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バルちぁんの徘徊 (М78星雲)

バルちぁんの「自己満足・自己陶酔・妄想徘徊」

無常偈

2013年09月07日 08時35分13秒 | くだらんこと

「いろはの歌」の続きです。

「いろはの歌」の初見・承暦3年「無常偈」に由来する。

その偈が登場する物語がある。

昔、ヒマラヤの山奥に少年がいた。

いつも「ブッダ」になりたいと修行をしていた。

そんな少年を天から見ていた神様がいた「帝釈天」です。

帝釈天は少年の本心を試そうと、恐ろしい羅刹という鬼に姿を変え、半分の偈だけ歌った。

何も知らない少年は、美しい歌声と仏教の奥義を歌う言葉に魅了され近づくと、それは、恐ろしい羅刹でした。

でも、残りの半分の言葉を知りたい少年は、この恐ろしい羅刹に勇気をもって話しかけた、羅刹は、「教えてやってもいいが、最近、人を喰らっていない、お前を喰らってもいいのなら教える」という。

死ぬのは怖いが、どうしても後半の言葉が聴きたかった。

少年は約束した「教えてくれたら、私の身体を差し出そう」

羅刹の歌に、悟りの境地を垣間見た少年は、あちこちの石や樹、道や岩壁に「偈」をきざんだ。

約束どうり少年は、樹に登り羅刹に身を投げた・・・・

気が付けば帝釈天の腕に抱えられ、たくさんの神々の中でした。

そして、少年に伝えた。

「善きかな、きっと、この世のすべての人々が救われる、ただ願うことは、未来において私達、神々は罪科の懺悔も、どうか一緒に受け入れて御救いくださいと」

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