中国が開発したB型肝炎治療の新薬が世界で販売
傑華生物集団オリジナルのバイオ新薬「楽復能」の世界販売が、北京市で発表された。
同薬はB型肝炎を治療する革新的なバイオ医薬品で、NCE(New Chemical Entity)類に属する。
同社の劉竜斌CEO兼総裁によると、18年間にわたる実験室内での研究開発と試験、臨床前・
臨床研究、国家市場監督管理総局の審査と認可を経て、同薬の販売がついに認められた。
また米国やEU、中国、日本などの数十ヶ国で発明特許を取得し、世界的にも知的財産の保護を受ける。
発表会において、中国肝炎防止・治療基金会の楊希忠常務副理事長兼秘書長は、
「中国政府はこの20年間にわたりB型肝炎ワクチンよる計画的な予防を強化・拡大し続けており、
B型肝炎患者の数が急減した。しかし患者総数は制御されものの、依然としてその患者数は非常に多い。
楽復能の販売はB型肝炎患者に新たな治療の選択肢をもたらした。これは中国のタンパク質バイオ新薬の
革新に、新たな進展があったことを示してもいる」と表明した。
北京大学第一病院感染疾患科・肝臓病センターの王貴強主任は、「楽復能の販売は、臨床医師の免疫治療に
理想的な『武器』をもたらしたといえる。私は臨床実践により、多くの患者が利益を手にすることに非常に
期待している。B型肝炎の治療は孤独な戦いではなく、集団による共同作戦により打ち勝つ必要がある。
業界の専門家はB型肝炎の臨床治療を模索し、ヌクレオチトと免疫調節薬の調合や交代治療などさまざまな
組み合わせを通じ、多くの患者の臨床治療を実現し、表面抗原の消失という最終目標を達成するべきだ」
と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月28日
多くの患者の臨床治療を実現し、
表面抗原の消失という。
今までで初めての治療方法が選択肢に
なりそうです。