B型肝炎の新薬「ベムリディ」 少量で副作用少なく
世界で2億人以上が慢性的に感染しているB型肝炎。
治療しても原因となるウイルスを体内から完全に消すことができないため、
患者はずっと薬を飲み続けることになる。副作用が少ない薬が求められるなか、
2017年に国内で登場した新薬が「ベムリディ」だ。飲む量が少なくて済み、
骨や腎臓への副作用リスクを減らせるとして治療での利用が広がっている。
東京都に住む50歳代の男性はB型肝炎にかかり投薬治療を受けたが、
副作用で腎臓の働きが悪くなった。17年に武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市)
を受診し、同年に発売されたベムリディに変えたところ腎機能が改善した。
現在は投薬を続けながら働いている。
ベムリディ1錠に含まれる有効成分量は25ミリグラム。先行薬の1割以下にすぎない。
新薬は肝臓へ効率よく入るように構造を工夫した。「血液中で分解されにくいため
成分の量を減らせた。副作用を抑えられる」(ギリアド社の星野洋・メディカルア
フェアーズディレクター)
同社は国際的な臨床試験(治験)を実施し、2年弱にわたり薬の副作用などを調べた。
腎機能の目印になる「推算糸球体ろ過量(eGFR)」の低下を従来の4分の1に、
腰骨の密度低下も3分の1以下に抑えられた。
〇B型肝炎の根本治療薬については、研究・開発中と言われているが、今のところ根治薬はできていない。
B型肝炎は、ウイルス感染によって肝臓が炎症を起こす病気。国内の持続感染者は推計で100万人以上、
このうち発症者は約7万人とされています。現在使われている薬では、ウイルスの増殖を抑えることができても、
ウイスそのものを除去することは難しいのが現状です。そんな中、B型肝炎で根本治療薬の候補が見つかったと、
東京大の研究チームが発表しました。この研究成果は米医学誌に掲載されました。
2018年12月4日 (火)配信読売新聞
エイズウイルスの力を借りてB型肝炎治療薬の作用機構と薬剤耐性の仕組みを解明-
エイズウイルスの逆転写酵素をB型肝炎ウイルスの逆転写酵素に似せて改変-
<日本医療研究開発機構>
- 改変したエイズウイルスの逆転写酵素にB型肝炎治療薬エンテカビルを結合させ、その立体構造を解析
- エンテカビルが逆転写酵素に結合する仕組みと薬剤耐性が生まれる仕組みを解明
- 薬剤耐性B型肝炎ウイルスに作用する新薬開発に期待
今後の予定
今後は、さらにHBV逆転写酵素に近づけた改変HIV逆転写酵素などを作製し、その薬剤感受性の解析や
他の核酸アナログ製剤の結合機構の解析を通して、新たなHBV治療薬開発に資する立体構造解析を継続して行っていく。
中国が開発したB型肝炎治療の新薬が世界で販売
傑華生物集団オリジナルのバイオ新薬「楽復能」の世界販売が、北京市で発表された。
同薬はB型肝炎を治療する革新的なバイオ医薬品で、NCE(New Chemical Entity)類に属する。
同社の劉竜斌CEO兼総裁によると、18年間にわたる実験室内での研究開発と試験、臨床前・
臨床研究、国家市場監督管理総局の審査と認可を経て、同薬の販売がついに認められた。
また米国やEU、中国、日本などの数十ヶ国で発明特許を取得し、世界的にも知的財産の保護を受ける。
発表会において、中国肝炎防止・治療基金会の楊希忠常務副理事長兼秘書長は、
「中国政府はこの20年間にわたりB型肝炎ワクチンよる計画的な予防を強化・拡大し続けており、
B型肝炎患者の数が急減した。しかし患者総数は制御されものの、依然としてその患者数は非常に多い。
楽復能の販売はB型肝炎患者に新たな治療の選択肢をもたらした。これは中国のタンパク質バイオ新薬の
革新に、新たな進展があったことを示してもいる」と表明した。
北京大学第一病院感染疾患科・肝臓病センターの王貴強主任は、「楽復能の販売は、臨床医師の免疫治療に
理想的な『武器』をもたらしたといえる。私は臨床実践により、多くの患者が利益を手にすることに非常に
期待している。B型肝炎の治療は孤独な戦いではなく、集団による共同作戦により打ち勝つ必要がある。
業界の専門家はB型肝炎の臨床治療を模索し、ヌクレオチトと免疫調節薬の調合や交代治療などさまざまな
組み合わせを通じ、多くの患者の臨床治療を実現し、表面抗原の消失という最終目標を達成するべきだ」
と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月28日
本年もよろしくお願いいたします。
なかなか新しい情報がないですが、今年こそ新薬での根治薬がでることをこころより、
期待しております。
アンジェスMG、事業提携中の米Vical社と
慢性B型肝炎遺伝子治療の共同開発で合意
HBV感染症の治療薬「ベムリディ(R)錠25mg」一般名:テノホビル アラフェナミドフマル酸塩)の製造販売承認について
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今年は、新しい情報がでればと願っています。
健康第一です。病気の原因がわかってるので、対処可能なので、
ポジティブに、今より悪くはならない・・・でしょう
癌の最新治療もでてますし、ウィルス絶滅の新薬もまじかでしょう。
今を大事にします。
情報があれば更新します。よろしくお願いします。
GS-7340 逆転写酵素阻害剤 慢性B型肝炎 申請中
ギリアド・サイエンシズ社
B型慢性肝疾患治療薬
テノホビル アラフェナミド フマル酸塩錠(TAF)
TAFは、TDFは、日本ではB型慢性肝疾患治療薬
「テノゼット® 錠300 mg」と比べると、腎への
影響がすくなそうです
上記、GS7340とTAFも、使用方法的には、現状より少し
良くなるかもしれません
いろいろ開発されます。耐性ができても次々に新薬が
でるので、維持するには問題はなさそうです
※やはり核をつく、薬ですね!
