ。スペイン屈指の熱き試合を演じる
 アンダルシア・ダービーだ。
 オーナが顔を合わせない例外を含め、
 ライバル意識は相当なものだ。
 これは、荒れる-。そんな予感は杞憂に終わった。
 両チームのハイテンションさが生む、反則すれすれの際どいプレーは
 前半15分までであった。
 勝者が地域の覇権を握るであろうダービー。
 しかし、そこにはかの国のような破壊的な行為は存在しない。
 試合が荒れ、そして観客も荒れる。
 そのような光景が、全く見られないのである。
 観客の中には、女性や子供の姿も目立つ。
 確かに、サポーターの思い入れは相当なものだ。
 アウェーのセビージャに対し、容赦ない罵声や
 ペットボトルも投げつけたりもする。
 しかし、「熱く」はあるが、そこには決して一線を超えない
 大人の雰囲気があった。
 現に、投げつけられたペットボトルは
 選手を直撃するような異常事態は起こらない。
 そこには、紳士的にサッカーを観戦する、といった部分での
 最低限のしきたりは保たれているのだ。
 
 試合後、激戦を終えた両チームの選手が
 ユニホームを交換する。
 サッカーとは、
 サポーターを含め、「こうあるべき」である。
 

大学生と2試合を実施 サッカーの日本代表候補(共同通信) - goo ニュース

ブンデスリーガ。『頂上対決』の疲労度2

2007年02月13日 20時37分04秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 2回に分けての「頂上決戦」観戦。
 後半は、特にブレーメンの体力低下から
 司令塔ジエゴへのサポートが疎かになる。
 加えて、シャルケのディフェンスによる早い寄せが
 エースのクローゼへのパス配給を停止させた。
 試合から「消えた」両雄。この時点で、ブレーメンの
 勝利への確率が下がったと言えるのかもしれない。
 シャルケにとっても、この試合に勝利したことで
 リーガ単独首位に立つ優位さは計り知れない。
 明けて今節。
 上位対決が連戦となったブレーメンが
 シュツットガルトに大敗し、
 シャルケが、難敵ヘルタ・ベルリンに快勝したことからも
 この一戦が持った意味を表している。
 それにしても…。
 ブンデスリーガの持つ「個人的なイメージ」を
 覆させるような試合展開であった。
 シャルケの強かな試合運びに加え、
 両チームのタクティカルな戦術。
 スペインを「主観戦」している者にとっても
 十分、唸る部分が存在したことは
 観戦後の疲労度という満足感が示しているような
 気がする。 

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ブンデスリーガ。『頂上対決』の疲労度1

2007年02月08日 21時28分10秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 ブンデスリーガ首位決戦。
 テレビである。しかも、ビデオでの録画観戦である。
 しかも、食事後でかなりリラックスした状況である。
 それでも、前半戦を終えた段階でグッタリだ。
 ブレーメン-シャルケ。勝ち点で並んだ両チームの対戦は
 シーズン終盤を思わせるような緊迫度だ。
 ディフェンスのタックルは深くて鋭い。
 ブレーメンのジエゴ。そして、シャルケのリンコン。
 両ファンタジスタは、重苦しい試合の雰囲気に
 魅力的なアクセントを加える。
 結果は、スポーツ紙やWebによって確認済みだ。
 それでも、ワンプレーごとに見ている側に対して
 痺れる状況を作り出す。
 これは、かなりの体力が必要だ。
 その思いで、後半は週末へと持ち越すことに
 決めたのであった。

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クリスティアーノ・ロナウドの行為は「非人間的」か?

2007年02月06日 21時52分48秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 ルールあるものにとって、
 実に微妙な「ルール破り」を正とするか、という議論は
 決して無くならないだろう。
 だが、人間の行動として反するような行為は
 褒められた行為ではない。
 そして、クリスティアーノ・ロナウドによっての
 「ファウルを貰う」プレーの賛否と共に。
 自身の高速ドリブルが、相手チームの驚異となっていることが
 反則を誘発することは当然の理由である。
 よりゴールに近い場所では、よりゴールの危険度も増す。
 故に、ディフェンス陣は反則の中でも
 とりわけ失点という大きな代償が目前となる
 PKを献上してまでも得点の可能性を消そうと躍起になる。
 勿論、PKのキッカーも務めるポルトガルの天才が、
 「貰った」ゴールチャンスを逸する確率の方が
 余程低いことは明らかだ。
 そして、当のクリスティアーノ・ロナウドも
 よりゴール確率が高い選択肢を瞬時に判断する。
 
 ドリブルを止められないが為に失点するか-。
 それとも、PKによって失点するか-。
 ゴールに遠いのはどちらなのか、という
 ディフェンス陣の「究極の選択」。
 そして、クリスティアーノ・ロナウドの
 「成功論」の合作が、
 人々からは「ファウルを貰う」行為に
 見えるだけのことである。
 
 こう語ることも、できるかもしれない。

 「ファウルを与えるのは君達だ。」

 クリスティアーノ・ロナウドは
 ひとり、目線を変えた意見を発する。 


サッカー=ドゥンガ監督、C・ロナウドのプレーを擁護(ロイター) - goo ニュース

シチリアの悲劇は繰り返される?

2007年02月04日 22時54分12秒 | サッカー(ヨーロッパ)
 イタリア国内では、「危ない」試合が存在する。
 同じ町や地域を本拠地とするダービーマッチは勿論のこと
 長年の戦いによって積上がった因縁が、
 試合以上の「場外乱闘」によって危険にさらされる。
 フィオレンティーナ-ユーベ。
 週末の出来事を興奮気味に説明した私に対し、
 語学学校の先生は、「行ってはいけない」試合を
 語ってくれたのである。
 カターニア-パレルモ。
 シチリア・ダービーのこの試合も含めて。
 話をフィオ-ユーベ戦当日に戻す。
 試合当日、フィレンツェ中央駅前で
 物々しい装備の警官が多数目を光らせているにも関わらず、
 真顔で、はるばるトリノからユーロスターでやってくる
 ユベンティーノを襲撃する、といった物騒な予告をする
 若者が多かった。
 
 「イタリア国内では、こうした行動が
  右翼的な思想から発するから厄介なんだ。」
 
 政治的な話とも繋がっているようで、
 先生の表情も曇りがちだったことが印象的だ。
 そんな不安定なイタリア国内で起こった悲劇。
 我々の想像以上に、
 問題の根は深そうである。


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