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バルちぁんの徘徊 (М78星雲)

バルちぁんの「自己満足・自己陶酔・妄想徘徊」

二人同夢の話

2011年09月04日 15時24分38秒 | 趣味
もともと「夢」は不思議なものです。

中国の古い「異夢記」「三夢記」などという書物にも「夢」の奇妙な話はでてくる。
「今昔物語」から、好きな奇妙な話を一つ。
常澄の安永という者が、美濃の国の不破の関で一泊した時の話です、京に若い妻を残しているので、心配で眠れない。
恋しい気分で気持ちが高まっていたのか「夢」を見た。

京から松明をともし、女を連れた若者がくると、女は妻に似ている・・・妻である。
自分の隣の部屋をとり、食事をして色事に入った。
我慢できず、隣の部屋に入り込むと、真っ暗で誰もいない。

夜明けと同時に大急ぎで京に帰ると妻が笑いながら話した。
「あたし昨夜、変な夢を見たわ、知らない男が私を連れて、夜に空き家に入り食事をして色事したの・・すると、いきなりそこに、あなたが入り込んできたわ、びっくりしました」と。
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