「テトラロジック医薬品」が
開発した抗がん剤「ビリナパント」を組み入れた治療方法の
結果が気になります
B型肝炎の治療新薬に集中するはずです
後、5年くらいでしょう
現状維持で頑張りましょう
医者も同様にこたえられると思います
今からIFNしようとはおもいません
病状にもよりますが
期待しましょう
オーストラリアの科学者達が、前臨床試験(動物での治験)においてはB型肝炎ウイルス感染の除去に 100%の確率で成功した。
新しい有望なB型肝炎ウイルスの治療方法を発見しました。 オーストラリアの患者の方々は現在、メルボルン市と「パース市&アデレード市」で半々ずつ同調して 行われている。 抗ウイルス薬と抗がん剤を組み合わせたこの有望な治療方法に、世界で初めて踏み入れています。
メルボルンにあるウォルター&イライザ・ホール医学研究所の科学者達は、米国のバイオテクノロジー会社 「テトラロジック医薬品」が
開発した抗がん剤「ビリナパント」を組み入れた治療方法を開発しました。
B型肝炎は現在は完治不可能の慢性ウイルス疾患です。
マーク・ペッレグリーニ博士、グレッグ・エーベルト博士と学会の同僚らによる新しい治療方法は、 「感染細胞内でB型肝炎ウイルスが
どのような行動をしているのか?」 についての研究を基にしたものです。
ペッレグリーニ博士は、この治療方法が前臨床試験(動物での治験)で成功したのを受けて、
2014年12月に人間での治験を開始したとのことです。 前臨床試験(動物での治験)では、数百回ものテストを行ったところ、
100%の確率でB型肝炎ウイルス 感染の除去に成功したと、 ペッレグリーニ博士は述べていました。
肝臓の細胞は通常、感染が起こると拡大しないように自らを破壊する(アポトーシスと言われる)信号を出すが、
B型肝炎ウイルスはこの細胞内の信号 伝達経路に入り込んで、自滅信号を妨害していた。
自滅を阻止するウイルスの働きを逆転する役割として、抗がん剤の利用が浮上した。
研究グループは、米国のバイオテクノロジー会社が開発した「ビリナパント」と呼ばれている抗がん剤を
ウイルス克服の手段として試した。
100%、ウイルス消滅
その結果、ビリナパントなどの抗がん剤が、正常な細胞を傷つけずに
B型肝炎ウイルスに感染した細胞を破壊。
さらに現行の抗ウイルス薬エンテカビルを併用すると、抗ウイルス薬を単独で使うよりも2倍の速さで
ウイルスを消滅させると発見した。 何百回もテストした結果、成功率は100%だった。
ビリナパントなどのがん治療薬はウイルス自体ではなく細胞を標的にするので、ウイルスに薬が効かなくなるという
状況にならないと見られる。ウイルスは細胞に感染しないと生きていけない。細胞を利用できなくなれば死滅する。
たとえ薬が効かない状況があっても、細胞が消えるほどの大きな環境変化には適応できない可能性が高い。
ウイルスの薬剤耐性の発生を予防できると研究グループは考えている。
同じ戦略をほかのウイルス、結核でもこの治療法は現在メルボルン、パース、アデレードで2014年12月から、
初めて人を対象とする臨床試験を進めているところ。
研究グループは今後、HIVや単純ヘルペス、デング熱などのウイルス性疾患や結核のような細菌感染症にも
同じ戦略の治療法が利用できないか調べていく計画。
感染細胞を破壊するという、ほかにない治療が実現するかもしれない。
やはり、この病気は、将来はなくなる病気でしょう! 早期の治療を期待しています
テノゼットへの移行について
中国の爆破の影響で、薬が、現在使用してる方が優先でしたが、来年1月より再開されそうです
単独より併用のほうが、数値がよくなる可能性が大きいです
バラクルード + テノゼット の併用も考慮できます
ウイルスを消失させる成功率は100%。
さらに、HIVやヘルペス、デング熱ウイルスなどでも威力発揮の可能性が指摘されている。
オーストラリアのメルボルン大学ウォルター&イライザ・ホール医学研究所を含む研究グループが、
米国科学アカデミー紀要のオンライン版で2015年4月20日に報告した。
抗がん剤が感染細胞を撃破、B型肝炎ウイルスは100%消失、HIVやデング熱にも威力か
既に実用化に向けて動く!
副作用があまりないとされていますが、あるでしょうね!
なかなか期待できそうな治療法です
この他、以前紹介した治療法も開発中だとおもいます。